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6.大会報告室 : 新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソン

投稿者 トピック
バニー
  • 登録日: 2008-2-3
  • 居住地: 東京都
  • 投稿: 1288
Re: 新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソン
今年は完走記書いちゃいました。
3キロなのにやけに完走記です。

スタート地点に向かうとき、応援に来てくれたおやまさんに会い、絵画館で写真を撮ってもらった。
なんかデブにみえない?この写真。。。

スタート地点に並ぶと、知ってる審判員のお姉さんが左手に見えた。
なんとなく目が合わなように、ちょっと後ろへ視線を移す。
見ると肩まで髪を垂らした、可愛い審判員が。。。
知ってる人???
ちょっと見つめていると、彼女の顔がパッと明るくなり「走るの?」と声を掛けてきた?
一瞬のちにポーラ♪さんたと気付いた。
ひっさしぶり!
ちょっと言葉をかわして、スタートを待っていると、ウルトラランナーご用立つのスナックのママさんcocoさんが隣に来たので、話す。
そしてあっと言う間にスタート。
おお、時計押してない。さっき合わせ方覚えてきたのに。
慌てて時計を押す。
ま、時計はいちども見なかったのだけど。

cocoさんの背中にくっついて20mくらい走ると左側に審判員同期のミキちゃんがいたので、声をかけた。

走り始めは順調。
周りの人の波に乗って走れてる。去年はあっと言う間に置いていかれて、ゴール手前までビリから2番目だった。

速く走れてるからすぐに苦しくなってきた。
「練習」っていうような練習はしていなかった。
ただ努力しなかったわけではない。
会社から最寄り駅まで600mほどを走って帰るようにしていた。
最初は半分しか走れなかったけれど、最近は駅を超えてドラックスまで走ったりもしていた。
と、いってもブラス100mで、最長700mってところだ。
もちろんいつも苦しくなって歩きたくなったし、途中信号で止まるとラッキーって感じだった。
ただ、カバンをかけたままだったし、マスクもしていたので、本番はそれらがないだけ走りやすいかもと、淡い期待をしていたが、苦しいのは苦しかった。

銀杏並木の折り返しではコーン周辺がほんの少し渋滞して、足踏みしながら周った。
スピード落ちて楽になるかと思ったが、急に止まるような速度になって逆に苦しくなった。
心拍のリズムが狂ったから?

銀杏並木と絵画館周回道路の交わるあたりでカウベル振りながらおやまさんが応援してくれていた。
笑顔で手を振るが、息は苦し〜。
「苦し〜!」って言おうかと思ったけど、言っても楽にならないだろうから、手だけ振ってて、通過した。

コースは絵画館周回道路半分を2周する。
一週目は絵画館広場を抜けたら左に折れてもう一周。
絵画館広場を横切るとき、トップのランシャツが直進して行くのが見えた。

呼吸は吐くことを意識した。しっかり吐けばしっかり吸えることを知っていた。
それで少しはマシになったが、楽にはならない。

スタート地点を通り過ぎるとき、審判員たちが集まって立っていた。
その中でポーラ♪さんが小さく手を振ってくれた。
私も手を振った。

後ろから若い男女の話し声が聞こえた。
男「やっぱり20分ってとこだな」
女「なら20分切り目標にしよ?」
男「じゃあ二周目は、もう少し行くか?」
とい抜かして言った。
目標は完走だったし、時計もみなかったけど、なんとなく20分が目標になった。
彼らについて行かなきゃと思ったけれど、少しずつ離れていく。

二周目の銀杏並木折り返しはスムーズに回れた。
再びおやまさんの前を通りとき「走れてる走れてる!」と言ってくれているのが聞こえた。
股関節を傷めてからも、50mくらいをちょぼちょぼ走ってみたこともあった。
そんなとき、他人からみるときっとぎこちないのだろう。痛々しいと言われたことが何度かあった。
私自身は痛くないときでもそう言われると辛かった。
スタート前おやまさんに会ったとき、少し走ってみせて「走ってる風に見える?」と訊いてみていた。
だから「走ってる」と応援をしてくれていたのだ。

そう、脚は問題なかった。
どう走ればもっと速く走れるかも判っていた。
けど、呼吸が!

斜めまえに紺の上下を着たお母さん体型の女性が走っていた。
スタート前にも近くにいた人だ。
お母さん体型だけど、しっかり走れる人だと最初に見かけたときから勘でわかっていた。
彼女に追いつきたいなーと、思ったが追いつけない。
私を抜かす人も、私が抜かす人もいた。
人の中にいられることが、嬉しく、ありがたかった。

絵画館前を直進し、ゴールの神宮球場に向かう。
球場の手前でナイスランと応援をもらう。
球場の入り口はどこだろうと視線を先に向ける。
思っていたより手前にあり、ホッとする。
敷地に入ってから球場内に入るところを審判員が誘導しながら「花道だよ!」と声をかけていた。
球場には芝生の花道ができているのが見えた!
が、その手間にゆるい下り坂。
あはっ、下り坂はこの速さでは駈けおりれないのだ。
で、ギャロップみたいに降りてゆく。
芝生の花道はふかふかで気持ちよかった。
ぐんぐんゴールゲートが近づいてくる。
さぁ、どうやってゴールしよう。
とりあえず手を広げてゴール。
一礼してから時計を止めた。
20分を超えていた。ま、そんなもんでしょ。上出来、上出来。

案内されるまま完走証発行場所へ。
手前は長い列だったけれど、奥はガラガラ。
自分がボランティアをしてると、そこそこお客さんがいた方が張り合いがあって楽しいので、奥の空いてる方へ。
可愛らしい女の子が完走証を発行してくれた。

あら、ネットでは20分切れてるわ。
(^-^)
オマケみたいなもんだけど、ちょっと嬉しいかな。

走った直後は喉がイガイガ。翌日からは筋肉痛と、かなりなまっちょろいけど、進化したよね。

リアル応援、エア応援、お読みいただいた皆さん、ありがとうとうございます。

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