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13.フリートーク : 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」

投稿者 トピック
ふれっぷ
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  • 登録日: 2007-3-5
  • 居住地: 北海道
  • 投稿: 1614
【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
村上春樹のエッセイ。「ランニング」を軸に書かれた「小自伝」。

こうめさんが紹介していたので、私も読んでみた。
もちろん、図書館から借りて。(^^;;

で、思いがけなく彼と私の共通項をいくつか発見しました。

彼が走り始めたのが1982年。
私が走り始めたのが1983年。

彼は50代(後半)。
私も50代(前半)。

彼の最近のフルマラソンの記録は4時間ぐらい。
私の最近のフルマラソンの記録も4時間ぐらい。

彼はトライアスロンをやっている。
私はトライアスロンをやっていた。

彼は飲食店をやっていた。
私は飲食店をやっている。
(しかしながら、これは大きな違いです。彼は「流行っていた」店から作家に転進したのですが、私は「流行っていない」店を営業し続けているわけですから。)

村上の小説は一冊も読んでいません。あの「ノルウェイの森」ですら。
「シドニー!」は読んだけど、あれはルポでした。

と、言うわけで、彼が走ることについて語るとき、いちいち「ふんふん、そうそう」と、ひどく納得できるのです。彼のランニングの心象風景がすんなりと私の心象風景と重なるのです。もっとも、それは彼の筆の力によるものであるのかもしれませんが。

そして、現在の彼の姿は、「老いること」に諦観した、あるいは覚悟を決めた、しかしながら「腑に落ちない」顔をして走り続けているランナーです。

この本から、ランニングに関する新たな知見を得ることはありません。
誰に薦めればよいのでしょう。ハルキストなら、とっくに手にとっているでしょうし。

とはいえ、一気に読めた本です。「読んで損した」とはならない、と思います。

【勝手にお薦め度】

★★★☆☆


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ふれっぷ@北海道
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