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6.大会報告室 : 第65回別府大分毎日マラソン 完走記

投稿者 トピック
いちびり
  • 登録日: 2007-4-6
  • 居住地: 東京都立川市
  • 投稿: 509
第65回別府大分毎日マラソン 完走記 いちびり編
今年も別府大分毎日マラソンに参加してきました。
昨年やってしまった捻挫が完治せず、苦戦を強いられましたが、苦しくて愉しい走りを満喫して来ました。
また来年も参加したいと思います。

別大参加の皆様お疲れ様でした。応援の皆様ありがとうございました。皆様のおかげで完走することが出来ました。心から御礼申し上げます。

久しぶりに完走記書いてみました。長文駄文につきご注意を。

タイムは昨年との比較です。ネットタイム計測はなし。ロスタイムは、今年も昨年と同じ40秒くらい。

11:50、カテゴリ3プレラインナップ場所からスタート位置までの入場行進が始まる。
「集中、集中、俺はいける、俺はやれる、集中、集中、足は痛くない、痛くならない、集中、集中」
不安をリセットし、気持ちを高めてスタートした。ロスタイムは昨年と同じく40秒程。走り出して昨年と比べ物にならないくらい、体と気持ちが重い。
「厳しいレースになりそうだ。」
タイム順に並んでいるはずなのに、次から次へと抜かれていく。が、決して遅いわけではない。ガーミンのリアルスピードはキロ4分40秒ペースを示している。むしろちょっと速い。
「みんなきっと飛ばし過ぎなんだ。後半まとめてぶっちぎってやる。」
と思いたかった…思いたかった…最近は、後半の粘りに少しばかり自信を持っていたのだが…

2km付近、「いちびりさ〜ん」と呼ぶ声は、バニーさん、フキンちゃん、しもちゃんのfrunレディース応援団だ。手を挙げ声援に応える。
4km付近、前方に赤いfrunの幟が見えた。しぶままさんだ。予想紙しぶ馬『別大ステークス』赤えんぴつが気になる。良くも悪くもダークホースに違いない。しばらくして、hoyohoyoさんにパスされた。ほぼ予定通り。というか、遅いくらいだ。

今年 5km 0:23:58 - 23:58
昨年 5km 0:24:17 - 24:17

折り返して10km。最後尾のパトカーがすぐそこに迫っていた。その後に苦痛に顔を歪めるLeoさんが…思わず
「Leoさん、頑張れ」と叫んでいた。その瞬間「あっ!俺も頑張らなきゃ」
と思った。滅多に「頑張れ」なんて言わない自分が…ましてや同じレースを走ってる人に…
間もなくして、今年もコンサドーレとレッズのコラボでくろいぬさんが抜いて行った。ここまで昨年と同じパターンだ。レッズの方とは昨年、トラック勝負で負けていたようだ。

今年 10km 0:47:40 - 23:42
昨年 10km 0:47:54 - 23:37

15km付近、しぶままさんに2度目の応援を受ける。
「まだまだ元気です。すいません、ダークホースは、いつもと変わらぬ走りをしています。」
17km付近、蛇行した国道をなるべく最短コースをとり中央分離帯付近を走る。
不意に「いちびりさ〜ん」の声。ほしこさんだ。完全に油断していた。でもまだ足は上がっている。走れている。ガッツポーズで応える。
遠くに赤い幟が見える。文字は見えない(近視が進み遠くが見えない)が、カウベルの音が聞こえる。バニーさん達と確信する。
「いちびりさん、ちゃんと走れているじゃん」と噂する声が聞こえそうだ。
スタートのうみたまご前を通過すると、間もなく中間点。
1時間40分で通過。この時点では昨年より若干速い。約5分の貯金を作った。
このままのペースで行けば3時間20分を切る。
ところが、既に足を使ってしまった感がある。抜かれ基調なのに飛ばしてしまったようだ。
別大国道の蛇行した道を、他のランナーから離れてなるべく直線で走る。
きっと増田明美さんならこう解説するだろう。
「いちびりさんは、20代の頃、バイクや車のレース(正しくはジムカーナ)をやっていたから、その経験を活かして、最短距離を見極めて走っているんでしょうね!?」

今年 15km 1:11:04 - 23:24
   20km 1:34:43 - 23:39
   中間点 1:39:56 - 05:13
昨年 15km 1:11:25 - 23:31
   20km 1:35:09 - 23:44
   中間点 1:40:25 - 05:16

中間点を過ぎたあたりからコンサドーレのユニホームを視界に捉えた。くろいぬさんだ。レッズはいない。
しかし、なかなか距離は縮まらない。
何かアクシデントがあったのだろうと思っていた。
ところが、ペースが少々落ち加減の自分でも25km過ぎに追い付いてしまった。
ややペースダウンしているのがわかる。横に並び、
「5分の貯金があります。キロ5で粘りましょう。」
ランデブーが始まった。ピタリと並び、腕が何度も何度もぶつかっていた。このままゴールまでいったら腕にアザが出来るんじゃないかと思ったくらいだ。面白過ぎだ。(笑)
「ランナーズアップデートを見たら、きっと北海道でこうめさんが大笑いしているに違いない。」

今年 25km 1:58:47 - 18:51
   30km 2:23:14 - 24:27
昨年 25km 1:58:56 - 18:31
   30km 2:22:40 - 23:44

32km付近、給水をした時にはぐれてしまったようだ。気になるが、振り返ることも出来なかった。その先では、弁天大橋の上で、レッズのユニホームの方が完全にジョグになっていた。
「すぐ後にコンサドーレいますよ」
「あっ、ぁ〜ぁ〜・・・」
言葉にならないくらい披露困憊の様子だった。

33kmにしぶままさん。先回りして3度目の応援。きっとこう思っているだろう。
「なんだ?捻挫は三味線か?走れてるじゃん。」
35kmの折り返しでは反対車線を走るランナーの顔が分からない。疲労で、動体視力も低下している。自分もいっぱいいっぱいなのだ。川を超える橋のアップダウンが足に堪える。下りを利用してペースアップを試みるが・・・

今年 35km 2:48:36 - 25:22
昨年 35km 2:46:30 - 23:50

37km、しぶままさん4度目の応援を受け、日岡交差点を左折したら、残り5kmだ。ところが、足が動かない。久しぶりに味わうオールアウト。捻挫の左足首は痛くないが、指先がジンジンと痺れている。右膝まで痛くなってきた。それでもこれ以上失速しないように、自らに鞭を打ち続けた。動物虐待に匹敵するほどの心の鞭だ。
「攻めろ、足を止めるな、諦めるな、前を向け、行け、くそっ、足が出ない」
そんなときだった「いちびりさ〜ん」の声が。ほしこさんだ。その声でゾンビからいちびりに蘇った。
こんなにも応援で力を貰った事があっただろうか?

そして再び、歯を食い縛り、前だけを見て、必死に走る。こんな時、増田明美さんならこんな解説をしてるかな?
「いちびりさんには、1歳4ヶ月になるお嬢さんがいらっしゃるんです。きっとお嬢さんの顔を思い浮かべて走ってらっしゃるんでしょうね。毎晩ウイスキーを呑みながら、お嬢さんと戯れるのが至福の時だと仰っていました。ちなみに奥様は17歳も年下なんですって。←(これは関係ないだろ)」(笑)

「あと3km・・・あと2km・・・舞鶴橋が見えた。あと1km・・・競技場のゲートを潜った。あと400m」
アンツーカーがとても重く感じられた。もろ手を挙げてフィニッシュ。自己ベストには及ばなかったが、自己のベストは尽くした。決して諦めなかった。燃え尽きた。

今年 40km 3:14:19 - 25:43
   ゴール 3:25:31 - 11:12
昨年 40km 3:10:35 - 24:05
   ゴール 3:21:07 - 10:32

もう走れない。もう動けない。係員に促されるようにフィールド内に連れていかれる。
その時、しげやんさんが競技場のゲートをくぐる姿が見えた。時計を見た。「26分。間に合う!」
そのままフィニッシュラインの方へとフラフラと移動し、しげやんさんのゴールを見守った。自分の事のように嬉しいゴールだった。一緒に目指してきた別大のゴールだ。完走の嬉しさも倍増だ。
完走は自分一人の力じゃないって事に気付いた。
「応援してくれたみんな、本当にありがとう。」

今回のsomething newは脱ファイテンをテーマに。アームウォーマー,カーフカバー,スパッツをCW-X(ワコール)に変えた。ソックスは、TABIOのスポーツ足袋。インソールは、SIDAS。
CW-Xは特段問題なし。TABIOは締め付けが強く生地が厚い。SIDASは、ちょっと重い。かな?

一度身に付いたスピードはある程度体が覚えているが、スタミナは日々の積み重ねが大事。今回も沢山の事を学びました。

レース明けの1週間。いつもより酷い筋肉痛。疲れ過ぎて集中力がなく仕事の話が耳に入ってこない。
問題の捻挫の足は、やっぱりちょっと痛い。でもあの3時間25分の激走に耐えたんだね。

「大したもんだ」

いちびり

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