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6.大会報告室 : 第3回 古河はなももマラソン完走記

投稿者 トピック
ほしこ
  • 登録日: 2008-1-4
  • 居住地: 鹿児島
  • 投稿: 249
第3回 古河はなももマラソン完走記
しぶままさんお知らせありがとうございます。
長文、お許しください。


「ゴールの瞬間に感動できる走りがしたい。もちろん4時間以内。」そんな想いで挑んだレース。

スタート〜10キロ
(7.27-5.31-5.33-5.37-5.30-5.34-5.29-5.28-5.31)
スタート地点ではサブ4を目指す仲間を中心に一緒にJブロックからスタート。
ロスタイムは3分。
最初はペースをつかむためペーサーしてくれたKさんについて走る。
冷静に5.30を刻んで走ってくれる。
周りを気にしながら走る集団走は苦手だけどペーサーの背中だけを見て走るのはすごく走りやすかった。
そのペースがとても楽で、おまけに天気も曇り空で寒くもなく絶好のマラソン日和。
もしかしたらもっと走れるんではないかとまた勘違いの悪い癖が出る。
給水で背中が見えなくなったのがきっかけに前に出てしまい集団を先行する形になる。

〜20キロ
(5.25-5.35-5.25-5.23-5.29-5.33-5.33--5.23-5.24-5.34)
このくらいのペースなら大丈夫だろうとそのまま単独走。
古河のコースは折り返しが多いので先行や後方の仲間とのエール交換が頻繁に行える。
楽だったはずのペースが徐々にきつくなる、またやってしまったとの思いがよぎる。
ちょうど一直線の折り返しコースだったが北海道の新川通りを思い出して気分はよかった。
このままだとまた後半つぶれるかもしれないと自重する。
サブ4の集団に早くおいついてもらいたいのにみんなの位置がわからない。
ペースを徐々に落とすがなかなかみんなと合流できずに葛藤する中、
折り返しの仲間にエールをかけたその後にエールをかけるペーサーさんの声が聞こえてすぐ後ろにいることがわかった。
さらに遅くしたところでやっと合流。
5.40のペースで少し落ち着かせるようアドバイスを受ける。

〜30キロ
(5.38-5.39-5.38-6.01-5.35-5.38-5.36-5.35-5.34-5.37)
私と違ってペーサーにきちんとついてきたOーさんとSさんは余裕だ。
サブ4のペースギリギリキープしながらの走りで少しずつ落ち着いてきた。
26キロから28キロがすごく早く感じられてランナーズハイかもしれないと声にする。

〜35キロ
(5.36-5.38-5.38-5.36-5.18)
「このままいけばサブ4は大丈夫。グロスは微妙だけど」との怪盗さんの言葉に火がついた。
私のサブ4はあくまでグロスのサブ4。ネットではない。
35キロ手前でKさんがこのペースでいけば大丈夫だからとペーサーを離脱。
突然の事に動揺したが後で追い付くからの言葉を信じてSさんと二人旅。
ペースを作ってくれていたKさんがいなくなったことや
ロスタイム3分を挽回しなければいけないとの思いからペースを意識的にあげた。

〜ゴール
(5.15-5.23-5.08-5.39-5.21-5.23-5.21)
前後しながら何回か声をかけあったけど二人でただひたすら前を目指した。
彼女の方に余裕があるのはわかっていた。
すでに呼吸が苦しい私に対し終始冷静。いい位置で走ってくれるので置いていかれないように必死でくらいついた。
36キロ地点で応援の仲間を見つける。
ずっと併走してくれている。すでに呼吸が一杯の私は返事をするのが精いっぱいだったけどその気持ちに応えたかった。
頑張れの声を後に二人でゴールを目指す。
そして38キロ。
少し前を行くSさんに声をかけるPさんを見つけた。
5キロ地点で仮装していた彼は今はしていない。
私を探しているであろうPさんに私から声を出さなかった。
呼吸が一杯で出なかったということもあるけれど、併走してくれるために待っていてくれたことを何となく感じていた。

つくばではずっと守ってもらったのにサブ4が出来なかった。
だからということではないけど今回は頼らず一人で走るんだという思いがあった。
ごめんなさい、ありがとうございますと心で思う。

呼吸はどんどん大きくなり周りのランナーが振り返る。
それでもペースを落とさず突き進む私たちにがんばれと声をかけてくれるランナーもいる。
苦しいけど頑張っている自分が嬉しかった。

競技場に入ってラストスパート。
電光掲示板は3時間57分を指しているが不安だった。
ロスタイムの3分が頭のまわらなくなっていた私は
57分に3分を足してしまっていてグロスで4時間きれていないかもと勘違いしていたのだ。
記録証をもらってようやく安心。
サブ4に戻れたら絶対泣くと思っていたのに晴れやかだった。

一人で走るんだと思っていたけど一人だったらこんな走りができたのかどうか。
ペーサーをしてくれた人、一緒にサブ4を目指した人、一緒にサブ4を戦った人、
折り返しでエール交換したみんな、応援にかけつけてくれたみんな。
仲間がいたから最後まであきらめずに執着できたこと。

転勤前の関東ラストレースに自分なりに想いをこめて臨んだけどたくさんの仲間に支えられて走れたことに幸せを感じます。
ただ走るだけのことになぜこんなに惹かれるのか。
そこに走るだけじゃないことを知っているから。
一人だけど一人じゃないから。
だからこれからも走り続けます。

記録:3時間57分28秒(ネット:3時間54分16秒)
2013年11月23日の大田原マラソンから477日目のサブ4復活

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