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6.大会報告室 : 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】

投稿者 トピック
りっき
運営スタッフ
  • 登録日: 2007-3-7
  • 居住地: 横浜市
  • 投稿: 2747
2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
2008/11/30 2008東レ上海マラソンの完走記、参加記、応援記などはこちらのトピックにお願いします。
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
2008“東レ杯”上海国際マラソンの参加記
(感想ですが、投稿させていただきます)

■概要

日時:2008年11月30日(日)
スタート:7:30
制限:6時間
コース:上海市内から郊外にある体育館まで42,195km
フルマラソン申込者:2,953人(Runner's Listから)
旅程:木曜日夜成田発、土曜日ゼッケンピックアップ、日曜日フルマラソン、月曜日成田着。

■感想

◇記録は3時間30分56秒

今回の上海国際マラソンは3時間半を切る目標でペース配分しました。結果は3時間30分56秒(チップタイムは3時間30分49秒、351位)。目標の3時間半に56秒届かなかったのが残念。なぜかというと、27キロ付近でトイレタイムをとりそれで1分以上は時間を使ってしまったからです。しかし、全体として計画通りの走りで、前半ハーフが1時間47分09秒、後半は1時間43分47秒でした。

◇起きてから部屋をでるまで

11月30日(日)、今日も上海は快晴、絶好のマラソン日和になりました。4時半に起きて、軽くウォーミングアップしたあと、トイレに入りそのあとシャワーを浴びました。ゼッケンは昨日(土曜日)受け取り長袖シャツにつけておいたので、じっくり時間をかけてランニングスタイルの準備です。シャワー上がりの脚に筋肉痛を和らげる消炎・鎮痛剤をすり込んで、足の指にはバンドエイドをはる。ランニング用のハーフスパッツ、長袖のランニングシャツを着て、最後にランニングシューズを穿く。今回はスパッツと長袖はワコールのCX-W、シューズはニューバランスの新しい靴、と決めました。年をとってくると(現在私は59歳9カ月)、どうせ走るならかっこよく走りたいと思うようになってきます。以前はほとんど気にしていなかったのですが・・・。こうして5時30分に部屋をでました。外はまだ真っ暗です。

◇スタートまで

朝食をとらなくてはいけないのですが、ホテルのレストランは6時からオープンなので、ホテル前のファミリーマート(全家)でおにぎりを2個買いました。地下鉄の車中でおにぎりをたべて会場へ。4駅なので、5時50分頃には現場に到着。時間がありすぎるので、40分ほど近くのマックでハンバーグとコーヒーのセットを食べました。ですから朝食は1000Kcalくらいでしょうか。 スタートラインには40分前に行きました、まだ人はそんなにいません。しかし、あっという間にスタート地点にランナーが集まり、前のほうに陣取ることができません。かき分けていくものなら並んでいるランナーにどやされます。今回は記録を意識したのでスタートラインから4列目くらいに位置取りしました。これはスタートまでのロスタイムをなくしたいからです。

◇さあ、スタート、そしてゴール

前半はゆっくり走り、後半は力を出し切って走るペース配分を計画しました。ですから20キロくらいまではランナーに抜かれっぱなしです。「抜かれるから追い抜く」とペースが狂ってしまいます。特にハーフとフルマラソンが一緒にスタートするのでハーフの人は最初から飛ばしています。かなり自制して走りました。それでも10キロ地点では予定より1分ほど早くなっていました。15キロもしかり。そしてハーフ(21キロ)で1時間47分09秒。
ハーフの予定は1時間47分でしたから9秒の違いまで調整できました。あとは予定通り後半を1時間43分で走ることです。しかし、今回はハプニングがありました。それは、15キロ付近からもよおした小便です。我慢してゴールまで行こうと思いましたが、27キロ付近で前を走っていた欧米人が道路から入り込んだフェンスで小便をしました。それで私もつられてしまいました。少なくとも1分半くらいは時間のロスが発生しました。予定にはなかったことでした。それからは、気を取り直していくらかスピードアップです。後半は予定の1時間43分ほどで走りきりゴールのタイムは3時間30分56秒でした。小便のロスタイムがなかったら目標の3時間半を切ったかと思うと非常に残念です。しかし、全体として自分の走りをコントロールしてタイムもほぼ予定通りでした。10月の北京国際マラソンの時は前半からスピードをだしてしまい、後半は苦しい走りでした。北京のタイムは3時間32分57秒なので 2分しか違いはないのですが、今回は走ったあとの満足感が違います。今回の「前半ゆっくり、後半全力」の方が走りがいがありました。これからはこれでいこうと思います。

◇走ったあとの大会事務局

今回ゴール後に貰ったものは大きいタオル、それから紙袋です。中にはメダル、ポカリスエット、バナナ、お菓子類が入っていました。それを受け取って歩いていくと、成績証明書を発行してくれる場所があります。便利になったものです。ゴールしてすぐ記録が印字されて渡されます。そこに並んで証明書を受け取り自分の記録を確認。ほぼ自分の時計の通りでホッとしました。
そのあと参加賞のミズノのデイバッグをもらい、荷物を預けたバスで荷物を受け取ります。普段着に着替えてから、会場をゆっくり歩いて地下鉄までの送迎無料バスがある場所にいきます。そのバスに乗ると30分で最寄りの地下鉄駅です。これで今回のマラソンは終了でほぼ13:00ころでした。今回のホテルはプドンにあるインターコンチネンタルホテルですが、4号線の世紀大道駅から歩いて5分くらいなので大変便利でした。
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】

中国のマラソン事情

私は14年前からランニングを始めて、最初はつくば、佐倉、霞ヶ関などに参加していました。ハーフも手賀沼、浦安、横田、東京シティマラソンなど関東はけっこう走りました。

最近は中国にはまっています。今までロサンジェルス、シドニーなど英語圏のマラソンに参加していました。しかし、2002年に北京国際マラソンに参加してから、06年に香港マラソンと台湾のタラコマラソン、昨年は北京国際マラソンと上海国際マラソン、今年も北京国際マラソンと上海国際マラソンに参加して、年2回ほどは中国圏のマラソンに参加するようになりました。来年3月で定年退職なので、その後は観光をかねて中国のマラソンはすべて参加しようと思っています。

現在中国のフルマラソンは、北京、上海、大連、アモイが国際マラソンとして有名で、他に、(尊+右にオオザト)開、杭州、包頭、香港、マカオ、揚州、南宇、西安、海南などがありますが、まだ20もありません。しかし、この数年でフルマラソンを開催する地域が増えており、来年9月には湖南で第1回目があります。また青島のように数年前に行ないましたが休むところもあり、来年はどこでマラソンが開始されるかは目を離せない情報になってきています。

中国の場合、1995年に全民健身計画綱要が中国政府から公布されてから、全国的に健康運動が広まっています。そしてマラソンも必ずフル、ハーフのほかに4〜5キロの短いランニングが併設されます。今回の上海国際マラソンも4.5キロという健康ランニングがフルマラソンスタート15分後の7時45分に出発しました。それには1万人以上が参加しているようです。何人の参加者があったかがその行政府の成果になるようで、その人数が中央に政治報告されます。ですから、どこもマラソン成功のために行政府挙げて一生懸命に取り組んでいるのが最近の状況です。

ところで、北京も上海もマラソン完走後は中国のランナーと交流会(飲み会)がありました。昨年5月に中国のあるマラソンクラブにインターネット経由で加入しました。加入料が無料なので気軽に登録したことと、加入して中国のマラソン情報を知りたかったからです。加入した時は私は700番台でしたが、毎月どんどん増えて本日(2008年12月5日)の登録者は3522人です。
そのクラブが、昨年10月の北京国際マラソンの日に午後3時半から打ち上げ交流会を行い、私も誘われて参加しました。100人くらいの参加者のうち日本人は私一人でした。その後、昨年11月の上海、今年の北京、上海と計4回、打ち上げ交流会に参加しています。ですから、中国のランナーの友達がたくさんできて、毎日、ブロッグで走った距離などを交流しています。そして彼らの話とブロッグを通じてかなり中国のマラソン事情に詳しくなりました。

この投稿欄とはちょっと主旨の違う第2弾の報告になりましたが、いろいろとおもしろいこと、発見することなどありますので、時折、投稿させていただこうと思います。
ふれっぷ
運営スタッフ
  • 登録日: 2007-3-5
  • 居住地: 北海道
  • 投稿: 1614
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
tky24さん、こんにちは。

中国のマラソン事情の紹介ありがとうございます。
国際陸連のランキングで「アモイ」がゴールドを取ったとか、約20年前に北京国際で児玉と伊藤が当時の日本最高記録を樹立したとか、ぐらいしか知識がなかったので大変面白く読みました。

多少事情が違うようですが、中国も「マラソンブーム」なんですね。そういえば旭川の大会(今年は休止)で、中国の方が結構参加していたのを思い出しました。


----------------
ふれっぷ@北海道
http://frep.way-nifty.com/cafe/

tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
上海国際マラソンはフルよりハーフへの参加が多い。


私は2年連続で上海国際マラソンに参加しました。今年は3時間30分56秒ですが、昨年は33分57秒で最後はハアハア言いながらやっとの思いでゴールしました。

昨年、ハアハアになった理由は二つあります。
一つははじめてのコースのためにコースに見合ったペースをつくれなかったことです。とりわけ、17キロ付近に高速道路のなだらかな登りがあるのですが、その地点でかなり心拍数があがった状態で走っていました。そのあとも小さな起伏があります。ですから、ゴール直前の4キロくらい前からはふらふらしながら走りました。お腹もすいていて、38キロ付近の道路わきでバナナをくれる人がいたので貰いにいったのですが、受け取るときに思わず倒れそうになりました。
二つにはハーフとフルの参加者が一緒にスタートするのですが、はじめてのこともありどの人がフルかハーフか分からずに流れに入って走ってしまったことでした。沿道の応援がすごく多いものですから気分よく走り、昨年は前半からペースオーバーでした。「上海は、みんな、最初から飛ばすな」と思っていましたが、私の思い違いがあったようです。

今年はその教訓を踏まえて「前半ゆっくり、後半全力」、しかもマイペースを守って走りました。今年の結果はたった3分しか縮まっていませんが、ゴールに余裕を持って入ることができました。

ランナーズリストで参加者数を数えると、フルは2,953人、ハーフは5,901人です。このランナーが7時半にいっせいにスタートしたのです。しかも、大学生の参加もかなり多く、上海大学、上海交通大学、東華大学、海関大学、東華師範大学、同済大学の学生たちがフルマラソンを走ります。フルマラソンのゴールから同済大学の学生が大学のバスに乗って大学に戻りましたが、申込者数を数えてみると45人でした。もちろんハーフマラソンにはもっと多数の学生が参加しています。彼らは若いですから最初から飛ばします。

私が思うには、中国ではまだフルマラソンは一般的ではありません。陸上というと短距離、中距離が主流だと思います。マラソン参加の感想を皆さんブロッグで書きます。それを読むと、若い人はハーフマラソンが多く、または、はじめてフルマラソンを走ったという人が多い。彼らはあまりペースを気にしないで、体力にまかせて42.195キロを走っているようです。ですから、途中で立ち止まり予定の記録に行かなかったと失敗談、反省を書くブロッグが多いです。

社会人は全国各地にあるマラソンクラブのランナーがクラブ単位で参加あるい会社ごとに参加しています。個人参加はまだまだ少ないです。例えば私が加入している中国のマラソンクラブでは、今回の上海国際マラソンには422名参加しました。これはフルマラソンの1割以上の比率です。クラブ事務局がまとめて参加を集約して大会事務局に一括申込します。(私はマラソン大会日本事務局経由で申し込んでいるので人数には入っていません)。また宿泊もまとめて確保します。9割かた、上海在住以外の参加者なので宿泊が必要です。ですからマラソン終了後の打ち上げ交流会はすごく盛り上がります。中国人特有のネットワークがマラソンクラブの世界にもあります。


(今年の上海国際マラソンのフルマラソンには日本人が200名以上参加しているのですから、このfrunにアクセスできる方はぜひ感想を書き込んでください。ぜひ読んでみたいです)
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
ふれっぷさん。確かに中国もいま、マラソンがブームになってきているように思います。

先日、中国人ランナーが書いた「2007年中国マラソン報告」には、「この1年中国マラソンは元年であった」と書いてありました。そして「国力増強、経済発展、収入アップ、生活改善、健康要求などがあり、今後、急速に中国マラソンは開催地増加、参加者増加になるだろう」と結んでいます。

私の知っている中国人ランナーは会社の幹部、大学・高校の教員、公務員、研究所職員、学生などです。マラソン参加は時間とお金がかかります。また練習もしなければ成果がでません。

ですからまだまだ一部の、余裕のある人の趣味でありスポーツですが、今後はどんどん普及していくかと思います。

また、大会の水準をあげるために、上位入賞者への賞金を高くして一流選手を海外も含めて招聘することなどの動きも盛んなようです。
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
マラソンが趣味になり人生ラッキー

北京国際マラソンはインターネット経由で参加申込を行い参加費はクレジットで支払います。ロサンジェルス、シドニー、香港などすべてインターネット経由で直接申し込みます。そして飛行機とホテルの格安を探していきます。まだ仕事が現役なのでほとんど金曜日に行って月曜日に帰ってくるパターンでした。
しかし、上海国際マラソンはSports Entryという会社経由で申し込みました。上海国際マラソンの場合は日本事務局があり、その申込代理をしているようです。このサイトは数多くのマラソンの申し込みを受託しており便利なHPです。

上海国際マラソンも旅行社のツアがあります。今回も4〜5社ありました。しかし、私には値段が高いのでツアで行ったことはありません。最初、今回の上海は飛行機はマイレージで無料チケットを予約していました。あとはホテルの予約をとるつもりでしたが、ある旅行会社が11月28日〜12月1日の3泊4日で49,800円・上海自由行動(飛行機代、5星ホテルセット)という安い商品を販売したので、マイレージは別の機会に使うことにしました。しかしホテルはシングルユースにしたため、三泊分で25,000円追加料金、それでも8万円までいきません。安いものです。

(ちなみに今回はツア代金74,800、京成往復2,000円、マラソン参加費7,000円が基本料金。あとは上海で一人カラオケ2,500円、オイルマッサージ4,500円を2回で、合計約95,300円でした)

昨年は2月におきなわマラソン、6月は北海道の千歳国際マラソンに参加しました。おきなわはツア、千歳は格安チケットでしたが、国内でも5〜6万円かかります。ですから、海外といってもアジアは国内料金+少しのアルファで行くことができます。私は海外旅行が好きなので海外のマラソンは一石二鳥なのです。

上海は2002年頃から10回数回行っていますが、行くたびに上海の道路を走ります。日本でもほぼ毎朝走っているものですから海外でも国内出張でもほぼ走ります。「走るスピードで街をみる」、この感覚が好きです。私は来春定年退職なのですが、その後は中国に語学留学する予定でいます。場所は北京、大連、済南、上海、西安、広州、雲南などを検討しました。最終的には上海にしようかなと思っています。その理由は私の所属している中国のマラソンクラブで会員が一番多い地域が上海だからです。

上海のランナーたちは毎日走る練習をして週末はみんなで集まって走ったり飲んだり、また、レースも企画したりしています。ですから私も上海に留学したら、上海のランナーたちと走りを楽しもうと思っています。そして、みんなと一緒に各地のマラソンに参加するつもりでいます。上海の道路をあちこち走ったその体験が更に上海を身近なものにさせているかもしれません。

私は団塊の世代です。バブル経済がはじけたあと、自分の新しいライフスタイルをつくるきっかけに出勤前の早朝ランニングをはじめました。1994年1月のことです。そして走った距離のみを毎回手帳に記録しており、先月で1万8031キロになりました。キロ6分10秒くらいのゆっくりランニングですが、そのスピードが自分にはここちよい。心身ともにハッピーな気持ちになります。

今回の上海国際マラソンもそうでした。前半は5分15秒前後で有酸素運動を意識してゆっくりめに走り、後半は乳酸をバンバン出して無酸素運動なんのそので少し頑張って走る。それで、いつもよりちょっといい記録がでる。充実のフルマラソンでした。来年はぜひ3時間20分台でゴールインしたい。そんな思いを楽しみにして、今は来年2月の香港国際マラソンむけの練習をはじめています。
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】

日ごろの練習、大会は舞台。

今年の上海国際マラソンではハーフマラソンに参加した大学院生(男性)が死亡しました。ゴール直前で倒れて病院に運ばれましたが数時間で亡くなりました(合掌)。

このことをめぐってランナーではいろいろな意見が飛び交っています。多いのは素直に「頑張って走って・・・、ご冥福をお祈りいたします」です。しかし、批判もあります。二つです。一つは本人の問題で「あまり練習もしないで参加して・・・」ということ、もう一つは制度問題で「大会参加を強要するからこういうことになるのだ」というものです。

おそらくどれも当っているのではないかと思います。前回も書きましたが、上海国際マラソンではハーフのランナーはフルマラソンの2倍ですが、この人たちがいっせいにスタートします。とにかく「無鉄砲な走り方」をするランナーが多いのです。中にはほとんど練習しないまま、気持ちは「頑張って」走っている人もいるのではないかと思います。

私はマラソン大会は舞台だと思っています。すなわち日ごろの練習を基礎に、晴れの舞台で自分の力を発揮する、そして、それなりの成績で(自己満足かもしれませんが)、自分を納得し成果と課題を確認する。そのようにとらえています。

もちろん日本でもマラソン最中での死亡はあります。11月、陸連主催のランニング講座に参加したときに聞いた講義では、急性心不全とよばれる突然死はそれなりにある。5〜10万人に1人である。東京マラソンのフルマラソンでは16人が救急で運ばれた。また、二人が心肺停止になったがAEDなどの医療器具が配置されており命は助かったということでした。58歳の男性が41キロ付近、59歳の男性が38キロ付近らしいです。

中国のマラソンは申込の際、自分の健康は自己判断でOK,として申込を受け付けます。しかし、杭州マラソンのように、「健康診断書」を添付させる大会もあります。けっこう面倒な書類準備です。上海も今回の事件を受けて来年は「健康の申告」はもう少し厳しくなるかもしれません。

今回の上海国際マラソンではAEDを使ったのかどうかまではわかりません。「急性心不全」「突然死」は突然のことです。なにはともあれ、普段からランニング練習をしてそして本番に挑む、そして本番のときに調子が悪くなったときには「停まる」「止める」勇気が必要でしょう。私も年齢を省みずつい頑張りがちなので、「急性心不全」「熱中症」と「オーバートレーニング症候群」には気をつけようと心がけています。
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
中国のマラソンのスポンサー

上海国際マラソンは正式には「2008“東レ杯”上海国際マラソン」です。このマラソン大会は上海市第13回全民健身節に位置づけられています。ですから市あげてのイベントです。上海の常住人口は1800万人、流動人口は600万人という大都市です。その都市のイベントですから上海のみならず全国注目のイベントにもなります。

主催は中国陸上競技協会と上海市体育総会です。協力は上海市のマラソンコースを通る区が名前を連ねています。そして特別協賛が東レです。あとミズノ(日本のスポーツ用品会社)、日清(日本の油などの会社)などであり、後援は東レ(中国)投資会社、日中友好協会です。ほとんど、日本の企業がやっているようなものです。特に東レはかなり資金を出していると思いますが、参加してみるとほとんど東レを感じさせないようなスポンサーのスタンスです。エリートランナーが賞金と賞状を貰うときに必要な名前です<東レ杯>。一般の私たちにはほとんど関係しません。

東レはこのマラソンの最初からメインスポンサーを引き受けており上海市からかなり信頼を得ているようです。中国では「最初に井戸を掘った人を大切にする」ということがあります。いちばん最初に苦労して頑張ってくれた人には恩義を尽くすということです。上海国際マラソンの組織委員会は律儀なようなので、「井戸」を大切にしているのかもしれません。(東レは水着など繊維事業で有名でした。今回の見本市ブースでは確か水の浄化装置が宣伝されており、いまは環境技術にも力をいれているのかも知れません)

北京国際マラソンのメインスポンサーはころころ変わります。私が参加した経験で言うと2002年が韓国の企業、2007年は全日空、2008年は恒源祥(中国の羊毛メーカー・衣料品など)です。昨年参加したとき、中国のランナーが言いました「北京国際マラソンは全日空がスポンサーになってくれてありがたい。おかげでマラソン大会ができます」。しかし、今年は中国の企業がメインスポンサーになり、雰囲気には「北京国際マラソンを中国が取り戻した」ような感じで、中国の企業のスポンサーを歓迎していました。この辺はいろいろな交渉ごとがあるでしょうから、一参加者が感じたスポンサーの変化で受けとめていただきたいのですが、私たちマラソン参加者にはわかならい「マラソン大会実施にむけた交渉ごと」がたくさんあるように感じます。

結論的には、大連国際マラソンは全日空がメインスポンサー、上海国際マラソンは東レで落ち着いていることです。しかし、アモイ国際マラソンは中国の企業がスポンサーになっており、北京もついに中国企業がメインスポンサーになりました。今後、スポンサーがどんな企業になるかわかりせん。2008年のアメリカ発の金融危機は今後、マラソン大会のスポンサーにも影響をあたえていくのではないかと思います。いずれにしてもマラソン大会はスポンサーの資金的援助なくして成立しないのが実情でしょう。私たちランナーにはありがたい存在です。
tky24
  • 登録日: 2008-7-18
  • 居住地: Tokyo
  • 投稿: 10
Re: 2008東レ上海マラソン08/11/30【受付台】
名所だけれど狭いスタートライン

上海国際マラソンの記録がインターネット上で見ることができるようになりました。12月12日に公開されましたから、終了後12日もかかっています。参加したランナーからは、記録のアップが遅いので「変だな」という声が出ていましたが、「やっと出た」というところでしょうか。

http://www.shmarathon.com/malasong2008/index2008.html

北京のときはチップのデポジットは1個100元(約1500円)でした。ゼッケンと同時に受け取り、マラソンのゴール終了後、シューズからチップをとりはずしてチップと現金100元を交換します。交換するコーナーはあちこちにあります。今回の上海国際マラソンは無料でした。ほんとうは無料ではないのかも知れません。しかし、ゼッケンと同時に受け取ったチップをゴール後返す場所が見つからないのです。中国のランナーも「これは返さなくていいんだな」と言っていましたから、問題はなかったかと思います。

ランナーたちは今回の成績をインターネットで交流しています。はじめて参加した人は、チップの記録のほうがいいものですから、チップの記録で報告します。しかし、マラソン大会の成績はスタート合図の時間からゴールに入った時間です。ですから、後ろに並んでスタート地点まで7分かかったら、その人の成績はチップ記録より7分多く「成績証明書」に記録されます。もちろんインターネットで公表される記録も「スタート合図からゴールまでの時間」です。それを知らなかった人は、前のほうに並ばなくて損をした、と思ったようです。「記録はチップのタイムではないのですか」という問いに、他のランナーから「当たり前でしょう」と答えていました。きっと残念がっているランナーも多いでしょう。

私は今回の2008上海国際マラソンは40分前の6時50分に並びました。前から4列目くらいです。寒いですし、待っている間ヒマですが、並んでいる間女性のランナーと話をしていました。4人組の女性(50代でしょうか)は、ハーフマラソンに参加しており、目標タイムは2時間と言っていました。彼女たちも「走るなら記録を出したい」という思いなのでしょう。

北京の天安門は横に広いですからかなり並ぶことができますが、上海は南京東路という道路がスタート地点なのでいくら幅広いといっても横に並ぶには狭すぎます。そこにフルが約3000人、ハーフが約6000人並ぶのですから、後ろの方はスタートラインに着くまでかなり時間がかかっていることでしょう。エリートランナーは20名ほどしかいませんし先に出発しますから全然問題ないですが、他のランナーには記録を望むには若干不満のある大会なのかも知れません。

今回の男子フルマラソンのトップ20です。
トップ10
2:09:28
2:13:48
2:17:46
2:17:53
2]18:56
2:19:23
2:19:55
2:21:43
2:22:39
2:24:16
トップ11〜20
2:24:16
2:25:23
2:25:46
2:25:58
2:26:14
2:26:14
2:26:15
2:26:16
2:26:18
2:26:31

他の大会に比して上海国際マラソンがどの程度のスピードレベルにあるのかわかりません。しかし、あのスタートラインがもう少し広いとこの人たちの成績はもう少し良くなるのかな、と思います。


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