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9.ウルトラマラソンの部屋 : 第24回サロマ湖100kmウルトラマラソン 09/06/28【受付台】

投稿者 トピック
ほしこ
  • 登録日: 2008-1-4
  • 居住地: 鹿児島
  • 投稿: 249
【反省記】サロマを振り返って
1週間しか経っていないのに遠い過去に感じます。
反省記を書くつもりでしたがお粗末な経過を明らかにすることに迷いがあり今に至りました。
でも吐き出さないとずっと引きずるような気がするので記録します。
なるべく冷静に簡潔にと思うのですがたぶん長いです。

27日(土)8:35女満別着。
知人夫婦の車でコースを逆走する形で会場に向かう。
すでに準備されているゴールで「必ずここにたどり着く」との思いで手を広げて記念撮影。
偶然、高速ランナーかつサロマウルトラ4回完走の友人に遭遇し完走の願かけに握手。

15:00会場到着。
自分宛ての応援FAXに興奮。ラン仲間に会えて大興奮。
札幌からの友人にも出会え記念の完走Tシャツの申込。

16:00前夜祭。
会場外中で懐かしい顔、はじめましてのお顔。
お祭りムードでテンションアップ。

18:00過ぎチェックイン。
相部屋に荷物をおき風呂から戻ると20時前なのにすでに消灯。
これから明日の準備をするつもりだったためあせるが電気をつける勇気もなく荷物を部屋の外にだし最低限の準備。
布団に入っても気になるのか寝られず両足の痙攣というおまけつき。

28日(日)1:00
ほとんど寝ていないが風呂にはいり支度を始める。
2時過ぎても同室者は起きる気配なく、準備もはかどらず不安のまま時間だけが過ぎる。その後、同室者のほとんどがランナーでなく応援者であることがわかり呆然。
すぐに部屋を出たくて車中泊の知人に電話し会場までの数分を車で横になる。
会場についても気持ちばかりあせり準備も不十分のままスタート時間。

5:00スタート。
最初から右膝に違和感があるうえ、暗がりの中での不本意なテーピングに気持ちはブルーだが、脚は快調。
折り返しで友人とのハイタッチを期に気持ちを盛り上げ、その後は自分からラン仲間を探して声をかける。

20キロ地点。
高速ランナーでウルトラ常連の別の友人においつく。私のペースの驚いた様子。
「このままなら10時間切るよ」とのお世辞にまさかとは思いつつ片隅で浮かれている。
自重しながら30キロまで並走したが相変わらず脚は好調でそのままのペースでフル地点へ。
ただこのあたりから下りの時に脚の痛みを感じだす。

55キロエイド。
脚の痛みとテーピングを気にしながら走ることに不安を感じ救護室で相談。テーピングはそのままに両脚に薬をすりこみ簡易マッサージを受ける。
このマッサージが私の致命傷になるとは思いもしなかった。

快調に再スタートを切ったのも束の間、あっという間に苦痛に変わる。右膝の痛みだけだったのに急激に両脚がしびれ出した。
上りはなんとかなるが下りに関しては「ピキッ」という痛みが継続し何度もふらつく。
こらえながら走り続けるがペースは確実に落ちていた。
歩きたくなかったがこの先40キロを考え脚の回復を信じて歩きを選んだ。でも願いはかなわなかった。

74キロ地点。
知人の知り合いのグランドブルーの方にキロ9分で走ればゴールできると励まされ、最後の賭けにでる。
この日のために購入した靴はやはりサイズが合わず甲が腫れていた。3年以上履き込んでボロボロだけど洞爺湖と北海道を完走させてくれたシューズに履き替える。
履き替えてトイレで薬を塗り込んで再スタート。ここでかなりの時間を要しキロ7分で走らないと80キロ関門は厳しい時間になっていた。

新品のシューズに比べたらあまりにも頼りないぼろのシューズ。でも私を走らせてくれた。もう早くは走れない。キロ7分も無理だろう。でも可能性がある限り前進した。

78キロ地点。
この日のために走り込んできた。前半は好調だった。なのにどうしてこんなことになったのか自問自答していた。
普段は神経質なほど一つの事にのめり込む反面、その反動でイベントがあると浮かれて周りが見えなくなる性格。
そして突発的な出来事への対処能力のなさ。
ウルトラへの初挑戦、北海道への思い。ラン仲間との再会。前日の宿。テーピング。救護室。

浮かれる要素がありすぎた。走るばかりで自分の体と向き合うことを怠った。冷静な判断ができない私によい結果が出るはずがない。

涙が出てきた。80キロの関門を越えられないことを悟った。
後方から収容車のスピーカーが聞こえたが自分の目で関門を見て納得したかった。
ゴールに向かうランナーとは逆に関門を目指して歩いた。
でもすでに撤去されていてその場所を見ることはなかった。

車に乗り込みあとはたんたんと事をすませた。
ゴールも見ていない。自分宛ての応援FAXだけ受け取った。

これがすべてです。
さすがに当日は落ち込みサロマはおろか北海道マラソンへの参加もやめようかと思いました。

でもチャレンジします。サロマも大好きです。
まだまだ未熟な私ですが自分を見つめ直すことができるマラソンをこれからも続けるつもりです。

つたない文章、お粗末な体験記に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に
応援本当にありがとうございました。

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