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9.ウルトラマラソンの部屋 : 第14回村岡ダブルフルウルトラランニング 11/09/25【受付台】

投稿者 トピック
AKA
運営スタッフ
  • 登録日: 2007-3-6
  • 居住地: 大阪
  • 投稿: 1817
Re: 第14回村岡ダブルフルウルトラランニング(長文)
りっきさん、受付台有難うございます。

3度目の村岡ダブルフル100キロを走ってきました。
スタート時、去年は小雨が降っていたが、今年は晴れている。
しかし気温が低く、じっとしているとTシャツ1枚では寒い位。
午前5時スタート。
提灯のともる商店街を抜け、田園地帯を走る。
そう言えば、去年は毎年仮装で、去年は八代亜紀だったM氏。
今年はひげダンサーズとして7年振りの公演で、T嬢も一緒だった。
もちろん、エイドや地元の人達が集団で応援している所では、カセットからひげダンスの音楽を鳴らしながら、ダンスを披露(^^;
あんな時間を費やしながら、良く100キロを完走出来るものだと、今更ながら驚く。

前半4キロ弱の町内を抜け、いよいよ兎和野高原への登りに入る。
それなりに強い登りだが、まだまだ元気に登れる。
一度下ってまた登り、18キロ地点の高坂口で最初の山が終わるが、この高度が約670m。
ここから6キロで約300m下ると言う急坂を快調に走り、民宿街を通り抜けて23.2キロ地点の黒田石碑に向かって登っていく。ここは標高約510m。
ここからまた強い下りを走り、市原エイドに到着。
そして国道9号線を横断し、100キロの部は流しソーメンのある猿尾滝へ向かう。

流しソーメンを頂いて一息ついた後、作山へ向かい、その折返しを終え、数少ないフラット部分を3キロほど走ると、いよいよ標高1,074m蘇武岳への登りに入る。
走れるのは序盤の一部で、後は走るのが嫌になる様な急坂が延々9キロ程続く。
やっと蘇武岳頂上手前の展望台エイドへ到着。
いつもながら素晴らしい景色です。

このエイドで、プリン、寿司、チョコ、大福等々、色々と口に放り込み、少し休憩。
後少し登れば、次からは下り主体となる。
一旦下った手前で、44キロの部に合流するコース。
ここも林間コースで、大会でなければとても気持のよいハイキングコースになるだろう。
そのまま登って次は和佐父峠エイド。

もう、ここまで何度上り下りを繰り返した事か。
標高約650mの和佐父峠エイドから、着替えなど置いてある射窓会館エイドまでの標高差520mを9キロと言う距離で一気に下るが、コース中、ここの下りが一番急坂で、足はすでに疲労が蓄積している為、とにかく慎重に下っていく。
やっと着いた射窓会館では、汗でシャツが濡れ、冷たい風では寒かったので、ここでフラッドラッシュのスキンメッシュを下から着込む。
200m程の短い歩道を終え、次が但馬大仏の長楽寺への登り。
ここでは、去年胃が受け付けずに食べる事の出来なかったおはぎを頂くのが目標。
相変わらず胃の調子は良くないが、何とか口に押し込む。
好みとしてはもう少し甘かったらいいかなぁ。

境内を出て、またすぐに登りが始まる。
せっかく低い場所へ下りて来たのに、また標高520mのあけぼの山荘まで登らなくてはならない(;_;)
高度差370mをゼェゼェ言いながら約7キロで上がっていく。
やっと登ったと思ったらまた急坂を下り、平坦ながら若干登り気味の道路を小出保育所まで進むと、ここが第3関門。
ここからは一二峠へ向かう最後の登りで、その距離は約4.5キロ。
ここを終えれば後は下りで、去年はキロ4分強で爆走した所。
あれが出来れば13時間は切れるだろう・・・。

と、思ったのがダメだったのか?
1キロ程登った所で急に気持ち悪くなって吐き気をもよおす。
思わず道端にしゃがみ込み、嘔吐してしまった。
う〜ん、今までそこまでは気持ち悪くなかったのに、さっき食べた梨が悪かったのか?
或いは水の飲み過ぎか?
何れにしても、アップダウンの連続で、胃が疲労しているのは間違いない。
2〜3分しゃがみ込み、再スタート。
所がまた気持ち悪くなり、再度嘔吐してしまい、今度は少しの間動けない。
立ち上がると目眩もする。
追い越していく人達から「大丈夫ですか?」と声を掛けて貰うが、「大丈夫です」と返すのが精一杯。
とても長く感じたが、この間せいぜい5分位だろうか?
結局かなりの量を出した様で、再度歩き出した時は空腹感でフラフラし、ゆっくりとしか歩けない。
せめて水を飲みたいが、当然そんなモノは無い。
この時点で13時間切りはアウト。
這々の体で急坂を上り、やっと一二峠のエイドに到着。
シャツは冷や汗と登った汗でびっしょりで身体もすっかり冷え切り、止まった途端にブルブルと震え出すが、丁度ここでたき火をしていた為、火の前に陣取り、椅子に座り込んでグッタリしながら休憩する。

一体、何故こんな苦しい思いをしながらウルトラに参加するのか?(笑)
一時はここでリタイアかと思ったが、後5キロ弱。
まだまだ時間もあるし、後は吐きながら全部歩いても充分間に合う(笑)。
10分程焚き火に当たっていると身体も暖まり、少し楽になってきた。
何も食べられないので、水を大量に飲み、ゴールへ向かって走り出す。
と言っても、去年と違い、今年はキロ7分位の超スローペースだが。

それでも、すっかり日が沈んですっかり暗くなった中、ゴール近くなると応援の人達が増え、ラスト1キロでは周囲から「後少し」「最後頑張って」「お帰りなさい」と、沢山声を掛けてくれる。
こちらも片手を挙げてみんなに「有難う」「ただいま」と返事をしながらトロトロ走る。
こんな苦しいレースになった時程嬉しく、感激も人一倍です。
いよいよゴールのグラウンドに入る。
いつもの様に、マイクでナンバーと名前を呼んでくれている。
前を行く44キロの部のランナーが走路を空けてくれる。
せめてゴール前位は・・・と、棒になった足をもがく様にスパートしてテープを切った。
それも、去年は片手を挙げてのゴールだったが、今年は両手を挙げて・・・。
去年よりタイムは悪くても、ゴール出来た事がそれだけ嬉しかった。

ゴールして椅子に座り込み、少しの間動けないほど今年は疲れ切っている。
しかし、ゴール直後はもうこんなキツイ大会、今年でやめよう、と思ったが、帰途ではそんな気持はどっかへ・・・(笑)
タイムは13時間22分23秒(自己計測)と、ベストより2時間程遅いワースト記録を出してしまいましたが、完走できたことは一番嬉しい結果でした。
写真入りは下記↓Blogです(^^;
http://aka.air-nifty.com/blog/2011/09/2011-56c5.html


----------------
  by.AKA


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