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6.大会報告室 : 第118回ボストンマラソン完走記

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投稿者 トピック
シゲヤン 投稿日時: 2014-4-29 20:56
  • 登録日: 2012-1-9
  • 居住地: 東京都豊島区
  • 投稿: 582
第118回ボストンマラソン完走記
4/21/2014(Mon.)、念願の第118回ボストンマラソンを走ってきました。

【以下、長文ですみません】
昨年4月15日の前回大会での爆弾テロから1年、まさしく決してテロに屈せず、
ボストンは復活する意味を込めた"BOSTON STRONG" を身体全体で体感したレースでした。
自分自身のタイムは、目標を10分超えて、3:39’33”でしたが、タイムには代えられない
ランナー/観客/ボランティア一体の感動のレース、それが今年のボストンでした。

参考までに、私の順位は次のとおりです。何となく、大会のlevelが分かってもらえると思います。
全体　　　　　　12,300位／完走者31,931人（上から38.5％）
男子部門　　　　　8,679位／17,575人（49.3％）・・・男子の真ん中くらいです。
男子55〜59歳部門　557位／1,778人（31.3％）
完走者の男女比率は、（男女どちらかという前提で（笑））、男子：女子＝55：45です。
日本の大会に比べると、やはり女性比率が高いですね。

コースは、ボストン西方のHopkintonという田舎町から、ボストン中心部まで計８つの行政単位を走り抜ける
one way courseです。
コース全体、途切れることなく延々と続く声援の中を走りました。田舎町であっても、公共施設や商店が
立ち並ぶ街の中心では、コースの両脇を応援のサポーターの人達が大挙して繰り出してくれていました。
アメリカの大会なので、おなじみの"A Good Job ! ", "You Can Do It. ", "Let's Go.", "Fantastic ! "と
いった声援が続きます。
何より声援で感動したのは、最前列の観客の多くが、一人一人のランナーを実によく観察していて、
頑張っているランナーを集中的に応援してくれます。

特に、17mile 過ぎのCommonwealth Ave.に右折した直後の急坂や 有名なHEART BREAK HILL そして終盤の
BOSTON中心部では、3.5時間〜4時間ランナーの中には、歩いたり、極端に遅くなるランナーも多いです。
そうした中で、頑張って走り切るランナーに対しては、熱狂的な声援を送ってくれます。

私自身は、「frun」（エフラン）の文字とロゴが入ったウエアを着ていたのでラッキーでした。
10人中9人くらいは「フラン」、1人くらいは「エフラン」と叫んで、更に"A Good Job ! "や"Fantastic ! "
の応援メッセージを投げかけてくれます。
それらの応援は、間違いなく自分一人に投げかけてくれた応援なので、感極まってきます。

そして、最後のfinish手前では、（人数が多いので一部のランナーになってしまいますが）finishする
ランナーの名前が放送されます。
確実に、"SHIGEYA-- KOBAYASHI--"と、自分の名前が流れてきました。

ずっしりと完走メダルをかけてもらい、ボランティアの皆さんが、延々と"Congratulation !" を繰り返してくれます。

初めての海外マラソンでしたが、エイド（公式・私設）について報告します。
公式エイドは、gatoradeとpolandのミネラルウォーターが、紙コップで１mile（約1.6�辧頬茲房蠹呂靴気譴泙后�
日本の大会の給水エイドよりは間隔が短いので、もし気温が高くなっても平気です。
公式エイドではfoodはありません。後半に1か所だけ、公式スポンサーのpowerbar社がpowerjelを配っていました。
参加資格のqualifying time（男女別・5歳刻みで設定）が4時間以上も参加できるのは、男子の65歳以上、
女子の50歳以上なので、多くのランナーは4時間以内で完走します。大田原みたいな大会だと思えば、
foodが無いのは当然ですね。

次に、私設エイドです。水とカット・オレンジが目立ちましたが、それ以外には、たぶん「リコリッシュ」だと
思うのですが、20センチくらいの棒状のねじった形のゴムみたいなお菓子も多かったです。
でもあれって、口の中ですぐには溶けないし、走りながら噛むのは辛そうなので、受け取りませんでした。

一番有り難かったのは、大きめのウエットティッシュです。1か所で5人くらいが、1ｍ間隔くらいで
一枚ずつ持ってくれているのですが、受け取りやすいし、鼻をかめるし、額や首筋の汗も拭けます。
アメリカの家庭用品は香料が強い製品が多いのですが、5か所くらいあったウエットティッシュ私設エイドで
配ってくれていたのは、香料も感じず、気持ちよかったですよ。
ウエットティッシュ私設エイドは、日本でも喜ばれると思います。
ただし、直後にゴミ箱がなかったので、取り敢えずコース脇に捨てるしかなかったです。

他には、次のようなことが、レース前後で楽しかったです。
１． レース前日の受付とexpoの賑わい、
２． 前日のコース下見のバスツアーで隣になったミネアポリスから娘さんの応援に来た老婦人との会話、
３． 当日のスタート地点へのスクールバスで一緒になったアルバータからの同世代の男性ランナーとの
情報交換・エール交換
４． ゴール直後の豪州ランナーとの互いの健闘への賞賛、
５． レース終了後の夕方のFENWAY PARK（Boston Red Soxの本拠地）を開放してのパーティー
６． 有名なピザ屋（Figs）で、たまたま隣になったサンフランシスコから来られたご婦人からのピザを
シェアしましょう、とのお申し出
などなど
一人で参加しても十分に楽しく交流できたボストンでした。

来年行けるかどうか分かりませんが、ラン友とは、2016年の120回大会に一緒に出ようと話しているので、
先の楽しみを目標にして、また練習を継続します。
長文駄文で失礼しました。


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シゲヤン

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