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投稿者 |
トピック |
権太坂 |
投稿日時: 2007-11-3 21:03 |
- 登録日: 2007-3-28
- 居住地: 茨城県つくば市
- 投稿: 952
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- Re: ランナーは年を取らない!ってホント?
- すんまへん、ふれっぷさんのネタ振りにあんまりマジレス
するのはどうかと思うのですが、話が少しそれているようなので。
活力年齢の概念は「見た目」とは全く関係ないはずです。
人間の生活に関するいくつかの測定結果を整理して、 ある年齢の標準的な値と、標準的でない活動をしている人の値 を比較した時に、相対的にどのような差があるかを見る というだけの話だと思います。
従って、「ランナーは年をとらない」のではなく、 「何もしていない人に比べて、ランナーは相対的には年をとらない」 ということであり、実はこの手の話は世の中では極めてありふれた 事実なのです。「見かけ」にこだわるのは老化の第一歩です。本当に若い人は白髪があろうがなんだろうが気にしません。 むしろ年の割に異常に若く見えるとしたら、それは 「作っている」か、あるいは「どこかおかしい」 と考えるべきです。
それから、皆さんあまり意識されていないと思いますが、 「30過ぎたら皆おじんおばんに入る」のです。 成長しなくなるということは老化の始まりと同意義です。 違いが出るのはそこからの生活習慣です。
以下はおまけ。 「活力年齢」というのは医学的にはたぶん「疫学的」な話であり 「病理学」ではないと思います。平たく言えば、「腐った水を飲んだ人はコレラにかかる確率が高い」というのが疫学であり、 「コレラ菌に感染すればコレラになる」というのが病理学です。「あったりまえやんけ」と言われるかも知れませんが、世の中では このような話がいっぱいあるのです。疫学と病理学の関係は、 誤解を恐れずに言えば、科学的には相関関係と因果関係の「関係」 なのです。 ある母集団に属する事象に関して、「Aならば」必ず「Bになる」 のが因果関係ですが、相関関係は簡単に言えば「AならばBになる」確率と「BならばAになる」確率が同程度にあるというだけ の話です。こう説明すれば、だいたいの人は違いがわかるのですが 実社会では、関連する条件がすべて公平・透明に説明されないので 相関関係を因果関係と混同する、あるいは意図的に混同させるケースが山のようにあります。 今回の例で言えば、活力年齢とランニングの有無、および見かけの若さとランニングの有無の間には何らかの相関関係があるかもしれませんが、だからといって活力年齢と見かけの若さの間に相関関係があるかどうかは分からないし、まして因果関係があるかどうかは まったく別の調査によらざるを得ないでしょう。
誰もそんなことは気にしていないって?、失礼しました。 ---------------- 権太坂 from つくば http://gontazaka.la.coocan.jp/index.html
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