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6.大会報告室 : 第59回別府大分毎日マラソン

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投稿者 トピック
おやま 投稿日時: 2010-2-10 2:59
  • 登録日: 2007-4-14
  • 居住地: 石川県白山市
  • 投稿: 955
第59回別府大分毎日マラソン
2回目の別大マラソンに参戦しました。結果は2時間44分32秒で自己ベスト更新しました。

今年は29年ぶりにコースが変更されて、スタート地点が別大国道の別府寄りに変更された。北風が吹けば追い風基調となり好記録が期待されるコース設計だった。ところが当日は南風となり、9kmから31kmまでずっと向かい風となった(苦笑)。気温8℃ほど、日があたれば暑くなるが、終始暑いのか寒いのかよくわからない、なかなかいい条件だったと思う。

福岡国際の参加資格が現在の2時間45分から40分に変更されるとの噂を聞いて目標タイムを2時間39分56秒、レースプランを30kmまで3'48/km、30kmから2秒/km上げて3'46秒/kmとした。自分の実力も顧みずの高い目標だった。

前日の激励の夕べで、つかのまダッシュさん、月まで走ろう会のMappyさん、Meさんと挨拶とエール交換。式が始まり、となりの席に座ったランナーさん、どこかで見覚えがあり「国立の激走の方ですか」と訪ねると「いいえ、セカンドウインドAC(SWAC)です。」とのこと。昨年つくばで40km過ぎに競り合ったKさんとわかる。


12時スタート。まずは別府に向かう。19分/kmペースを心がける。20mほど前につかのまダッシュさんの背中が見えるが無理に追わない。5km通過目標通り。9kmで折り返す。とたんに風を強く感じる。向かい風では一人になってはいけない、10mほど先に集団があったのでそれに追いつく様にかなり頑張る。10km通過目標通り。しかしちょっと気を抜くと集団から遅れそうになり、その度にぶんばってついてゆく。

15km通過目標通り。しかしこのままゆけば30kmを待たずにつぶれるのは必至と思い、2時間45分のイーブンペースである5km19分30秒までのペースダウンを自分に許容する。ちょうどいいペースの3〜5人の集団を形成してその中の3番手で走る。30kmまでがまん、自分のレースは30kmからと思いながら。16km frun旗を掲げたバニーさんと南国花子さんの応援を受ける。20km通過(下方修正した)目標通り、25km通過目標通り。

30km通過15秒遅れ。右に折れ、もう一度右に折れて折り返し。追い風基調になりここで集団はばらけた。ペースを上げようと思いながらも両足はいままでにないくらい痛み、これ以上ペースアップすると、ふくらはぎ、太もも前、ハムストリングスのどこかで(または一斉に)反乱が起きる気がした。35km通過さらに24秒遅れ。frun旗を掲げたバニーさんに、いい感じで走れているよと教えてもらう。ここはなんとしても45分を切っておきたい。45分を切れなければ選考基準云々の噂にかかわらず福岡国際出走の夢は断たれる。37kmでゴールの競技場の裏を通って大分川にかかる橋を渡る。ここでMeくんが後ろから「おやまさん、がんばりましょう、がんばりましょう」と大きく激しく喝をいれてくれた。腰の高いすばらしいフォームでどんどん前に行く。それを見ながら、あと5kmだよ、自分の信じるフォームを保って走り続けよう、と思う。38km過ぎにSWACのKさんが「45分いけますよ!」と声をかけて抜いて行く。その後ろ姿を必死に追う。

40km通過、この区間45秒遅れ。時計は35分台を示している。間に合うのか(秒単位まで見えていないし計算できない)。あと2.195km、あとはインターバル練習をする絵画館コースならば2周弱、700mインターバルならば3本分。全力で舞鶴橋の坂を駆け上がり、坂を下り、左に折れ、競技場へ向かう。200mほど先にSWACのKさんが見える。近づきはしないが離れてもいない様だ。あと1km、南国花子さんの声援。やがて競技場入り口、時計は43分(だったと思う、よく覚えていない)。トラックに入ったところで、先にゴールしたつかのまダッシュさんから「45分間に合う!」と声がかかる。バックストレートの時計は43分台、最終コーナーを曲がりながらホームストレートの時計が43分から44分に変わるのを見た。このとき初めて45分が切れたことを確信した。2時間44分32秒でゴール。コースに一礼をして、完走タオルをかけてもらい、スポーツドリンクをもらった。

タイム
　５km　　18'56
１０km　　19'01
１５km　　19'02
２０km　　19'26
２５km　　19'27
３０km　　19'45
３５km　　19'54
４０km　　20'15
ゴール　　　8'43　　2'44'32

レースが終わって二日、45分を切ることができた満足感よりも、？(クエスチョン)感の方が強い。
本当に15km地点でペースダウンしなければ潰れたのだろうか、とか、本当にペースアップをしたら痙攣が起きて走れなくなっただろうか、とか。
そんなことを考えながら、自分の限界を探しながら、これからのレースも走り続けるのかなあと思います。

おやま@石川
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