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9.ウルトラマラソンの部屋 : しまなみ海道100kmウルトラ遠足07/06/02【受付台】

投稿者 トピック
hara
  • 登録日: 2007-3-28
  • 居住地: 埼玉県川口市
  • 投稿: 223
しまなみ海道一人旅
りっきさん、受付台ありがとうございます
完走記、久々に書いてみました

ウルトラの完走記、そう言えば、随分と書いたことがない..
完走してないから、なかなか書く機会がなかったのだ(^^ゞ

あっと言う間に1週間が経ち、記憶も感激ももうすっかり薄れてきて、
なんだかうまくは書けそうもないが、途中で撮った写真と、地図を見ながら
跳び始めている記憶を引張りだし、書いてみようかと..

'しまなみ海道100Kmウルトラ遠足'は、福山城から尾道経由で6つの島と9個の橋を
通り、愛媛県の今治城まで走る大会だ
6つの島なのに、何で9つの橋かと言うと、最後の大島から四国へ渡る橋は
来島(くるしま)海峡大橋と言う名で、第一、第二、第三となっているのだ
実際には三つの橋は繋がっているので、意識していないと分からない
 また、しまなみ海道とは通称で、正式には西瀬戸自動車道と言うのだ
福山から尾道まで約20k、尾道から四国に渡る橋と島の距離が70k位
四国に渡ってから残り10k程で今治城にゴール、で合計100kとなる


6/1(金)、めったに取る事がない有給休暇をとり、朝6:55の羽田発の飛行機で広島へ、
そのままバスで、福山へ向かった
AM9:30頃着いてしまった、受付はPM2:00からなのに...

こんなに早く来る必要もなかったのだが、先特とかで且つ朝早い便が
運賃も安いので(11,850円+バス1,500円位?)来てしまった

6/2(土)AM5:00
福山城前の広場、参加者は1,000人ちょいとの事、参加者の一覧に、
最高齢80代が1名!いた、残念ながら誰がその人なのかは分からず
一目見て見たかった、まあ、いっか(^^)

スタートの合図で、一斉に走りだすかと思い気や、進まず...
広場から道路に降りていく階段が狭く、進まないのだ
まあいいやと、最後方から歩いて階段をおり、スタートとなった
道路に出てやっと走り始める。

福山城の目の前はJR福山駅で、すぐにその線路のガード下を
くぐり抜け、国道へと向かう
事前の情報によると、尾道までの約20Kは国道沿いの歩道を走る、退屈なコースとの事
はたして...その通りだった...
登るでもなく下るでもなく、市街地の狭い平坦な歩道を、しまなみ海道を目指し走る
特に尾道直前にはトンネルが多く、排気ガスが充満している、
走る環境としてはあまりよろしくない、歩道が狭い上に暗いので、
前の人の背中を見ながら、我慢して走る

やがて景色が変わってくる、もう直ぐ20Kあたりかと思っていると、突然海が
ちらっと見えてきた
'おー、瀬戸内海だ..'、'初めて見る瀬戸内海だーって'一瞬思ったが
初めてではなかった、初めてなのは四国だろって
頭の中で、一人突っ込む..

一番目の橋、尾道大橋の手前の20Kエイドで、給水にオレンジ、バナナ等を
補給し、頭上数十メーターに見える橋を見上げる
いよいよ登りかと気合をいれるが、なんの事はない、階段もあったが
以外にあっさりと、橋の入り口に着いてしまった。(この時点は、まだまだ元気!)

この橋は歩道が狭く、最初はちょっと走りにくい、橋の途中に橋の支柱とかがあり
前のランナーの背中を見ながら進む..が、しかしトンネルとは大違い
瀬戸内海の島々が見える、良い眺めだ、左右をキョロキョロ、下を
キョロキョロ、カメラを持ちながら走る事にする
橋の上から、これから登って来るランナーが見える

橋の上からの景色を堪能し、一人満足
そしていよいよ、最初の島、向島へ足を踏み入れる

この大会の5K毎のエイドは、オレンジ、スイカ、梅干、パン、カステラ、ゼリー
オニギリ、等々結構充実..
スイカのエイドもあったり、小さいトマトが氷水で冷やしてあったり、
実にうまい!

次の因島大橋までは約10K、5,6K走ると遠くに薄っすらと橋が見える
近づいてくると橋の様子が見えてきた
この辺りで30K地点、ここまでキロ7-8分のペース、時刻は8:50

2番目のこの因島大橋は、九つの橋で唯一、上が高速道路で下が原付、自転車、
歩行者用の二段の橋になっている、全長1,270Mの立派な橋だ
橋の袂に着き、階段で一気に登る

橋を渡りきり二つめの因島に到着、しばらくだらだらと道を下ると35Kのエイド
このエイドは、生のオレンジを絞ったジュースが有名らしい
半分にカットしたオレンジを押しつぶして、ジュースを作っていた
最高に、うまいっ! 3,4杯飲む、ここでは15分位休憩してしまった
このエイドは広ーい公園で、眺めもいいが休みすぎに注意だ!
なぜだか、おばさんがほら貝を吹いている、それになぜだか
白い恐竜がいた
○○○さんのセリフを借りると、この広場は怪獣だらけだ..

日差しが段々強くなり気温も上がってきた
このあたりから、エイドに用意されているポリバケツの水のお世話になる
足に掛けたり、頭に掛けたり、もうぐしゃぐしゃ

しかしまだ35K、こんなところで休んでいてはいけないと
次のエイドを目指す、40Kあたりで3番目の橋、生口橋にたどり着く
この橋は、ぐるぐる登って、歩いて走ってという感じ、結構きつかった
橋を渡り生口島へ、中間点のエイドを目指す
じわじわと疲れや渇きが襲ってくる。
歩く事はしなかったが、エイドまで我慢できずに自販機で、コーラを飲み干す
そうこうしているうちに、中間点に到着した
50K地点は、この大会唯一の荷物預けのエイド、エイドに足を踏み入れると同時に
スタッフの方が走って荷物を持って来てくれる。
見事なフットワークと関心した次第

ここでは、マッサージのサービスがあり、10人位の人が並んでいた
いくら時間に余裕があるとはいえ、マッサージまで受けてたら
時間なくなるよなと思いつつ、芝生にゴロン...これがいけなかった..
寝てしまった。(疲れてくると私は良くやるパターンだ...)
ありゃりゃ、30分位経過、マッサージ受けてた方が良かった..
あわてて、出発 12:30頃
でも、残り50k、8.5時間もあるんだよなと冷静に計算し、
マイペースで足を進める
疲れてはきたが、特にどこが痛いということもなく、調子は悪くない

この後は海岸線をひた走る、このあたりはサンセットビーチとか言って
白い砂浜が見える
日差しもかなり強く、結構辛いが足は止めることなく、とにかく次の
エイドを目指す
このあたりでは、なんだかぼーっと走っていた

55kのエイドでも、ポリバケツの水を頭から掛け、足にも水、
キロ8分をオーバーしている、しかし事前に用意していた、走行予定によると
この後キロ9分から10分になっても、十分間に合う
回りには、ちらほら歩いている人もいて、つられて歩きたくなるが
こんなところで、歩くもんかと意識して前へ進む

そしていよいよ4番目の橋、多田羅大橋
橋を登る手前に、小さいエイドがあって(私設?)
2,3人の人がいて、一人の人が、缶とコップを持っている
近づくと、どうも黄金色の飲み物を飲んでいる
1本は飲めないから、誰か飲みませんかと言っているようだ
ビールだ!(^^)

頭の中で、葛藤が始まる
'えっ、ビール飲んで大丈夫かな?'
'こんな状態でビールなんかやめた方がいいに決まってるよな'
'ビールは、即エネルギーになるし、ウルトラじゃ時々飲む人いるじゃん'
'練習会でも、飲んだ事あるし、大丈夫だよな'
悩んだ時間、1秒足らず...

で、やっぱり、次に出たセリフは、'いただきまーす'と同時に
缶を受け取る
もう迷わず、一気にゴクゴクッと飲み干す...うまいっ!
航空公園の8耐では、飲んだ事があるが、ウルトラの大会では
初ビールでした(^^)
もう既にふらふらしてたから、ビール飲んでも特に変わらず

さてさて、気分をリフレッシュして、階段を登り、橋を渡り始める
この橋の途中の途中2箇所位だったか、'多田羅大橋鳴き龍'ってのが
あって、ちょうど橋を支えている柱のところに拍子木が置いてあり
それを叩くと、柱に共鳴して音が聞こえるようだった
やっている人がいたが、止まるのはいやだったので、そのまま走りすぎる

そしていよいよ大三島に到着、ここから愛媛県、60Kを超えた、時刻13:55
もうこのあたりでは、写真も撮るのは面倒くさくなり、カメラは
背負っていたDパックの中に、入ったまま..
次の橋までは、約5Kほど
このあたりからは、次のエイドを目指して前へ進むだけ
しかし、登りは多少歩く事はあっても走れた、調子は悪くはない。 

いつのまにやら、大三島大橋を渡り、塩で有名な伯方島へ
伯方島の70k地点のエイドは大きいエイドだ
エイドに入るところで、一人一人のアナウンスをしてくれる
ゼッケンXXX、○○県のXXさんってね

時刻15:30、残り30K、5.5時間ある
10Kを1.5時間で行けば、20時頃にゴールできる計算
実際に、この後計算通り、20時前にゴールする事になる
体力的に余裕はなかったが、この時点でゴールは、ほぼ確信する
エイドを出てしばらくすると、5番目の伯方大島大橋
いよいよ最後の大島に足を踏み入れる

この頃には、日差しは弱くなって助かった
時々出てくる来島海峡大橋まで後何キロの道標を、たよりに前へ進む。
この大会は、応援はすくないのだが、各島のボランティアなのか
高校生位の人の応援が目立った

コースの途中でハイタッチ、数え切れない..
やはり応援はうれしいものだ
不思議と元気も出てくる

80K地点 時刻16:45
途中エイドで休憩しているにも関わらず、良いペースだ
Forerunnerのバッテリーがなくなった、
バッテリー切れは想定済みで、時計も用意していたが、忘れた..
ゴールで待っているバックの中だ..
時間は誰かに聞けば良いと、気にせず前へ進む

ほどなく海岸線の景色になる
最後の橋がちらっと見える、しばらく走るとまた見えなくなったり
するので、自然と橋の影を求め、足は前へ出る
いよいよ最後の、来島海峡大橋の姿が見えてきた
長い! 三つの橋が繋がっているのだ、全長約4K位にはなるらしい
あの橋を超えれば今治かと、体は疲れているのに、気持的には元気が出てくる

そしていよいよ来島海峡大橋へ
この橋へ登ればもう、登りはないんだと言い聞かせ、ゆっくりでも
走るようにする
しかし、橋自体がゆるいアーチになっているので、橋の緩やかな登りも、
結構辛い状態、でも歩く事はしなかった
長ーい橋を30分以上かかって渡りきり、ループ上の道を下ったところで、
91.9キロのエイド

もう、ここまでくれば、ゴールも目の前、
このコースは最後に、急な登りがある訳でもない
いよいよ市街地に入る
今治城の影を求め、ひた走る

段々と日が落ちてきて、いつのまにか日が暮れてきた
もうゴールは目の前だ、と、突然ライトアップされた今治城が..
一昨年までは、この今治城がゴールだったそうだが、今は工事中とかで、
このちょっと先の'今治繊維リソースセンター'がゴールだ

暗い道を、直前を走っているランナーの背中を見ながら走る
そして、ふと右に曲がると、突然目の前にゴールが見えた
直前のランナーから、わざと遅れて、ちょっと調整
名前を呼ばれる、そしてゴーーール!

あー、長い一日が終わった
時間はハッキリ確認していない
20時は切っていたと思われるが、時間などどうでも良いのだ
ゴールにたどり着いた事に意味があるのだ
久しぶりの100K完走!
しまなみ海道ありがとうという気持ちで一杯だった

ゴールすると、広ーい体育館の中で、完走賞?バスタオルと
くじ引きでタオルを渡された
その後、まだお土産があって、何故だか納豆3個、地元産かと思いきや
神奈川県川崎産と、これでもかという感じだ

で、この大会の良いところ、ゴール地点の体育館内には、ビールはもちろん
おでんにやきとり、焼きそば、お好み焼き、また地元のお土産やさんが
所狭しと、並んでいるのだ
実は大会受付の時に、ここで使用できる2,500円分の金券が
ランナー全員に渡されている
私ももしっかり持って走っていたので、荷物を受け取る前に
まっすぐ生ビールのところへ、ビールと焼きそばを取りあえず買って、
体育館中央に用意されている席にどかっと腰をおろし、ビールを一気に飲み干す
たまたま隣り合わせた方とも、ついでに乾杯!

金券と一緒に、健康ランドの利用券ももらっていたので
一休みしたところで、無料バスで健康ランドへ行った
大会参加料17,000円も、なるほどと関心した次第である
海宝さんの大会は、なかなか良い大会です

制限時間16時間もあると、やっぱりありがたい
関門に追われる事もなく、休憩を十分とって景色を堪能し
本当に楽しんで走れた
出発から3日間、初めて一人旅でのウルトラの参加、
こんな旅もたまには、いいもんだ..


最後まで、お読み戴いた方、どうもありがとう
しまなみ海道、絶対お勧めです!

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