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7.オフ会・練習会 : 「源氏物語&抹茶ソフトマラニック」のお知らせ

投稿者 トピック
ケイタロー
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  • 登録日: 2007-3-5
  • 居住地: 京都
  • 投稿: 1253
「源氏物語&抹茶ソフトマラニック」事前学習(その1)
ケイタローです。

今回も、マラニックに先立ち事前学習シリーズをお届けします。といっても、もちろん僕はど素人なので、ほとんどは受け売りで、孫引きで、転載で、カット&ペーストで・・・

中書島駅のコインロッカーに荷物を預けて、さぁ出発!

■スタートの「中書島」は、豊臣秀吉によって開発され武家屋敷が立ち並ぶようになり、その後、伏見城下にあった遊廓が移され繁栄するようになったそうです。中書島というと、どうしても遊廓のイメージがあります。(もちろん僕の生まれるず〜っと前の話ですよ。)
今でも、伏見随一の歓楽街。昼間は死んだような街ですが、夜になると・・・ふふふ。

伏見港公園を通って宇治川の堤防へ。上流に向かって走ります。

■しばらく行くと、右前方に巨大な「近鉄京都線澱川橋梁」が見えてきます。宇治川じゃなくて澱川(よどがわ)なんです。この橋は1928(昭和3)年に作られた無橋脚橋梁、つまり川の中に橋脚がない、当時としては画期的な鉄橋でした。今でも日本最大級で、国の「登録有形文化財」に指定されています。では、なぜこんな橋を作ったかというと・・・話が長くなるんですが・・・

当時、伏見には陸軍第16師団司令部(今の聖母学院)が置かれていて、その下にある工兵第16大隊が、今の桃陵団地(伏見奉行所跡)に駐屯していました。この部隊が伏見南部一帯をその練兵場としていて、宇治川での訓練に支障をきたすとクレームをつけたからなんです。おまけに、桃山御陵前駅付近では、桃山御陵への参拝道に踏切ができるのはけしからん?と京都市が反対したため地下化しようとしたら、今度は伏見の酒造組合が地下水が涸れたらどうすんねんと反対して・・・・
で、桃山御陵前駅から澱川橋梁間は、開業当時から高架になっているわけです。まぁ、それにしても近鉄さん(当時は奈良電鉄)は、あちこちからクレームがきて大変だったでしょうね。

■観月橋を越えると、左手に小高い丘が迫ってきます。このあたりを「指月」といい、古くから月の名所として知られ、秀吉はここに最初の伏見城(指月城)を築きました。指月とは四つの月のことで、空の月、川の月、池の月、盃の月の4つを一度に見ることができるからだともいわれています。(そんなお月見をしてみたい。)この城は、完成直後のおこった慶長伏見大地震(1596年)で倒壊したため、すぐ近くにあらたに伏見城を築きました。それにしても、この地震で600人位が亡くなったそうですが、秀吉さんは無事で何よりでした。伏見城(桃山御陵)については、帰り道に寄るので後述します。

ここで、宇治川の話しを少々。宇治橋下流で巨椋池に直接流れ込んでいた宇治川を、今のような流れに変えたのも秀吉でした。伏見城築城に伴い、宇治川(巨椋池)に堤防を築き河川改修しました。そこで、この堤防を太閤堤といって、槇島堤、淀堤、小倉堤などともよばれています。このおかげで、伏見の町は交通の要衝として栄えるようになったんです。

山科川を渡り、桃山南口の住宅地を抜け、再び宇治川を隠元橋まで。

■「隠元」といえば黄檗宗を開いた隠元禅師のこと。ここには、かつて岡屋の津という港があり、古くから交通の要衝として栄えてきました。江戸時代、隠元さんが幕府から寺領地を賜ることになり、その候補地探しのために淀川をさかのぼり宇治川で下船した場所であることから、隠元橋と呼ばれるようになったといわれています。2年前に新しい橋に架け替えられて、橋のたもとに「黄檗開山隠元禅師渡岸之地」の石碑が建てられました。石材は禅師の出身地である中国福建省から取り寄せたそうです。

それでは、ここで一旦宇治川を離れ、黄檗山萬福寺へ向かいます。
ここまで約5キロ。(つづく)


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ケイタロー(京都・桃山)


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