メインメニュー
frunデータベース
サイト情報
サイト運営者
ユーザ登録数:1009名
frun談話室
「frun談話室」の利用方法は次のページを参照して下さい。
frun談話室 - 投稿について - 投稿フォームの使い方
※投稿記事の閲覧は誰でも可能です。その点を配慮の上、利用して下さい。

6.大会報告室 : 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。

投稿者 トピック
くろいぬ
  • 登録日: 2011-2-2
  • 居住地: 札幌市
  • 投稿: 72
Re: 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。
(゚Д゚)気をつけます

で、我慢しなくていい体力と精神力をつけたいです(笑)
そうらん
  • 登録日: 2007-4-2
  • 居住地: 北海道恵庭市
  • 投稿: 980
Re: そうらん的第34回別海パイロットマラソン完走記
こうめさん、有り難うございます。
サブ3は今の自分にとって、守らなくてはならない一線のようなものと思っているけど、この気持ちがなくなったときにはきっと人生観も変わるような気がします。もう何年も続かないと思いますが、とりあえず来年もこの気持ち、持ち続けられそうかな。
あ、もう来年の話になってしまった。鬼が笑う!


----------------
そうらん@北海道恵庭市

たて
  • 登録日: 2012-1-28
  • 居住地: 千歳
  • 投稿: 14
第34回別海パイロットマラソン完走記
別海、お疲れ様でした。

自分は、仲の良いお友達の運転手兼ラメラ班として別海へ。
ついでに5kの部に参加してきました(笑)。
12年もマラソン大会に出ていますが初めての「5k」。
なんでゴールすればPB!(笑)。
全力で走っても29分台でしたが、今ある実力は100%出せたと思うので満足。でもどんなに練習してなくデブになっていても大会の5kはとっても短く感じました。来年はフル走れる体力がついてるようになれば良いなぁ〜て。

こうめさん、そしてこうめさんと一緒に写っている方は、ほしこさんでしょうか? ご挨拶せずに申し訳ありませんでした。そしてREIさん、そうらんさん。お疲れ様でした。

https://picasaweb.google.com/TATEYAMAKAZUYOSHI/20121007_picasa?authkey=Gv1sRgCJPciLT1lKiImwE#


因みに一緒に行ったサロマツアーの方々。
お一人はサブ3達成(50才台の3位)女性3人は3人共狙い通りサブ4達成です。
宿泊先も地元別海の牧場にお世話になっていて心が温まります。
きっと来年も同じメンバーで行くと思います。
XJR13クジラ
  • 登録日: 2007-3-28
  • 居住地: 神奈川県横浜市
  • 投稿: 1042
Re: そうらん的第34回別海パイロットマラソン完走記
閣下、こんにちは。上品な走りでのハラハラなサブ3、流石ですねぇ。たてサンの写真でも、踏み込めて腰が入っていてイイ感じに見えました。「サブ3が自分の生命線」だなんて、クジラも言ってみたいなぁ。

国後島って、本当に近いし、デカイ。単車で道を周っていた頃、あれが日ソ間で問題となってる北方領土の一つだとは、その近さとデカサで上手く結びつきませんでした。開陽台の景色も素晴らしい。ランは勿論ですが、単車でもまた行ってみたいと思いました。

デワデワ

ほしこ
  • 登録日: 2008-1-4
  • 居住地: 鹿児島
  • 投稿: 249
Re: 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。
レースの完走記というより道東旅行記になってしまいます。
(本題にはいるまでが長いです。飛ばしてください。)

毎年夏の恒例行事である北海道マラソンに締め切られてしまった事、
過去2回のベストタイムは10月の大会で出せた事、という理由で4年ぶりに別海パイロットマラソンを走ることにしました。

4年前は札幌に住んでいたので前日JRで釧路入りして翌朝は知人の車で会場入りしたけど、今回は羽田から釧路空港入り。バスで釧路駅に到着したのが午後6時過ぎ。

今年は北海道も10月とは思えない暑さが続いていると聞いたけどやっぱり朝夕は確実に秋の寒さを感じます。
ホテルにチェックインしてまずは夕食。場所は決めていました。「スパカツの泉屋」。
ここは4年前、釧路勤務の同僚に案内してもらってやはりレースの前日に訪れた場所。
当時は人気のお店ということをまったく知らず、鉄板焼きの油っこいスパゲッテイと聞いたので正直言うと別の店にしたいと思ったものでした。
さすがに「スパカツ」はヘビィなので当時チョイスしたのが「泉屋風」。
野菜とハムの塩味スパゲティと言ったところでしょうか。鉄板で油ギトギトなんですが食べたら意外とはまる味。ランナー御用達らしいことも後で知りました。

店に着くと満席で数名待ち状態。夕飯はここと決めていたのでもちろん待ちます。
今回ももちろん、オーダーは「泉屋風」。
油ギトギトの懐かしい味。今回も美味しかったけど、ぺロっと完食しもう少し食べたいと思った4年前に比べ最後少し重く感じたのは4つ年をとったせいでしょうか。
帰りに明日の朝食を調達。セイコーマートのパンが大好きで中でもお気に入りが「豆パン」。札幌時代、はまっていました。久しぶりに会えて感激。
立ち寄ったスーパーマーケットに「柳月」が入っていて、いつもレース前に「塩羊羹」を食べていたことを思い出し、新作お菓子とあわせて思わず購入。
(結局翌朝はおにぎり、レーズンパンで足り「豆パン」「塩羊羹」は自分用のお土産に。)

ホテルにもどりお風呂にはいって明日の準備。暑くなりそうということで半袖、半タイツ。
レースに不要な荷物はスーツケース。必要な荷物はバックにつめて就寝。

翌朝、釧路駅6時発のバスで約2時間の別海旅。
走り始めてすぐ寝てしまったみたいだけど、窓からの日差しを感じて目が覚めると別海にはいるところでした。
窓から見える牧草ロール。牧草ロールに書かれたエールが走っているランナーを元気づけます。今年はどんな言葉が待っているのでしょうか。
体育館で受付を済ませ、スーツケースを預け、着替えた後、競技場で懐かしいみなさんにやっと会えました。
思っていた以上にたくさんの人に再会できてレース前にテンションがあがります。

スタートはこうめさんとREIさんと一緒です。
あわい期待を秘めてひそかに照準をあわせた別海だけど直前に風邪をひいてしまい走りだすまでどんな展開になるのかわかりません。

いざ走りだすと体が軽くてすごく気持ちよく走れます。
ペースは最初から5.10前後。練習でも維持できないスピードなのに大丈夫かと思いつつも3時間30分をきるためにはこのくらいで走らなければなりません。

体の軽さと別海の気分のよさと10月の奇跡に惑わされ、行け行けモードにはいってしまいます。
はやい段階で横には同じペースで抜きつ抜かれつつのランナーが現れ、話しかけるとやはり30分狙いで持ちタイムも私とほぼ同じ。
4年前にベストを出した時にも同じことがあったため、一緒に走ればもしかしたらとまたいい方に思ってしまいます。

沿道の係員が「女子の部」と私を指差すので、まさかいい順位?一桁?と思った瞬間「39位。」
速いのかたいしたことないのかわかんないよとかブツブツいいながらも悪い気はしません。
10キロ過ぎまでには本当に快調でした。でもここまで。
自分ではそんなに落ちているつもりはなかったけど少しずつ抜かれ始めます。
例のランナーが前に出てどんどん離されます。追いつきたくても追いつけない。

13キロで最初の補給。回復を期待したけどペースがあがることはありません。
30分切りはすでにあきらめ、次はベスト更新を目指します。
でもそれがないこともすぐに理解できました。
後は最後まで気持ちをきらさずに楽しんで走ることだけ。
エイドでは地元の学生が一生懸命ボランティアをしてくれます。
「ありがとう」「がんばってください」この言葉だけで幸せな気分になれました。

給水はエイドのたびにこまめにとっていたけどラスト5キロ前に水分不足で脚がガクッととまりました。
かろうじてエイドのゼリーをいただいたけどあまり回復効果がなくて最後の最後で危険な状況。
ようやくたどりついた最終エイドで水を2杯一気飲み。もう一杯をかぶって命拾い。最後の力を振り絞って競技場にもどってきました。

ゴール前でサングラスをはずし、ラストスパートをかけようとしたら脚がびっくりして攣りかけたのであせったけど何とかゴール。サブ4は死守できました。

またもや過信の失敗レース。
ランナーとしては反省しなければいけないけれど、なぜだか気分がとてもいい。
もちろん真剣に走るつもりで参加したけれど、それだけじゃない楽しみがありました。
アクセスがよくないので毎年参加するのは難しいけれど「別海」大好きです。

この後、もっと楽しかったアフター報告をしたいけどかなり長くなりそうなのでひとまずここまで。
ほしこ
  • 登録日: 2008-1-4
  • 居住地: 鹿児島
  • 投稿: 249
Re: 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。
くろいぬさん、快走おめでとうございます。

このコメント、グサリと心にきました。
前半無謀に突っ込んですぐにつぶれたほしこです。

次はくろいぬさんのような走りをしたい。
こういう感情になりたい。

強く強く思いました。
こうめ
  • 登録日: 2007-3-28
  • 居住地: 北海道の田舎町
  • 投稿: 1878
Re: 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。
ほしこさん。お疲れ様でした。
出だしの速さにはほんと参りました。みんな、どんどん遠くなる〜という感じでしたよ。
直前の風邪などで体調が100%じゃなかったんでしょうね。
これからのマラソンシーズン、楽しみつつ好記録出してください。

今回はアフターも充実でしたね。
ゲスト
Re: 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。『長文注意!』
”とりあえず12km”これが今回のレースマントラ
村上春樹のような格好のいいマントラではないですけれど。

レース前にあるお友達とお話しをしました。
『今度、別海町でフルマラソン走るんです。
完走すると鮭、大判のバスタオルやバターがもらえたり、
コースの途中の牧草ロールにメッセージが書いてあったりね、
沿道の人達はランナー名簿入りの旗持っていて、名前を呼んで応援してくれるんですよ…
昨年は、3時間41分でゴール!初めてサブ4達成して、すごく嬉しかったんです。
で、今回の目標は3時間40分は切りたいと思っていて…
僕の練習コースは12kmでね、最近は1kmを5分を切るペースで走っているんです。
このペースで行けば、サブ3.5、3時間30分を切ることが出来るんですよね…
でも、12kmを1時間以内で走ることは出来ても、そのペースを3時間30分も続けるのは、僕には無理だと思うんです…』
そのお友達はフルマラソンの経験のない人。
でもあっさりと僕にこう言ったんですよ。
『じゃあ、最初の12kmをキロ5分切って走れば?
それが出来たら、今までのことは無し!リセットして次の12kmをまた同じペースで走る…それを3回繰り返したら?残りの6kmは全力で走れば?』って。
その時は、『フルマラソンてさぁ〜そんな簡単なものじゃないんだよ〜』って一笑に付したんです。
でも、何となく…行けるところまで行ってみよう!やれるところまでやってみよう!という気持ちが少し芽生えた様な気がしました。

レースの前夜、
根室に住む兄の家で兄特製の“ちゃんちゃん焼き”を食べ、ビールを飲みながら明日のレースのことを話していました。
『明日は、3時間30分のペースで走る。途中でダメになるかも知れないけれど、行けるところまで行くよ』
思えば、今まで6回のフルマラソンを走ったんですが、自分の持つ力を限界まで出していないんじゃないかと日頃から思っていました。
じゃあ挑戦してみよう!と気持ちに整理を付けました。
まんまと、お友達の暗示…魔法にかかってしまったみたい。その気になってしまいました。
無邪気な言葉は恐ろしいです。
第二のマントラは”行けるところまで行く”かな。

レース当日は6時に起き、パン2切れ、バナナ2本を食べ、兄が入れてくれたコーヒーを飲んで、気持ちを落ち着かせながらレース着に着替えました。
数日前に別のお友達から誕生日プレゼントにと戴いたベルトポーチにジェル3個押し込んで腰に装着。今回の作戦は25km、30km、35kmでジェル注入!です。いつもは2個(25、35km)なんですけれど、8月の北海道マラソンのラップを見ると30〜35kmのラップが落ちていることもあり、30kmでの注入を試みることにしました。

兄の車で別海町に向かい、1時間くらいで到着。別海町は秋晴れのよい天気でした。朝のひんやりとした空気が、緊張して少し高揚している心と体をクールダウンしてくれるようです。
会場は、ランナーでごったかえすこともなく、ゆったりとした雰囲気が漂っています。田舎町のマラソン大会の雰囲気をかもし出していました。
体育館で受付を済ませ、もらったゼッケンを半袖のランシャツに取り付けます。実は、この瞬間は嫌いじゃないし、一番ナーバスになる時でもあるんです。ナーバスになりすぎて、安全ピンを指に刺してしまったり…。妙に気になるゼッケンの傾き。シャツの表裏、4ヶ所にていねいに安全ピンでゼッケンを貼り付けていきます。この作業は、走るというモチベーションを再確認するものなのかも知れません。そして、このある種の儀式のような行為を何かに例えるとしたら…そんな問いがあったとしても、うまく応えることが出来ないほど神聖なものかも知れません。

体育館の外に出て軽くストレッチ、1周400mのサブグランドでは多くのランナーがアップしていて、軽いペースで3周走りました。
その後、frunのくろいぬさん、こうめさん、レイさんにお会いしました。少しお話しをしましたが、解決しなくてはいけないちょっとした問題があり、早々にその場を立ち去りました。このちょっとした問題には本当に気を遣います。昨年の北海道マラソンでは、暑さのためにスタート前水分補給をこまめにしました。すぐに汗になってしまうだろうという考え…甘かったです。スタート前の整列時から問題発生でした。そのままスタートしましたが、5km付近で我慢しきれず沿道のコンビニでトイレを借りました。同じような人が数人並んでいて、また走り出すまで数分はかかったと思います。初のサブ4を目標とした大会でしたが、4時間3分でゴール。なんとも悔やまれる大会となりました。この経験から、レース前には出来るだけ何回も必要以上にトイレに行くようにしています。

スタート地点には気の早いランナーが既に並んでいました。中間よりもやや前の位置に並んだのは9:40頃、スタートの20分前です。気持ちがはやることもなく、ストレッチをしながらその時を待ちます。待っている間、心の中でマントラを唱えます。“行けるところまで行こう!”
10時に号砲がなり、ランナーが一斉に飛び出して行きます。先頭がトラックの反対側にさしかかる頃、やっと列が動き出します。スタートロスが少ないのがこの大会のいいところです。ロスタイムは10秒くらいでしょうか。和太鼓のドンドコドンドコという音を聞きながらそれぞれの勢いで競技場を後にします。
市街地に向かって走りながらガーミンの1kmのラップを見ると4’59”でした。『おおっ!ギリギリ5分切ってる〜スタートロスあまりないじゃないか!』このまま5分切って行こうと意を強くしました。次のラップは4’55”『いいねぇ!』、お次は4’51”『ちょうどいい!』、このままの感じで行こうと、さらに気持ちを高めました。
気にしていた左脚の膝内側も、右足首も痛くなることもなく、淡々と5分を切るペースでラップを刻んでいき5kmの通過タイムは24’10”でした。5km以降のラップは4’40”台でしたが、大丈夫!まだまだこれからだけど、このくらいのペースで走っちゃえ!
市街地を抜けコースの左右には牧草地が開けてきます。牧草地にはのんびりと黙々と牛が草をはんでいます。そんなゆったりとした大自然のなかを、せかせかと汗をかきながらひたすら走ります。右手にあった牧草ロールのメッセージ、“この道の先には栄光と鮭が待っている”。そか、でも栄光は要らないな…なんて思いながら、栄光じゃなくて酒だよ酒!いやビールだよ!とか、頭の中で考えるくらい変な余裕がありました。
別海のコースは、折り返し点までは比較的ゆるやかな登りで、淡々とイーブンペースでラップを刻んでいきます。ガーミンの1kmラップが頼りです。調子に乗ってオーバーペースにならないように、スローダウンしてしまわないように…。
10kmのラップは23’53”です。まあ、いいペースです。すこし身体に負荷のかかった、それでいて受容出来るペース。そんなペースで1回目の12kmを迎えました。
“とりあえず12km”はキロ5分を切れたけれど、これはいつも練習で出来ていたことです。問題は…“次の12km”です。今までの12kmは無かったことにして、また“次の12km”を走ることにしました。
12km過ぎくらいから、今まで集団で走っていたグループが縦長にばらけてきた様な気がしました。そんな中で、ある女性ランナーが同じペースで走っているのに気が付きました。4’50”くらいで抑えながら走っている感じです。その女性ランナーと並走している時間が長くなりました。ふ〜ん、ペースメーカーにするってこんな感じなのかな?と思いながら、前になったり後ろになったり横に並んだり…。中間点まではそんな感じで走っていました。
20kmのラップは、23’34”(キロ4’43”)です。想定していたタイムより若干速く走っているのは、ペースメーカーにしていた女性ランナーのおかげかも知れません。ただ、しつこく並走しているのが嫌になったのでしょうか…中間点過ぎくらいから彼女はギアを一段上げた感じに思いました。もはや、僕のペースでは追走出来ないほど、あっという間に離されてしまいました。女性ランナーをストーキングすることをあきらめました。これからは一人旅です。周りにも並走するようなランナーも少なくなりました。
どんどん離れていく女性の後ろ姿を遠くに見ながら2回目の12kmを迎えました。24km地点です。2回目の12kmもキロ5分を切って走ることが出来ました。2回目の“とりあえず12km”クリアです。
スタート前は、ひょっとしたらココまではやれるんじゃないかなとは思っていました。いざ、それが実現すると…やった!とは思うものの、ここで満足してはいけないと自分を戒め、気持ちをリセットします。
次の“とりあえず12km”のスタートです。
実は、この頃から左脚のハムストリングスが痛み始めました。この痛みが致命的にならないようにだましだまし走っていくしかないと思い、若干ペースを落とすことにしました。
ここまで来たら、もう“行けるところまで行く!”しかないですし、3時間30分を切る絶好のこのチャンスを逃したくないと強く思いました。もう…“やるしかない!”です。
今までの24回の5分切りと違い、これからの12回は、1回毎にクリア出来るのかという緊迫感のあるものとなりました。レースマントラの“とりあえず12km”は…3回目からは“とにかく今の1km”に変わりました。今の1kmを次の1kmをどうやって5分をオーバーせずに走り切るか!?それが目標です。それまで4’50”を切っていたタイムは徐々に落ち4’50”台になっていました。でも、5分切っているし…これでいいや!と。
1km毎にラップを見て、『よしっ!5分切ったな』と…何とか36kmまではギリギリでいいからキロ5分を切るペースで走ろうと。
今までのレースでは30〜35kmのラップがガッツリ落ちていましたが、今回はここを頑張らないと!自分の心に気合いを入れながら、一歩一歩ひたすら足を前に出していきました。31kmからは4’52”、4’58”、4’54”、4’56”、4’56”と綱渡り的に5分を切って走っていました。そうして、最後の36kmのラップは…4’59”でした。意地で5分を切った感じです。3回目の“とりあえず12km”もやっとの思いでクリアしました。これで、約束を果たしたと…マントラを授けてくれたお友達の顔を思い浮かべました。
『残りの6kmは自由に走るよ!』
それまでの気持ちの張りが解き放たれたかのように、37kmのラップは5’06”と遂に5分のボーダーを越えてしまいました。もう、ここまでやってきたからという気持ちになってしまったかも知れません。頭の中では、36km地点でスタートから2時間53分…3時間30分まであと37分もある。残りの6kmをキロ6分で走っても3時間30分は切れるじゃないかと、計算しています。
でも、ここで大崩れしたくはなかったですし、後ろにいるランナーに抜かされるのもイヤだと漠然と思い、重くなった脚に水をかけ気合いを入れ直しました。ペースは確かに落ちましたが、まだ5分をちょっと越えた範囲で走っていいました。大丈夫!まだまだ元気!

市街地に戻ってきてから、ゴールの競技場まではとても長く感じました。あと○kmというボードに少しガッカリしながら…。でも、この距離はこのくらいの距離なんだと、頭の中で想像しました。
いつもの練習コースの光景を思い出します。あと5km…『トリムコース1周だ!』、あと4km…『練習コース2周より短いじゃん!』、あと3km…『まだ、3kmもあるのかよ!?』、あと2km…『練習コース1周!』、あと1km…『あはは…』。
残りの1kmは、胸を張って恥ずかしくないように、心の中ではもう少しでビール飲めるぜ!と思いながら走りました。沿道の町民の方々から力強く声援がかかります。○○さんあと少し頑張れっ!一人一人に『ありがとうござ〜す』と応えながらゴールを目指して走り続けます。少年の右手が道路に差し出されます…パチンといい音がしてハイタッチ!後ろから頑張れ〜と声がかかります。気持ちを奮い立たせ…あともう少し。町民体育館が見え、右に曲がり、ゲートをくぐり、一周400mのトラックを最後の力をふりしぼって走ります。第4コーナを回り、最後の直線はグリコポーズ!こうめさんの様に両手を挙げながらゴールに走り込みました。

タイムは、3時間26分10秒!7回目のフルマラソンで、思ってもいなかった3時間30分切り…力を出し切ったベストタイム・
チャレンジすることで得られた結果です。
苦しかったけれど、ゴールしたら全て喜びに変わる。これが、マラソンの醍醐味なんでしょう。どんなタイムであれ走りきった結果、得られる充実感なんですね。

ゴール後は、地元のカワイコちゃんから大判のバスタオルを掛けてもらいます。
スポーツドリンクもらい、記録賞をもらい、バターをもらい…しょっぱい秋味鍋を食べ、ゆっくりと呼吸を整えていきます。秋味鍋を食べ終わり、いよいよ待望の鮭をもらいました。“この道の先には、鮭と酒が待っている!”まずは、鮭をゲットしてご満悦です。
今年も素晴らしい大会をサポートしてくれた別海町のみなさんにも感謝です。
鮭を抱え体育館の方に歩いていくと、兄が『お疲れ』と声をかけてきました。兄は、レース中コースのところどころで待ちかまえ、声をかけて励ましてくれました。
“レストランはまなす”…別海町のB級グルメ、ジャンボホタテバーガーを食べさせてくれるお店です。レースが終わって1時間後、BMG(別海ミルクガール)のロゴのジョッキに入ったビール!を飲みながら、いつもよりも饒舌に話す僕と兄の二人がいました。

一週間後の今日、レース後初めて1周2.2kmの練習コースを3周走ってみました。身体に負担がかからないようにゆっくりとしたペースで。脚のどこかが痛くはないだろうかと確認しながら…。左脚の膝内側はまだ痛い。右脚のふくらはぎが痛い…。でも、また少しずつ走り始めよう!
約4万回同じ動作を繰り返した両脚に『お疲れさん』と心のなかで話しかけました。『今回のレースは終わったよ。リセットして新しい42.195kmをまた一緒に走ろうぜ!』。
くろいぬ
  • 登録日: 2011-2-2
  • 居住地: 札幌市
  • 投稿: 72
Re: 第34回別海パイロットマラソン完走記書いてね。
1週間たったのでブログを書いてみました
http://ameblo.jp/kuroinu0012/theme-10027652332.html

もしかしたらまだやれたかもしれないけど

きっと3:28′18ってのは今の僕のいっぱいいっぱいだと思います

1年間真面目に取り組んで
59秒しか短縮できなかったと思うべきか

59秒も短縮できたと思うべきか

きっと59秒以上に自分の中で何かが変わったはずだと信じてますよ

まああんまり深いこと考えずに
すこーしずつながーくこの愉しみを継続しようと思います( ´ ▽ ` )ノ

で、きっと僕はまだ【蛹】なんだと思うことにします

きっと近いうちに【羽化】できると信じてますよ(笑)

蝉のように1週間で終わるのはいやですが( ̄O ̄;)
そうらん
  • 登録日: 2007-4-2
  • 居住地: 北海道恵庭市
  • 投稿: 980
Re: そうらん的第34回別海パイロットマラソン完走記
クジラさん、こんにちは。
穏やかな天候に恵まれて、今回はいい道東一人旅でした。
国後島は、本当にあそこがロシア領とは考えられない近さですね。
あと、帰りの夜道で鹿がふらふら出てきた。あと1,2秒遅かったらぶつかっていました。
完走賞の鮭、私が自らさばいて石狩鍋にして食べました。いい感じに美味かったよ〜。


----------------
そうらん@北海道恵庭市



ログイン
ユーザ名 または e-mail:

パスワード:

ユーザ名とパスワードを記憶

パスワード紛失

新規登録

ホーム -  frunからのお知らせ -  frun談話室 -  frunカレンダー -  当サイトについて -  お問い合わせ
Powered by XOOPS Cube 2.0 ©2005-2006 The XOOPS Project
Theme Designed by OCEAN-NET