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2.ハンディキャップランナーの部屋 : 【本】伴走者たち
投稿者 |
トピック |
ふれっぷ |
投稿日時: 2008-6-6 10:44 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- 【本】伴走者たち
- 【題名】伴走者たち
【副題】障害のあるランナーをささえる ドキュメント・ユニバーサルデザイン、シリーズ 【著者】星野恭子 【出版】大日本図書 【定価】千六百八十円(税込み)
「伴走」から入ってランナーになったという、ちょっと変わった経歴のライターの著作です。 構成は5章に分かれていて、 序章は、著者とユッキーさんが、昨秋の第25回日本盲人マラソン東京大会10kmに参加したときのレポート。このユッキーさんは、先日の千歳マラソンで、こうめさんやgenさんと一緒にフルマラソンを完走された方です。 第1章は、クニさんの伴走教室。 第2章は、東京「代々木公園・伴走伴歩クラブ」、バンバンクラブのことです。 第3章は、知的障害や発達障害のある人が利用する「地球郷」のマラソン教室。 第4章は、鉄道弘済会、東京身体障害者福祉センターのスポーツ義足。 エピローグには、「第2回東京マラソン」での、ユッキーさんの初フル完走の話も。
平易な文章で読みやすく、書かれている物語も心温まるものばかりです。「伴走」に焦点を絞った、ノーマライゼーションの啓蒙入門書といったところでしょうか。 実際、私もランニングの伴走にしか視点がなかったのですが、たとえば。(以下引用) はじめて参加した日、少し緊張していた中川さんは、70歳というベテランの女性伴走者と、楽しくおしゃべりしながら、代々木公園の約1.7kmの周回コースを二周も歩くことが出来ました。毎日の通勤では右手に白杖、左手に重いカバンを持って、足元を探りながら、こわごわ歩いています。でもこの日、伴走ロープと伴走者のガイドのおかげで、なんの不安も負担もなく、のびのびと腕を振って歩くことができました。「さわやかな風を感じながら、開放感にひたっていました。失明してから、こんなふうに自由に歩くなんて無理だと思っていた。ロープを使って伴走者と歩くことができるなんて、新発見だった」(以上、第2章より引用) うーん。目からうろこでした。
あっという間に、読めてしまうので、お値段がちょっと高いかな?という印象です。多くの人に読んでいただきたいと思うので、なおさらです。
ところで、「バリアフリー」とか「ユニバーサルデザイン」とか「ノーマライゼーション」とか、なんとかうまい日本語がないのでしょうか。そんなぴったりした言葉ができたときに、私たちの社会にも、これらの思想が定着するように思うのです。 ---------------- ふれっぷ@北海道 http://frep.way-nifty.com/cafe/
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こうめ |
投稿日時: 2008-6-6 12:28 |
- 登録日: 2007-3-28
- 居住地: 北海道の田舎町
- 投稿: 1878
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- Re: 【本】伴走者たち
- ユニバーサルデザインを日本語で、どのようにうまく説明できるのかなと私も同様に思いました。
昨日、千歳にご主人の応援に来ていた町内の方に会って話をしました。 ユッキーさんの走りが、目が見えない方とは思えなかったって。 たしかに、白杖や盲導犬と一緒だと、手を振っては歩いたり走ったりできないですよね。 でも、ロープをつなげば手を振って、あんなに上手に走れるんです。 彼女は、月150キロくらい練習してると言ってました。 その練習をささえるには、陰に多くの伴走者がいるんだと思います。でも、みんなきっとユッキーさんから元気をもらってると思います。
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ふれっぷ |
投稿日時: 2008-6-8 15:16 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- Re: 【本】伴走者たち
- こうめさん、まいど。
>月150キロくらい
ぅわぁ・・。頑張らないとσ(^^;) ---------------- ふれっぷ@北海道 http://frep.way-nifty.com/cafe/
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