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6.大会報告室 : '08.05.04バンクーバーマラソン

投稿者 トピック
むぎ
  • 登録日: 2007-3-29
  • 居住地: 東京、時折秋田
  • 投稿: 396
'08.05.04バンクーバーマラソン
’08.05.04バンクーバーマラソン

自身は2001年・ベルリンに継ぐ2回目の海外マラソン、海外マラソン初体験である妻と共に参加しました。結果は妻の自己新に同伴の04:47:25(ネット)、妻も喜び自身も楽しんだ大会でした。

前日の雨模様も姿を消し青空が広がりを見せる朝、前日渡されたおにぎり3個とフルーツを無理矢理御腹に詰め込む。10℃を下回る気温の中、5時30分にツアー参加者と共にホテル出発、目と鼻の先の会場・BCプレイスに入る。ここは東京ドームに似た施設で、入り口から3〜4階分下がったグラウンド部に会場が設定されている。ツアーテントの前で集合写真を撮り各自準備に入る。

長蛇の列のトイレで時間を喰い、皆と先にスタート地点に向かった妻と合流出来たのはなんと7時30分の号砲30秒後。事前に『最悪、最後尾付近・進行方向右側で会おう』と打ち合わせていたので、夫婦初の海外マラソンでスタートからはぐれると言う、夫婦分断の危機は危うく回避されたのでした。

BCプレイスを中心にダウンタウンを巡る序盤、倉庫街に工場街、チャイナタウンに発祥の地ギャスタウン、住宅地にオフィス街と様々な表情の町並みを巡る。途中の折り返し部分ではツアー同行者とエール交歓で盛り上がる。所々に様々な演奏を披露してくれる人々、所々に居る熱心な応援者が気分を盛り上げてくれる。

細かなアップダウンを繰り返しながら町の北側に占めるスタンレー公園に入り、入り江越しに残雪の残る山並みを望み、原生林の生い茂る公園内でハーフ地点。ほぼ2:20なのでロスを考えれば6分30秒/kmペースと妻の自己新ペースだ。その事を妻に言いたい所だが、心を乱すと悪いので言葉をスポーツ飲料と共に飲み込む。

景観と森林浴を楽しんだスタンレー公園を出て海外線のコース、一気に応援が増え大勢の声援を受ける。皆ゼッケンに書かれている名前を呼んで励ましてくれる。
「良い走りだ!**」「格好良いぞ!**」「そのまま前進だ!**」
日本人の名前だから長いし言い辛いだろうに、嬉しい限りだ。

大きなバラードブリッジを超えて郊外の住宅街へ向かう。この橋の上り下りが結構キツイ。だがここからの眺めが素晴らしく絵を見ている様。もう一度戻って来れば40k地点、帰りはもっと辛いだろうと思いつつもしばし眺めに酔いしれて写真枚数も増える。反対車線にはすでに折り返して来る選手もちらほらと居るが皆辛そうに見える。時間を見れば3時間を越えた所、中にはサブ3を逃してしまった悔しさを滲ませている選手も居るからだろう。

6分30秒〜7分/Kmを維持していた妻もじわりじわりとペースを下げ疲労の様子。マイル表示が主できちっとしたペース計算が出来ないのがまだるっこしいが、上りが多い部分では7分を越えて居る様だ。バラード橋に戻るまではほとんどがすれ違いコース、認識出来たツアー同行者とエール交歓やら、しばし留まり写真を写し合ったりして楽しい。これもマラソンの楽しみの一つだ。

折り返しを過ぎて残りもカウントダウン状態。すれ違いでは相変わらず同行者との交歓を楽しみ足の痛みを紛らす。長くなったエイドでの滞在時間が妻の疲労度を表している。だらだら上りをようやく上り切りバラード橋に近づいた所で、なんと橋の袂から橋の下まで下ってしまった。これから渡るバラード橋を遥か上に見上げながら橋の下を潜って脇の上り道に、遂にウォーキングとなってしまった。

ウォークと小走りを繰り返してようやくバラード橋に入る。前方にはなだらかに上る橋、走る人と歩く人が背中を丸めて続いている。幸い風も無く景観も良いが、眺める余裕など無く黙々と進んでいる。応援者の声も「動き続けろ!」「走り続けろ!」の声が多くなっている。

橋の中間・最高地点で40k表示、後は下り基調だ。妻と息を整えゆっくり走り出す。橋を下り切って右折しBCプレイス前のゴールを目指す。その間も上りは無く何とか走れる。残り1kぐらいでツアー同行者・応援部隊の応援を戴き歩けない。とぼとぼでもすりすりでも、とにかく走る。背後から妻の激走をカメラに収めつつ自身も続く。

残り50mで横に並び、手を取り、胸を張って、一緒にゴール!!
お互いメダルを掛け合い、がっちり握手して、バンクーバーマラソン・完走となりました。

細かいアップダウンがじわじわ効いてくるマラソンコースですが、ビル都会と古い下町バンクーバー、大自然に包まれた町バンクーバー、落ち着いた清楚な住宅街バンクーバーを満喫出来る素晴らしい大会でした。良い想い出作りが出来たバンクーバーマラソンでした。

大会関係者・ツアー同行者、そして妻に感謝致します。


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むぎ


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