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9.ウルトラマラソンの部屋 : 2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】

投稿者 トピック
りっき
運営スタッフ
  • 登録日: 2007-3-7
  • 居住地: 横浜市
  • 投稿: 2747
2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】
2010/04/30(金)〜05/02(日)20102010さくら道270kmウルトラ遠足(愛知県名古屋市、石川県金沢市他)の
完走記・参加記・応援記などはこちらのトピックにお願いします。
(今ごろの受付台設置でごめんなさい。書いてね。) 
あっきー
  • 登録日: 2007-3-29
  • 居住地: 三重県
  • 投稿: 280
(長文です)Re: 2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】
りっきさん
受付台ありがとうございます。

4月30日から5月1日に名古屋から金沢までの「さくら道」を完踏しました。 「さくら道」は前から走りたい大会でした。 昨年、海宝さんの遠足が復活することを聞き、迷わずエントリーしました。
「さくら道」は旧国鉄バスの車掌さんである佐藤良二さんが太平洋と日本海を結ぶ名金線に桜のトンネルをつくろうとして道です。 しかし志半ばにして47歳の若さで亡くなられました。 このことを知ったのは「さくら」という映画を数年前に観たときでした。 この映画を見て実際の桜を見てみたいと思っていました。 特に佐藤良二さんが桜のトンネルを作ることを決意したきっかけの荘川桜と兼六園の佐藤桜(1,500本目)です。 これらの桜を実際に見てみたいと思いました。
その思いがやっと実現しました。
4月30日 スタート地点のJR東海バスの名古屋営業所に到着。 ここでラルムさんに初めてお会いしました。 ここで写真を撮ってもらい、「勝利の女神さん」を頂き、リュックに着けました。 巨匠さん、シュガーさんにもお会いできました。
スタート直前にJRバスのトイレを利用しました。 このバスがとても大きく、きれいだったことが印象深いです。
7時にJR東海バスの笑顔を素敵な車掌さん?の号砲でスタート。 営業所をすぐに出ると1号桜の石碑が建っていました。 さくら道を走ることを実感しました。
やがて名古屋駅中心部に向かいます。 天気も良く気持ちよいです。 そして名城公園の横を過ぎると早朝ランナーさんが応援に出てくれていました。 そして名古屋城を抜けて、佐藤良二さんが亡くなられた病院の近くを通った時に手を合わせながら走りました。 
名古屋市を抜け、第一CPの一宮(26.3km)に10時27分(3時間27分)に到着しました。 まずは休憩です。

第一CPの一宮を出発。 岐阜市へ向かいます。 走りはゆっくりでしたが、安定していました。 次の目標は菰野RCの皆さんが準備されている57.6kmの関市の私設エイドです。 楽しみにしているエイドです。 しかし、57kmを通過してもなかなか到達しません。 どうしてかなと思いながら走り続けました。 後でわかったことですが、私が地図を読み間違えてショートカットした様です。 この遠足はコース表示はなく、自分で地図を読む必要があります。 この遠足は時と天候によっては地図を読み間違えると自分の身を危険にさらすことになります。 この時のコースミスは元のコースに戻ることができて幸いでした。 せっかくの私設エイドを自分のミスにより飛ばしてしまいましたが、先へ脚を進めます。
やがて、第二CPの美濃市役所(64.7km)に16時30分(9時間30分)に到着。 CP(チェックポイント)ですが、ランナー2人以外、誰もいません。 CPはランナー自身がチェックするので人は必要ないのです。
チェック表でチェックを入れてすぐに出発。 長良川沿いを上流に向かって進みます。 次の目標は75km手前の道の駅「美並」です。 そして道の駅「美並」に18時06分(11時間06分)に到着。 ここでシューズを脱いで少し長めの休憩を入れます。 また食堂があったので夕食(親子丼)を食べました。 食欲はあり心配していた胃も大丈夫そうでした。食堂には10人近くのランナーがいましたので心強かったです。
30分後、道の駅「美並」を出発。 長良川沿いを走り続けます。 この時の走りが一番調子が良かったと思います。 田舎道でもあり、走りやすいし夕食後なので力も出てきたと思います。 そして暗くなってきたのでヘッドライトと、バックのチカチカライトをオンにしました。 やがて日も暮れて、暗くなった頃から走りの調子がダウンしてきました。 そして第三CP(93.7km)の郡上八幡駅に21時36分(14時間36分)に到着。 駅近くのGSでチェック表にチェックして出発しました。 辺りは真っ暗でした。 寂しかったです。 でもまだまだ先は長いと思いながら出発。 そして100kmを23時08分(16時間08分)で通過しました。 やがて午前零時となり、日付が5月1日となりました。 大和インター(103km)を23時39分(16時間39分)で通過。 ここで唯一つの公式エイド民宿さとう(116.1km)を目指します。 少し眠気がきて民宿さとうで仮眠しようと思いました。 気温は下がっていき、3℃となってきました。 昼間はTシャツとランシャツでしたが、この頃は長袖のシャツとグローブを着けて走ります。 走っている間は寒くはありませんでした。 これが大きな誤算だったのが翌日に気がつきます。 そして佐藤良二さんの故郷白鳥町に入りました。 この頃がぽつぼつと雨が落ちてきました。 やがて民宿さとうが見えてきたのですが、「佐藤良二顕彰碑」を目指すために通過します。 ここから急な上り。 雨脚が少し強くなってきましたが、まだまだ本降りではなかったです。 合羽は持っていないのでそのまま濡れながら走ります。 やっと上り終えて顕彰碑に到着。 立派な顕彰碑でした。 暫く前で佇み、碑を右手でタッチした後、合掌しました。 ここまで走ることができたお礼をこめて頭を垂れました。
そして折り返した後の下り、上ってくるランナーに声をかけながら下ります。 下りは脚の疲れもあり、歩きとほぼ同じスピード。 でも上ってくるランナーも辛いと思いました。 想定外の雨でした。
そして公式エイド民宿さとう(116.1km)に到着。 2時12分(19時間12分)でした。 今回お世話になっているMasaさん、Momiさん、そしてマツタケさん&Emikkoさん夫妻が待ってくれていました。 嬉しかったです。 少し濡れた体をストーブで温めて、おでん、おにぎりを頂きました。 Emmikoさんから菰野RCの皆さんが関市の私設エイドに来なかったことを心配されたことを聞きました。 本当に申し訳ないことをしたと思いました。
ここで暫く暖をとりました。 テントの椅子で座っていると雨は本降り。 次と次と濡れたランナーが入ってきます。 賑やかで気持ちが安らぎました。

テントの椅子に座りながら民宿の中を見ると、何人のランナーが休んでいました。 しかし何となく場所が狭い様な感じでした。 ここで仮眠しようと考えていましたが、その考えも薄れてきました。
約15分後、椅子から立ち上がり、隣のコンビニへ雨具を買いに行くつもりでこの場所を一旦離れようと思いました。 emmikoさんから「もう行くの?」と声をかけられましたが、「コンビニへ雨具を買って戻ります」と答えたら、momiさんから「頑張れ!頑張れ!頑張れ!」とエールを送られました。
コンビニへ着くと合羽売り切れでした。 残っているのは傘とゴミ袋です。 ゴミ袋は10枚ワンセットとなっており買うのも躊躇しました。 あれこれ店内で迷っていたら、外の雨は止んで来ました。 
「よっしゃ行くか」と思い、結局7コンビニでは何も買わず、またエイドには戻らず、コースへ飛び出します。 次の目標は、ひるがの分水嶺(136.5km)です。 
雨も次第もあがってきました。 路面の水溜りを避けながら進みます。 次第に夜も明けてきて高鷲町に入ります。 ここは上り基調。 ダイナランド入口(132.2km)を通過しました。 この辺りは昔スキーに行ったことがあるなと思いながら走ります。
長良川の最上流に来ました。 この辺りでfrunのうずらさんと初めてお会いし、ご一緒に走りました。  最上流にてコースは急カーブして上ります。 ゆっくりですが、走っています。 夜が明けたことと数人のランナーとご一緒なので気持ちも明るくなってきました。 そして長良川源流(135.6km)でうずらさんから写真を撮ってもらいました。
ひるがの分水嶺に近づくと、見覚えのある顔が、三滝MCのあかつきの普通電車さんとたかさんがコース上で待ってくれていました。 そして三滝MCの皆さんの私設エイド(136.5km)にて休憩。 朝食としてうどんを頂きました。 温まり美味しかったです。 本当に私設エイドは有難いです。
次の目標は荘川桜(151.0km)です。 あこがれの荘川桜です。

荘川桜のことを書く前に。。
今までの道中で飲食料調達は私設エイドの他にコンビニエンスストアを利用させて頂きました。 コンビニに入って若い店員さんからレジ後、「頑張って下さい」と良く声をかけられました。 そしてふらふら走っている時に車が寄ってきて「どこまで行くの」と声をかけられました。 本当にいろいろな方から声をかけられました。 人の情というのを感じました。 遠足ゆえの体験だと思います。

さて荘川桜に向かいます。 左手に御母衣湖(みぼろこ)が見えてきました。 走りのほうはとりあえず走れていますが、着地の度に両脚に痛みが走ります。 なるべく舗装されていない端っこの道を選んで走りますが、焼け石の水状態です。 そして御母衣湖(みぼろこ)の橋を渡り暫く行くと、あこがれの荘川桜に到着でした。 花の状態はつぼみでしたが、
今でも開花しそうな感じでした。 でも良く見ると少し開花していました。 ここで一時休憩。 写真をとったり、ぼーっと眺めたりしました。 荘川桜は期待していた通りの素晴らしい桜でした。 後ろ髪を引かれる様に出発しようとしましたが、な〜さんが登場しました。 な〜さんはランナーですが、今日は愛車のバイクで来られている様でした。 ひょっとしたら会えるかもしれないと言っていましたが、お会いできて嬉しかったです。 「寒いでしょう」と言われて「いやそうでもないですよ」と答えました。 しかしひるがの分水嶺では0℃だったので寒かったはずですが、大丈夫だったのでしょう。そしてな〜さんと別れを告げ、下り基調に入ります。 な〜さんがコース脇の土手の上で手をふってくれました。手を降って答えました。
さて平瀬温泉(164km)に到着。 到着時刻は12時頃でした。 ここで昼食をとるところを探しましたが、見つかりません。 温泉街の個人商店を見つけて入りましたが、パンしかありません。 そのパンを買おうとしたときに、店の人から「どこまで行く?」と聞かれ、「金沢」と聞いたときはびっくりされた様です。 「車で送ろうか?」とも言われましたが、丁寧にお断りましたが、ても嬉しかったです。
出発するとすぐに私設エイドを発見。 温泉街がありました。 助かりました。 ここでそばを食べたりして昼食を何とか済ませました。
さて腹ごしらえも終わり出発です。
白川郷(175.3km)に入ります。 気温は20℃くらいでした。 ひるがの分水嶺との気温差は20℃です。 暑いです。 白川郷は観光客がたくさんいます。 10年以上前に行ったときは静かな街でした。 少しびっくりしました。 こういう街並みは静かな方が似合うのにと思ってしまいます。 中国や外国から来られた観光客も多い様です。 観光客の間を縫って走ります。 白川郷を抜けて白川村役場近くになると酔いどれランナーさんの知り合いの千代田走友会のO谷さんから声をかけて頂き、暫くご一緒に走って写真を撮ってもらいました。 酔いどれランナーさんとは甲州街道で一緒に走られたそうです。 そのO谷さんは速くてついて行けません。
そしてトンネルに入りました。 O谷さんの姿は見えません。 富山県との県境に入っていきます。 山の方に入りトンネルの連続です。ここから地獄の始まりです。 両脚の痛みです。 上りは少しましですが、平坦、下りで着地の時に痛い。特に左足首周りが痛いです。 あとは何となく脚全体が重い感じじす。走ると痛みが強くなるので、トンネルの入り口横で座り込み、「地球倶楽部」の鉢巻をかけていた首から外して左足首をぐるぐる巻きにしました。 少し痛みは緩和された感じでした。 再スタートしたが、まだ少し痛いです。 この辺りは岐阜県と富山県の県境ということで次々と県名標識がでます。
やっと、トンネルを抜けて下ると、私設エイドが。。若い女性お二人が待っていました。 車は「水戸」ナンバーです。 私の左足首を見ると「大丈夫ですか?」と心配顔でした。「大丈夫だと思います」と応えました。 一人の女性のお友達がこの大会でリタイヤされている様でした。 女性お二人は優しく癒された感じでした。
そして道の駅「上平」(192.8km)に到着しました。 そして暫くするとK園さんが到着しました。 K園さんは平瀬温泉で温泉に入ってきたということでした。 さすがベテランランナーです。 K園さんと暫くお話した後、K園さんが先に出発。 私も引き続き出発しました。
道の駅「上平」を出発しました。 17時頃だった思います。 ここから上ります。 K園さんを追いかけます。 上りはゆっくりですが、走れます。 しかし平坦、下りになると痛みに耐えながらよたよたと進みます。 距離はあと60km余りです。 歩き続けていも何とかなるのかと安易な考えも浮かびます。 しかしその考えを振り切って次の目標である菰野RCの皆さんが準備されている204.5kmの下梨の私設エイドに走って向かいます。 そしてだんだん薄暗くなりました。 どこかの学校の前で座り、ヘッドライトとチカチカライトの電池交換し、装着しました。 地図も確認しました。 スタートからずっと地図を片手に持って走っているので地図はぼろぼろでした。 でも命綱の地図です。 かなり暗くなり、五箇山に入ります。 そして聞き覚えのある声が聞こえてきました。 nakayoshiさんです。 うれしいの一言です。 やがて菰野RCの皆さんが準備されている204.5kmの下梨の私設エイドが見えてきました。 手を振っているのはS山さんです。 やっと着いた〜という感じでした。 シュガーさん、マツタケさん&emikkoさん夫妻もいます。 ふるさとへ帰ってきた感じです。 ここでしっかりと豆腐やお粥を頂きます。
隣の席にはK園さんもいます。 ここでゆっくりしたいのですが、時間の余裕もなくなってきたのでK園さんより先に出発しました。 ここからは4kmの長い上りに入ります。
さて暫く走って上っていくと、234km以降の地図がないことに気付きます。 どこかで落とした様です。 やばいと思いながら、対処方法を考えます。 誰かについていくか、コンビニにて地図を借りてコピーするか等です。 そのことで頭がいっぱいになってきましたが、坂を上り続けます。 最初は3人組みで上っており、2人組みとなり、上っていくと、後方から声が「その道は違うぞう!!」との声が。 急いで私ともう一人が戻りました。 その声の持ち主はK園さんでした。 もしK園さんがいなかったら、とんでもないことになってしまったと思います。 K園さんに感謝です。 そして三人で歩きます。 ずっと上りが続きます。
やがて梨谷トンネルに入り、頂上へ着きます。 そして五箇山トンネル。 長さが3,072mあります。 とにかく長いトンネルです。 歩道を走りますが、漏水で水、泥浸しになっている箇所があり走りにくいです。 避けて車道に出ざるおえない場合は通行車両の確認する必要があります。 ここで気付いたのは右側通行の方が対向車の確認しやすく安全です。 と長いトンネルを抜けると私設エイドです。 ここで暖かいコーヒーを頂きました。 40時間近く寝ていないので、本当に有難かったです。 そしてK園さんも到着しました。 ここでK園さんに頼み、地図を見せて頂きました。 234km以降の地図です。 頭に叩き込みます。 そして金沢周辺はデジカメで地図を撮影しました。 K園さんには2回助けて頂きました。 感謝です。 これで対処は終わりと思いましたが、完全ではなかった様です。
さてエイドからK園さんが出発。 私も引き続き出発しました。 K園さんから「下りは長いよ」と言われました。 本当に長かったです。 また地獄が始まりました。 痛い、だるいの繰り返しです。 さて完走までの時間を逆算していきます。 10km 2時間ペースで行けば完走できるペースです。 それを意識しながら前に進みます。
そして長い坂を下りきって福光に入ります。 午前0時近くになります。 福光の私設エイド(225kmくらい)で休憩。 ここで再び「水戸」ナンバー若い女性お二人とお会いできました。 「左脚まだ大丈夫ですか?」と聞かれ、「大丈夫です」と応えました。 癒されました。 さて出発です。 230kmを41時間28分で通過。 残り28.8km。 残り時間6時間32分です。 時間には余裕ありません。 富山・石川の県境(235.5km)に向かいます。 そして上り。 峠超えです。 ここの上りはそんなにきつくはなかったです。 でも走りよりも早歩きで向かいます。 そして県境へ到着。 そして下り始めると三滝MCの皆さんの私設エイドがありました。 ここでまた休憩です。 冷え切った体にお粥を頂きました。 本当に有難いです。  そしてすぐに出発。 森本(246.1km)に向かいます。 下ってきて平坦にコースと思えば、また上りのコースです。 とにかく寒かったです。 速く走れないので体は冷え込みます。 走れないことを想定して防寒対策をすれば良かったと悔やみました。 立ち止まったら終わりです。 コースは川の音が聞こえる田舎道です。 冷風がきます。 そしてたまには暖かい風もきます。 暖かい風になるとほっとしますが、一瞬の喜びです。 民家はなく、畑、田んぼが闇の中から見えます。 街の明かりはどこか?と思いながら脚を引きずりながら前に進みます。
そしてようやくオレンジの街路灯が目立つ様になりました。 森本です。 ここから左折すれば兼六園に続く道のはずです。
森本に到着しました。 国道304号を下ってきました。 先行するランナー3名が見えます。ここで金沢市街地の看板が出ました。 これに従い左折して上ります。 残り12km余り。 44時間です。 残り3時間です。 先行するランナーは全然見えません。 長いトンネルの中を走りました。 いつまでも走ってもランナーはいません。 嫌な予感がしました。 2km余り走った後、コースミスをしたかもと気付きました。 Uターンして元の位置に戻りました。 今までに考えられないスピード(キロ5分ペース)で戻りました。 後続ランナーもいません。 時間が確実に過ぎていきます。 「これは参ったな〜」と思って立ち尽くしました。 今は地図はありません。 K園さんの地図を頭に入れたはずだったのですが、今は全く思い出せません。 決断をしました。 4km余計走ることになりますが、今走ったコースを標識通りに走ることにしました。 もちろん全力で走ります。 完走できないのも全て自分の責任。 しかしあきらめません。 悔いのない様に全力で走ります。 痛くても全力で走ります。 這いつくばってもゴールを目指します。 48時間以内です。
早速スタートしました。 トンネルの中を飛ばします。 痛みはありません。 感じません。 何としても完走したい意思を持ち続け必死に走りました。 3つ位のトンネルを越えたら、兼六園まであと3kmの表示が出ました。 「やった!!これで完走できそうだ」と確信しました。
今回のコースミスは森本で左折する場所を間違っていました。 手前で左折し、国道159号を走りました。 本来のコースは今回左折した場所から1.5km先を左折して国道359号を走らないといけないのです。 距離は間違った国道159号の方が0.5km大回り。 戻った距離を含めて5kmほど余計に走りました。
兼六園近くでデジカメで撮影したK園さんの地図を確認し、正規ルートに戻りました。 ランナーも見えてきました。  兼六園に入りました。 散歩されていた近所の女性お二人に「佐藤桜はどこでしょうか?」と聞きました。 女性二人は「あの坂を下った先にありますよ」と教えて頂けました。 そして佐藤桜が見えてきました。 夢見た兼六園の佐藤桜(1,500本目)です。 そしてタッチしました。 本当に嬉しかったです。
さてここからゴールの「金沢ゆめゆめ」まで6km余りです。 時間はあと1時間余りです。あまり余裕はないです。 みやびさんが来られました。 みやびさんと暫く一緒に走ります。 香林坊を右折して、むさし西を左折して4km余りです。 余裕ないので走ります。 ここから少し長かったです。 スタッフの方々から「間に合うよ」と声をかけられました。 しかし遠いです(泣)。。
そして左折したらゴールが見えてきました。 皆さんから「よく頑張ったね」と声をかけられました。 やがて海宝さんの姿が見えました。 海宝さんとハイタッチ。 そして両手を挙げてゴール。 酔いどれランナーさん、あじまのS山さん、巨匠さんはじめ皆さんから暖かく出迎えてくれました。 ゴールしたときには嬉しさよりもほっとした感じが強かったです。
47時間47分18秒の遠足が終わりました。 皆さんの応援、サポートありがとうございました。 自分の人生にとって素晴らしい経験であり、財産になると思います。


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あっきー frun東海 @三重県川越町

バニー
  • 登録日: 2008-2-3
  • 居住地: 東京都
  • 投稿: 1288
Re: (長文です)Re: 2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】
あっきーさん、お疲れ様でした。
そして完走おめでとうございます!!
すばらしいですね!!!

おなじ道(多分違うところもあるかと思いますが)を走っても、またちがった物語を読んでいるようでした。
自分の責任で走る47時間ってすごいです!

桜まだ咲いているんですね。
今頃荘川桜はきれいでしょうか。
あっきー
  • 登録日: 2007-3-29
  • 居住地: 三重県
  • 投稿: 280
Re: (長文です)Re: 2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】
ありがとうございます。 バニーさんとともに完走できて良かったです。
コースは同じでも、ランナー一人ひとりはそれぞれ違った物語を持って走っていると思います。
自分の責任で走る大会はプレッシャーがありますが、その分だけ周りの支援がありがたさをより強く感じます。
今頃の荘川桜はきれいだと思います。 また見に行きたいです。


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あっきー frun東海 @三重県川越町

ツウラン
  • 登録日: 2007-3-29
  • 居住地: 四日市in三重県
  • 投稿: 196
Re: (長文です)Re: 2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】
あっきさんへ、桜道はツウランの田舎へ通じる道です。
ツウランは、数年前五月連休に名古屋城から白鳥まで1回と
お盆の休暇にJR城端駅(富山県)から白鳥駅まで2回に分
けて走りました。完踏記を読みながら当時の情景を思い出
していました。来年チャレンジしようと考えています。
 あっきーさんが間違えたR159の方へ行くと能登半島に
向かい、ツウランの田舎に行きます。
 帰省の交通費がウいますが、参加費の方が高そうです。


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ライフ生活にジョギングを

おやま
  • 登録日: 2007-4-14
  • 居住地: 石川県白山市
  • 投稿: 955
Re: (長文です)Re: 2010さくら道270kmウルトラ遠足10/04/30〜05/02【受付台】
あっきーさん
遅ればせながら、海宝さんのさくら道の完走おめでとうございます。
ミスコースをしながらも二昼夜まるまる走り続ける精神力、すばらしいです。

スタート地点がバス営業所、1号桜の石碑、民宿さとう、そして庄川桜と、佐藤良二さんにちなんだ「さくら道」らしいコースですね。
おやまの初ウルトラは海宝さんの宮古島でした。当時の海宝さんの大会は、制限時間はあるもののランナーに走る意思があればゴールをあけて待っていてくださいました。
制限時間を1時間と35分オーバーしてそれでもゴールであたたかく迎えていただき、ランの世界にどっぷりはまることになったことを思い出しました(笑)。
あっきーさんのゴールはどんなんだったのかなーと思いをはせました。

今年はネイチャーランに申し込んでいたものの、故障で走ることができませんでしたが、いつのひかこのコースを走りたいです。

本当におめでとうございます。
おやま@石川


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