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6.大会報告室 : 2009横浜国際女子マラソン大会 09/11/15【受付台】

投稿者 トピック
バニー
  • 登録日: 2008-2-3
  • 居住地: 東京都
  • 投稿: 1288
いまさら2009横浜国際女子マラソン報告(長文)
今日、横浜女子の完走証とリザルトが届きました。
あらためて数えてみるとゴールした人の中ではビリから18番目。
18ってなんかいい数かも♪なんて思ったりしながら、つくばや大田原完走記もアップされている中、
ようやく横浜国際の完走記です。

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私が携帯でみてる天気予報はなかなか当たるのですが、前日か前々日かには
風が強くなる予報が出ていたのです。
なので今の走力だと気象条件が味方してくれないと関門は突破は難しいかも…
と思いながらの覚悟してのスタートでした。

スタート前もかなり緊張〜。アップ中でも風の強さを実感しました。
よく「条件はみんな一緒だから」なんていうけれど、それは上位狙いの人たちが
ライバルを考えていうようなこと。
こちらのライバルは時間ですからね。

ヒデゾーさんとみかりんさんの応援をうけてスタートラインに。
1分前くらいのカウントダウンはあったけど秒読みもなく号砲。
うきゃ〜。慌てて自分の時計を押した。

大混雑のスタート。
すぐにfrun応援団本隊の応援をいただきます。
ペース?よくわからないけど、とにかく流れに乗って走るしかない。
最初だけ2kmほどの小さい周回。
角を曲がると激走仲間の元気な応援もありました。

1km表示。4'36。
ほっとする。何とか3時間15分のペースだ。

2kmは4分半。なんとかなるかも。
一周していよいよ本格的な船出です。

赤レンガ倉庫や帆の形のホテルにコスモクロック。
空が開けていて気持ちいい道。
でもね、小さいアップダウンがすでにあちこちにあるのです。
このアップダウン3回試走して3回目に気づかました。
このコースは後半足にくると。

それでも何だか楽に走れてる。
風は?気にならない。
ラップも悪くない。
前日本番ペースで5kmほど走ってみたら5kmでいっぱいいっぱいだったのに、今日は全然楽。

市場へと左折すると来ないと言っていたダンナさんの応援。
そしてすぐに激走チームの応援。
結婚したばかりのNさんがの声がこちらが彼女に気づく前に飛んでくる。

線路側、横浜駅に向かう。10km。
frunの赤い幟はよく目立つ。
10km45分。出来すぎ。
ゆっくりでいいよ〜、と幟から声が飛ぶ。
えっじゃあゆっくりしちゃうよ。
ってわけじゃないけど、まだ余裕がある。

桜木町からの長い直線も風は気にならなかったし、やけに楽。
こんなに楽でいいのぉ〜?って感じ。

っていっても絶対どっかでアレはやってくるんだよなぁ。
どこでやって来るんだろう〜?
これまでの練習内容じゃ絶対アレがくるだろうと覚悟してた。

アレ…いわゆる「壁」。
進まない感。ふくらはぎやハム、頭の中まで乳酸がたまっちゃったみたいになるアレ。

この直線でもスタジアム手前や曲がってからも、親しい顔が見えて、
うれしい応援をいただく。
まだまだみんなの顔もよく見ることができる。
本牧手前の坂やトンネル手前、トンネル抜けてからも、稲練メンバや
frunメンバーから応援をいただく。
本名で呼ぶのは会社の人だ。

街の人たちの応援も途切れることなく一周目を完了。

ちょと前に春に出産したばかりのYさんが走っている。
途中ちょと離されたけど2周目に入って直ぐ追いつきエールを送りあって抜いた。

2周目は1周目と全然違っていた。
風がある。
1周目はもしかして予報が外れたのか全部追い風なのか?と思ったのだけど、
今度は海側も線路側もどっちも向かい風に感じる。
時々追い風と思うところもあるのだけど、また直ぐに向かい風になったり横から吹いたり。
同じ直線なのに風向きが違ったりする。

少しラップは落ちたけどまだ4'36の3時間15分ペースはなんとかまもってる。

向かい風では集団の後ろに付きたいのだけど、なかなかうまくいかない。
それどころか、かなり前から右後ろにずっと白いウェアのランナーが付いてきてる。
絶対意識的に付いてきてて風除けにされてる。
あ〜ん、うざいぃ!

2周目のスタジアム過ぎくらいからもう一人小柄な力強いランナーがくっついてきた。
知り合いに似ていたのでそのコかと思ったけど後で確かめたらちがってたみたい。

本牧のトンネルに入った。
ここは登りで向かい風が吹いている。
誰かの後に付こうと思うけれど微妙に速さが合わず前に出てしまう。
いかん!と思いながらも結局自分ペースで走ってしまった。
でもおかげで後ろの二人を振り切れたようだ。

本牧の通りはなんとなぁ〜く長く感じる。
茶色いビルが見える。
曲がり角は確か茶色の建物だったけど、その建物にしては背が高いような。。。
でも、そうだといいなぁ〜と思っていたら、違っていた。やっぱりね…。
こういうのって気持ちが疲れる。
そして本物の曲がり角の茶色の建物の前で左におれ、イトーヨーカドーの
通りを回って山下公園へ向かう。
何がどうというわけではないけど、なんだか走るのがツライ。辞めたくなってきた。
でも、ここで辞めてしまったら次に走るまで42kmという距離が怖くなる。
来週はつくばを伴走で走ることになっている。それなのに42kmが
怖くなるようじゃダメだ。

ようやく2周目終了。
すっかり足が重くなってる。
前方のランナーがコース脇にそれてリタイヤしていった。
自分も付いて行きたくなる。ここで辞めたい。

が!
ここでfrunの大応援団のバニーさんコール。
辞められましぇ〜ん。

エイドに向かうとき10日ほど前に一緒に横浜を試走したYさんが応援してくれた。
Yさんの応援に思わず「キツ〜ぅい!」と泣きをいれてみた。

エイドでスペシャルを受け取りボトルに貼りつけていたパワージェルをはぎ取ろうとするが苦戦する。
スペシャルのボトルと格闘して腕振りができないのでバランスが悪くなる。
走り方がバラバラな感じになりあたふたする。

ようやくスペシャルを飲むことができ、ジェルを外して体制を立て直す。
海側のホテル街へ向かう橋では向かい風と登り坂でみんな苦戦している。
私はたぶんひどい顔して走っていたと思う。

あとで30km近くで応援してくれた友人から、辛そうなバニーさんを始めて見たといわれた。
え〜っと、いつも結構辛いんですけどね。。。

ツライさなかに「激走」軍団の応援。そのなかのHさん(♂)から「かわいいよ」という応援をもらった。
そんな応援はじめてでんがな。
力ぬけた。
けどなかなかいいかも〜。

横浜駅に向かう辺りではがんがん抜かれた。
彼女達が速いのではない。私のスピードが落ちているのだ。

すぐ前にやっさるさんが見えた。
やっさるさんに並んで声を掛けた。追いついたのだから抜けそうなものだけど、
そこが彼女の強いところで、少し彼女が先行してしばらく併走する。
このまま一緒に走りたいと思っていたのにエイドでもたもたしているうちに置いていかれてしまった。

なかなか追いつかない。それどころか差がひろがってゆく。
なんだかやっさるさんのスピードが上がってる気がする。
なんでそんなに急いでるんだろう…。
! 
そうだ!!関門!!!
36km過ぎに関門があるはずだ。
スタジアムの手前に36kmのだったが表示があったが、関門らしいものはわからなかった。
関門ってもう通過できたのかなぁ??

スタジアムを回りこんで線路に沿った道を走る。
沿道整理のスタッフジャンパーを着たおばちゃんたちが「急いで〜!はやくぅ〜!」
と足踏みしながら叫んでいる。
え〜!まだこれから関門なのぉ〜!?

ちょっと先に電工掲示板の時計が見えた。
関門って何分だっけ??
48分台の表示が見える。
関門って48分じゃなかったけ??
もしかして関門時間過ぎてる?それならここでオシマイになっちゃうけど、これで楽になれる。
ってことが一瞬頭をよぎったけれど、ここで諦めちゃいけないって思いの方が勝った。
走りながら最後にみた表示は48分34秒。
たぶん24秒前くらいに関門を通過したのではないだろうか。
通過したところの大会役員さんが右手でVサインをつくっている。別にVサインで通過できた頃を祝っているわけではない。
たぶん20秒前ってことだったんだと思う。

関門のあたりで応援している人たちからは盛大な拍手の応援をもらった。
20秒後にはあの拍手はどうなるのだろう。

これでもう関門はない。ゆっくり走ってもゴールさせてもらえるはずだ。
東京女子の時には40kmの最後の関門を通っても、競技場の扉が閉められる
という関門があるときいたことがある。
でも横浜には扉はないはずだ。
第1回大会の最終ランナーになるってのもオイシイかも〜。
なんてことも思ったりして、急にポジティブになる。

本牧へのトンネルもこれが最後。このあたりはキロ表示を見落としていて
3kmいっぺんのラップは15分3秒だった。
うひゃ〜向かい風といえどキロ5分超えちゃったよ〜。
茶色の建物をまがってヨーカドー通りへ。
40kmにはfrunの幟。
「帰ってきたよ〜!」と手をふる。

と、歩道を伴走された!
伴走はありがたいけど気ぃ抜けないからつらい。
スミマセン先に行ってくださ〜いって言いたくなった。
ようやく振り切り(?)気ぃぬいたところで、また次の伴走者があらわれた。
うきゃ。今度は2人いるぞー。
ううう、ありがとうございます。
山下公園手前の橋まで伴走してくれた。

そしてここから山下公園へ入るとところまでが遠いのを知っていたのだけどやっぱり長い。
信号一つ手前かと思ったらその先立ったのでガッカリした。
応援のみなさんが沢山集まってくれている。
うれしい。
公園に入ってUターンするようにゴールへ向かう。
周りに何があったのか見ていなかった。
ただひたすら前方のゴールらしきものをみつめて走った。

氷川丸の手前がゴールのはず。氷川丸が大きくなる。
ゴールゲートがどんな風に用意されていたのか覚えていない。
ただゴールラインに向かって走り、それを超えたときに安堵したことしか思い出せない。

ゴール後は振り返って一礼した。
急に頭を下げたので係員は倒れこむのかと思ったようで「大丈夫?」と声を掛けられた。
自分の時計は3時間17分45秒。(公式には46秒)
もしかしたら15分切れてるんじゃないかなとも思ったけれど甘かった。
それでも今回はゴールできたことだけで充分満足だと思った。

北海道でもそうだったけど、今回の横浜も応援のみなさんに助けてもらった大会でした。
ありがとうございました。

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