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nao |
投稿日時: 2011-5-1 22:11 |
- 登録日: 2007-4-7
- 居住地: 神奈川
- 投稿: 428
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- 21st チャレンジ富士五湖、目標達成
- りっきさん、受付台設置ありがとうございます&お疲れさまでした。
3回目の富士五湖、自分なりに目標を達成できました。 若干長文ですが。完走記です。
市民ランナーのグランド・スラムなるものがあるという 聞くところによると 1 フルマラソン、3時間未満完走 2 富士登山競走、4時間未満完走(4時間30分未満という説もあり) 3 ウルトラマラソン(100km)、10時間未満完走 の3つをすべて達成することらしい。
1はすでに達成 2はとりあえず4時間6分で完走 しかし、一番遠かったのが3であった。
これまでの記録は しまなみ海道、11時間2分 のべやま、11時間46分 去年の富士五湖の100km通過が、10時間39分 毎回、前半のわずかな貯金を、徐々に食いつぶし、中盤以降は借金が膨らむ、というパターンの繰り返しだった。 貯金を維持するには、エイドやトイレによるタイムロスを考慮すると、最低でも5-45/km、できたら5-30/kmを 最後まで維持しなければならない。 70km以降、これを維持することができなかったのだ。
今年は、佐倉が中止になった影響で、ウルトラモードの練習期間を3週間長くとることができた。米国出張から 帰国した3月下旬以降、50kmオーバーの練習を4回、山練習を2回、平日はなかなか走れなかったので通勤の電車内では 常につま先立ち、など工夫をした。大腿筋の鍛え方が不十分だったが、山も走ってるからなんとかなるだろうと思った。 ただ、それは甘かったということを本番の終盤思い知ることになる。
チャレンジ富士五湖112kmは、早朝4時半スタートである。去年に引き続き、今年も晴天である。明けてくる空に、 徐々に姿を現す富士山を見ながら走る。自分の調子もいいようだ。想定は、5-30から5-45を維持することだが、 序盤は下り勾配が多いのと、やはり、気分が高揚しているので、5-15前後のラップが続く。なんとなく、このままいけそうな 錯覚にとらわれるが、そんなことは絶対にない。ペースを落とせと自分に言い聞かせる。でも、なかなか落ちない。 なんとか、5-20台に落としつつ、中間点を通過。やはり、最初に大腿筋が文句を言い始めた。あとは、ペースも自然に落ちるだろう。
前半、最大で23分ぐらいあった貯金は、エイドで徐々に浪費し15分程度まで減ってきた。以後はエイドのロスを 走りながら取り戻し、なんとか貯金を維持する。孤独な本栖湖を過ぎ、精進湖から西湖へのだらだらと続く坂を登り切り、 90km地点までこの貯金を維持できた。この時点で、100kmサブ10を確信する。
100km通過は9時間44分19秒。目標達成である。
しかし、今回はもう一つ別の目標があった。それは、B姉さんの持つ富士五湖112kmのFRUN記録、11時間9分を上回ること。 思考力の低下した頭で計算する。このままのペースでいけば十分に間に合うが、この悲鳴をあげ続ける大腿筋で、あの 終盤の上り坂をどのくらいのスピードで登れるか、そこが計算できない。仕方がないので、このまま、とりあえず5分台を 維持することにする。
そこで、もうひとつ新たな欲望が・・・。「もしかしたら、11時間切れるんじゃね??」
6-00/kmで走ると12kmは1時間12分。ということは、100km通過地点で貯金は3分40秒。終盤の上り坂を考えると、 この貯金は無いに等しい。ペースを維持、というよりも、気分的にはペースアップしなければならないだろう。かなり、 きつい。心の中で「FRUN記録は更新できそうだし、もういいじゃん。」という声と、「ここまで来たんだから 10時間台目指そうよ!」という声が交錯する。若干の葛藤の末、あっさり後者が勝利する。
ペースアップを試みるも、やはり伸びない。5分台後半がやっとである。そこで、最後の手段に出る。エイドをパス するのである。幸い、ウェストポーチの中の250mlのペットボトルにはまだ水が残っている。なんとか、あと10kmはもつだろう。
河口湖大橋の入り口を右折すると、最後の登りが始まる。緩やかな勾配だが5km近く続く坂で、100km以上走ってきた 両足にはかなりこたえる。今回で3回目になるが、楽に登れたことはない。ただ、一歩ずつ走れば、必ずゴールに たどり着くと信じてひたすら腕を振る。ラップは6-30から7-00近くまで落ちる。貯金は大きく食いつぶしている はずだが、もはや計算できない。
「あと2km」の表示が見えた。タイムは10時間50分をちょっと過ぎている。ということは、残り2kmは5分を切って 走らないとサブ11はできない。幸い、このコース最後の1km強は下りだ。一気に4分台前半サブ3ペースぐらいまで スピードを上げる。競技場入り口で時計は10時間59分40秒。間に合うか・・・・?最後の力を振り絞る。
ゴール!
タイムは10時間59分50秒
112kmも走って、たったの10秒。でも、大きな10秒である。112km、サブ11達成。
ゴール後は、しばらく動けない。トラックに大の字になって、目を閉じながら思う。「なんで、しまなみ海道 申し込んじゃったんだろう?また来月、こんなにきついことをやるのか・・・」
でも、この達成感、充実感があるから、この喜びがあるから、また走るんだろうと思う。
車に同乗させてくださったタカさん、 一緒に、山練習や皇居練習や葛西を走ってくれたみなさん、 私設エイドで、コーラと元気を頂いたみなさん、 大会スタッフやコース上で応援してくださったみなさん、 おかげ様でで、苦しくて楽しい、充実した112kmを走ることができました。 どうもありがとうございました。
nao@連休前半はのんびり
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