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7.オフ会・練習会 : 4/29 幕末&龍馬 春の京都観光マラニック

投稿者 トピック
ケイタロー
運営スタッフ
  • 登録日: 2007-3-5
  • 居住地: 京都
  • 投稿: 1253
Re: 幕末&龍馬マラニックの事前学習(その2)
こんにちは。ケイタローです。

事前学習の第2回は、二条城から一気に南下して壬生(みぶ)から島原、梅小路公園あたりまで。この界隈は、道路が狭いわりに車が多いので要注意。(まぁ、京都はどこも同じだけれど・・・)

■「二条城」は、慶応3(1867)年10月13日、大政奉還が発表されたところ。この日、龍馬は近江屋で海援隊の同志たちと「歴史的な瞬間」を待っていました。慶喜の英断を聞いた龍馬は、男泣きに泣いたといわれています。これで、多くの同士の命が救われ、日本の近代が幕を開けたと・・・ちなみに、「倒幕の密勅」が薩摩に下されたのが13日、長州へは14日でした。みごとなタイミングでしたねぇ。

■四条の一筋南、綾小路通りを西へ向かい、大宮通りを越えると「壬生」。
新撰組が屯所を置いた「旧八木邸」と「旧前川邸」が現存しています。1863年、江戸から来た近藤勇・芹沢鴨ら13名が八木源之丞邸を宿舎とし、その他の隊士は斜め向かいの前川邸に分かれて住みました。前川さん一家は新撰組に屋敷を占領され、本家の方へ移らざるを得なかったといいますし、八木さんもご近所も相当迷惑したようです。困った居候ですが、どうすることもできません。だって、逆らったら怖いですもんね。
現在、八木家が経営する隣の茶房・鶴壽庵で「屯所餅」「誠最中」など新撰組ファンにはたまらないお菓子も売っています。

■八木邸の斜め向かいが「新徳寺」。
ここで1863年、江戸から上洛した浪士隊の隊長・清河八郎が、総勢234名を前に尊皇攘夷の大演説を行った。どうも話がおかしいと江戸に戻る清河らに反して、近藤勇・芹沢鴨ら13人は京都に残り八木さんにお世話になるという、先ほどの話につながります。新徳寺の本堂は当時とほとんど変わっていないそうですが、どう見ても200人以上が入れるとは思えないから、外まではみ出して大騒ぎだったんでしょうね。内部は残念ながら非公開なので、外から眺めるだけ。

■そこから西へ行くと壬生狂言で有名な「壬生寺」。
毎年節分会で上演されるユーモラスな狂言を新撰組の隊士たちも見たはず。沖田総司が境内で子供たちと遊んでいたという話も伝わっています。坊城通から入った右手には新撰組隊士の墓「壬生塚」もあります。また、新撰組は境内で軍事訓練をして、寺側はとても迷惑したらしく、朝廷に嘆願書を出しています。

■壬生からさらに南下して、五条通りをこえると「島原」。
かつては京都一の遊廓。祇園町は薩長の田舎侍が遊ぶところで、格式の高い島原は幕府方。新撰組もよく遊んだといわれていますが、なにせ値段が高いので、幹部連中はともかく、一般の隊士には縁遠いところだったようです。
今残っているのは、揚屋建築の「角屋」や置屋建築の「輪違屋」、それに島原大門くらいで、当時の賑わいを偲ぶよすがもありません。

■時間があれば「西本願寺」へ寄ってもいいかも。
慶応元(1865)年3月、新撰組は壬生から西本願寺境内に屯所を移しました。隊士の人数も増え、壬生の屯所が手狭になったことと、市中取り締まりに不便を感じての移転だったようですが、新撰組は境内で豚を飼って鍋にしたり、軍事訓練をしたので、臭いや騒音で寺側は大変迷惑したといいいます。 2年後、新撰組は屯所を近くの不動堂村(今のリーガロイヤルホテルあたり)へ移しますが、移転費用は西本願寺が全額出したそうです。お金を払ってでも出て行ってほしかったんでしょうね。
壬生の八木さんや前川さん、壬生寺や西本願寺にとって、新撰組はずいぶんと迷惑な闖入者だったようです。まぁ、新撰組にしてみれば、京都守護職・松平容保の配下として、京都の治安維持にあたっているわけで・・・

そこからすぐ南西が梅小路公園。ここで小休止。ここまで約7キロ。
今日はこのあたりで。


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ケイタロー(京都・桃山)


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