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6.大会報告室 : 第1回大阪マラソン〜OSAKA MARATHON 2011〜 11/10/30【受付台】

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投稿者 トピック
hoyohoyo 投稿日時: 2011-11-1 15:45
  • 登録日: 2007-10-16
  • 居住地: 三重県
  • 投稿: 697
第1回大阪マラソン完走記（長文です）
大阪マラソン完走記（長文）
起床４時半。暖かい朝。

まず、朝食にコンビニおにぎり２個、紀文の豆乳、そして、永谷園のしじみ味噌汁。
秘密兵器（？）の切り餅をポットに入れ、海苔を巻いて食べる。

熱いシャワーを浴びて体を目覚めさせる。

ランウェアに着替え、預ける荷物をパッキング。その間も、切り餅を海苔で巻いて間をおきながら、食べ続ける（合計５個）。

荷物預けが8:00までのため、7:00にホテルを出て、地下鉄で森ノ宮へ。森ノ宮からAブロックの荷物預かりまで直行できるかどうかわからなかったので、さらに大阪城公園までJRで向かう。（結局、森ノ宮からAブロックの荷物預けまで直行出来たようだ）

途中であかつきの普通電車さんに会い、一緒にAブロックの出発地まで向かう。けっこう距離がある。途中で最後のトイレを済ませる。長蛇の列…と思いきや、見えない奥にトイレがあり、ほとんどノータイムで入れた。気がつかない人が多かったみたい。

Aブロックに到着したのは、締め切りの10分前ぐらい。ここで、右足のシューズのフィッティングが気になり始め、どうもシューレースが甲にあたってきつく感じるので少し緩める。緩めすぎるとまた気になって少し締める。でも、結局うまくいかず、少し緩いままスタート。このおかげで、右の親指の爪が死んでしまった。多少なりとも走りにも影響したかも…

スタート地点に並んでいると、右手に間寛平ちゃんが見える。姿が見えるとドッと湧く。橋本知事の挨拶があり、だんだんテンションがあがってくる。そして、スタート！

スタート地点までは、ほとんど歩いて45秒のタイムロス。5kmまではウォーミングアップと思っているので、急がない。体調はよいようだ。大勢の応援の人の声援を受けながら、落ち着いて、落ち着いて、ゆっくりと走る。

1kmのラップは、5:21。この混雑の中では、スピードをあげられないし、あげるつもりもないので、まあまあかな。

ところで、今回のレースプランは、最初の5kmを25:00で入り、そこから24:00をひたすら維持、できれば25kmからペースを上げて、というもの。

で、結局最初の5kmは、5:21
5:21-4:58-5:03-5:09-4:57
で、25:;28と許容範囲か。思ったよりアップダウンがある。

5km地点で応援しているはずのぶらんぼうさんを探しながら走ると、いましたいました！　赤い手ぬぐいを振りかざして大きな声で「hoyohoyoさ〜ん！」と応援してくれている。思わずうれしくなって手を振る。

しばらくいくと、難波を右に曲がり、御堂筋を北上。大阪のメインストリートは思ったより狭い。10kmになってもまだそれほどばらけてこない。後ろからスピードを上げていくランナー。そろそろペースを落としてくるランナーと交錯して、思ったように走れないので、思い切って道の真ん中付近を走る。応援からは遠ざかるけど、しようがない。

4:56-4:50-5:00-4:45-4:43
このあたりでは、まだまだ、まだまだ、と思いながら走る。平均心拍も150あたりでとどまっている。いい感じかな。目標24:00に対して、24:14。

10kmで、BCAAを投入。これも予定通り。冷静にプランどおり行けている。

10km過ぎからは、大阪城の方に向かって進み、折り返し。だがもう、どのへんを走っているという感覚がほとんどない。ひたすら、応援の人の波の中を、一歩一歩進めるだけ。少しプランから遅れているかな〜という思いから、ちょっとだけ意識して走りに集中。

4:53-4:48-4:45-4:46-4:49
いいそ、いいぞ、プランどおり、24:01でクリア。

15km手前からまた御堂筋に戻り、南へと下っていく。折り返すランナーを見ながら走る。けっこう仮装している人が多い。できるだけ中央により、対向ランナーを見ながら走るが、ランナーが多すぎて、なかなか知っている人を見つけられない。時折、あちらから声をかけてくれるが、気づいたらもう通り過ぎていたというケースが多かった（みなさん、ごめんなさい）

15kmの給水では、エネルギージェルを投入。
そして、しばらくいったあたりに、再びぶらんぼうさんの応援。今度はハイタッチ！

難波へと御堂筋を下り、今度は右折して、大阪ドームの方へ向かう。まだまだ余裕がある。

4:46-4:43-4:44-4:48-4:53
15kmから20kmは、23:54でクリア。ここで少々アップダウンがあるが、それも余裕でクリア。

折り返しで、ひろさんを発見。そして、その後ろにルンルンさん。ひろさんまで、約300メートル。案外離されていない。やはりゆっくり入っているのかな〜と思う。ひとり、FRUNのユニフォームを着た人がいたので、声をかけ、自己紹介。麦太郎さんだった。「もういっぱいいっぱい」という麦太郎さんをパスして、前を追いかける。

20kmではBCAAを投入。ハーフは、1時間43分台。2月の犬山ハーフとほぼ同じタイム（笑）。まあ、あのときよりは数段ましだ。


調子がよい時のマラソンなら、ハーフを過ぎたあとの20kmから25kmが一番調子が上がってくる。それを、あげすぎないように抑えながら30kmまでもっていき、30kmからペースをあげるというのが、理想的なレースプランだ。

ところが、ハーフを過ぎてから、どうもいっこうに身体が楽にならない。きついわけではないが、軽くない。これは…と思い始める。これ以上のペースアップは、難しい。レースプランを変更して、このままのペースを維持することにする。

難波を再び通り、通天閣の方へ向かう。足が徐々に重たくなってくる。


21km-25km 4:53-4:52-4:51-4:50-4:50 で、5kmが24:13。

25km過ぎ、またぶらんぼうさんの応援！　これで３回目。すごいなあ、どうやって移動しているんだろう？　ところがハイタッチはちょっとかすっただけ。疲れてきているが、「まだ元気だよ〜」と叫ぶ。自分に言い聞かせるように。

FRUNの旗も見える。誰だろうか？　まりもさんだ！　ハイタッチしてエネルギーをもらう。

一家で応援している人もいて、小さな子供からお父さん、お母さんまで連続ハイタッチ。そして、沿道の女子（たぶん高校生ぐらい）から飴をもらう。25kmでは、またジェルを投入しているが、その後も、飴をずっと口の中で転がしながら走る。

ここまで、自分の走りにかなり集中しつつも、これだけの大声援の中を、メインストリートを、走れるのは本当に楽しく感じる。このままレースプランどおりに走れれば、自分の中ではベストのレース運びになるなあ、なんて考えながら、本当に気持ちがいい。

この25kmぐらいから、妙に後ろが騒がしい。というか、エイドをやっている人たちが、僕の後ろを見て、「来た来た！」と慌しく備えている。後ろを振り向く余裕など全くないので、いったいどうしたんだろうと思いながら走る。コースは、いよいよ南に下っていく。

30kmで、ついにラップが5分台に。あと12km。粘れるか！？　BCAAみたび投入。

26km-30km
4:50-4:48-4:51-4:54-4:55-5:04　24:32

このあたりからは、34kmのFRUN応援隊のことばかり考えている。後ろから迫ってきていたのは、3時間30分のペースランナー集団だった。余裕で30分は切れると思っていただけに、少しショック。しかも、抜かれかかり、がんばってペースを維持。はっきり言って、きつかった。もう5分を切るのがやっとという状態。しかし、34km地点では、TomokoさんやOちゃんがいるから、この大集団に飲み込まれたらアカンという思いで必死に前に出る。

さあ、ここからがフルマラソンだ。どれだけ粘れるか。

前にFRUNの旗が見える。アフロのかつらをかぶったOちゃんのところで、ポーズを決める。みんなに手を振りながら行くが、Tomokoさんの姿が見えず、とても残念。（Tomokoさんは、そのちょっと手前で名前を呼んでくれていたらしい。すみません…）

31km-35km
5:07-4:58-5:01-4:59-5:00 25:05
もうここでキロ5分がぎりぎりのペース。

35kmのエイドで最後のジェルを投入しているすきに、ペースランナー集団についに抜かれる。これが痛恨だった。ここでついていくべきだった。しかし、気持ちがかなり弱っていて、少しペースを落として、なんとか維持できないかという方向に気持ちが向いてしまう。

そして、行く手に坂が見える。あんな坂、普段は大したことない。と思う。
ぶらんぼうさんが、四度目の応援。元気に手を振って応える。そして、坂を登る。これだけ坂の練習を積んだんだから、こんな坂、なんでもない！

ペースは少々落ちるが、着実に登れる。大丈夫だ。この坂を登れば、あとは下り。そしてゴールまではフラットだ。

ところが、坂を登りきったところで、足が動かなくなってきた。下りが全くスピードがでない。ペースはずんずん落ちる。もう5分30秒がやっとの状態。なんとかスピードをあげたいが、身体が言うことをきかない。

36km-40km　5:18-5:16-5:32-5:25-5:29 27:00
ついに、ラップは27分。この2分のロスは痛い。3時間30分がきつくなってきた。

頭の中の計算では、最後の2kmは、10分でいけば3時間30分は切れる。だが、本当に身体が言うことをきかない。こんなはずじゃないと思いながら、ついにラップが6分台に落ちてしまう。

1kmが本当に遠く感じる。
もっとがんばれたかもしれないと、今は思う。でも、精一杯だった。スパートをする余力もない。今の力を使いきるという点では、本当に精一杯やった。やはりこのレースプラン自体に少し無理があったのかもしれない。

なんとか、最後までは走り続ける。少しでも速く、一秒でも速く。
会場に近づくと、また応援の人たちが増えてくる。
ふと、視線を上げると、さとりんさんがいた。

あれ、夢でも見てるのかな〜。でも、さとりんさんだ。
「ナイスラン！」と声をかけてくれた。何か叫んだような気がするが、忘れてしまった。

でも、こんなヘロヘロではいけないと思い、力を絞る。

40km-Goal　6:01-5:49-1:00

とにもかくにも、ぎっくり腰発症から一ヵ月半、完治から一週間。

夏の走りこみは、この大阪のために自己最多の月間450km、暑い中を走り続けた。

一時はスタートラインに立てるかどうかすら危ぶまれた大阪マラソンのスタートラインに立てた。

とにもかくにも最後まで走りきった。

それらすべてを誇りに思い、握り締めた右の拳に立てた親指で、胸のFRUNのマークを指さし、左手はガッツポーズでゴール！

応援してくれたすべての人々、そして受け入れてくれた大阪の街に向かい、振り向いて深々と一礼。

時計を押し忘れたので、正確な記録はわからない（爆）　たぶん3時間32分20秒ちょっとかな。

去年のいびがわ、奈良に続き、３戦連続、3時間32分台。安定しているといえば安定しているが。

ゴール後、大柄な、FRUNのランナーがいたので声をかけると、初めてお会いするみやもさん、初サブ３．５達成だそうな。

一瞬腰がビクッと来たが、その後大事には至らず、一応これで完全復活宣言しておきます。

しかし、大阪マラソンは、ホスピタリティーに溢れた、本当によい大会でした。僕はあまり大阪とは縁がなかったけれど、大阪のことが好きになりました。


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