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9.ウルトラマラソンの部屋 : 第8回 国東半島100kmマラソン

投稿者 トピック
とーたん
  • 登録日: 2007-5-14
  • 居住地: 大分
  • 投稿: 18
ありがとうございました。
やりました! 完走できました。
15時間という、ちょっと長めの制限時間が幸いして、
時間内で完走することができました。
これも、みなさんのアドバイスのおかげです。
ほんとにありがとうございました。

当日は、5時にスタート。
それまでに、みなさんからのアドバイス通りに、
マメ対策で足の指にディクトンを塗りました。おかげでマメは出来ずに済みました。乳首にはキネシオテープ。今回、初めて使用しましたが、最高ですね。全く剥がれない。終了後のお風呂で見たのですが、ほとんどの方がキネシオテープを使っていたようです。

レースは真っ暗な中を140名が一斉に走り始めました。
その日は、スタートの段階からすでに蒸し暑く、
日中の暑さを予感させるものでした。
私は、最後尾からのスタート。超スローペースです。
12kmあたりまでは、この位置とペースを維持して走りました。
決して早すぎないように、体力を後半に残しておくために、
それなかりに気を遣いました。
7km/分ペースで3kmほど走り、500m歩く。その繰り返しをおこないました。もちろん、歩くときも、スピードをなるべく落とさないような歩き方に終始しました。
8時くらいに海岸線に出た時は、すでに気温があがりつつある状態。全体的に日蔭のないコースで、日差しをもろにあびて走り続けました。あとで知ったのですが、その日は最高気温33度まで上がっていたそうです。

11時22分に折り返し地点に到着。
ここでは、ちょっと失敗。
男子更衣室があったので、覗いてみると、のんびり昼寝や団欒をしている10名ほどのランナー達がいました。僕はその光景を見て、『そうか、100kmのマラソンとは、50km地点でゆっくり疲れをとって後半に挑むのだな』 勝手に思い込んでしまいました。
ゆっくり、豚汁とおにぎりを食べ、トイレを済ませ、ストレッチ。その後は、ランパン・ランシャツに着替えて、記念撮影。
気がつくと、32分間を費やしていました。
そして、出発。

3kmほど進むと、前半の20km地点くらいで追い抜いランナーが僕の前を走っています。
『?』いつの間に、追い越されたのだろう。
彼を追い越し、さらに先を行くと、今度は30km地点で追い抜いたランナーが走っています。その前にも、午前中で見たランナーが…
そうなんです。みなさん、50kmのエイドでおにぎりだけを食べて、さっさと走り始めていたんです。そうとも知らず私はのんびりし過ぎてしまった。ちょっと後悔。
後から思えば私が見た、ゆっくり休んでいたランナー達は、きっとリタイア組だったのでしょう。失敗です。
『仕方がない』 気持ちを切り替え走りました。

55Kmを過ぎたあたりから、足に痛みが出てきました。50kmまではなんともなかったのに、一気に状況が変わってきました。
次第に、歩く距離が長くなってきました。500m走って、500m歩くようになりました。
とうとう、70km地点で両足に痙攣を起こしてしまいました。腿は鈍痛。足首も曲がりません。足全体に痛みがはしっています。立っていることも出来ず、膝が痛くてしゃがみ込むこともできません。
ガードレールにもたれかかり、リタイアの文字が頭をよぎりました。
このレースの一番つらい瞬間でもありました。  
私は塩を持っていました。体内の塩分が少なくなると、足がけいれんを起こす。だから塩をなめれば、足の痙攣は治まる。
そうアドバイスをしていただいていたので、用意していた塩を口に入れ、同時にアミノバリューのパウダータイプも摂取しました。
15分ほどすると痛みが消え、歩けるようになりました。ふくらはぎのストレッチをすると、一時的ではありますが張りが和らぎます。そしてさらに10分程たって、また走り始めることができたのです。

それからは、数分走り、ストレッチ、そして走るの繰返しをおこないました。

残り12km地点までやってきました。すでに13時間以上が経っていますが、20時までには、ゴール出来ることを確信しました。後は少しでも早く短いTimeでゴールすることを、考え走り続けます。
もう、後のことは考えないで、残された距離だけのことを考え、走りました。この12kmはほとんど歩かなかったように思います。

既に真っ暗になってしまいました。100円均一で購入した小さいペンライトの明かりで、足元のコース表示を探して走ります。
街灯もない真っ暗な道を、ひたすら進みます。残り2kmのところで、一人に追いつきました。
話を聞くと、第1回目から走り続けているが、こんなに暑い厳しい条件のレースは初めてとのことでした。
しばらく並走し、のこり1kmとなりました。最後の気力を振り絞って、住吉浜リゾートパークのゲートをくぐります。
ゴールが、100m先に見えてきました。今日一日の事が頭をよぎりました。そして拍手に迎えられてのゴール。
ゴールの瞬間の写真を撮影されて、メダルを手渡しされました。

裏を見ると、68位の刻印がありました。140人中、68位でした。
これは予想外の順位でした。100位くらいかなと思っていたので、すごくうれしかったです。

ゴールの瞬間の感動はありませんでした。
『やっと終わった。もう走らなくていいんだ』 この気持ちの方が強かったです。それだけ、過酷なレースでした。
その後はお風呂に入って、いただいたお弁当を食べて帰宅しました。

炎天下の中、たくさんのボランティアの方々、大変ありがとうございました。
来年も走りますので、よろしくお願いします。

frunの方々のアドバイスがなければ、完走できなかったと思います。
ほんとうにありがとうございました。
今後も、いろいろと教えて下さい。
ありがとうございました。

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