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9.ウルトラマラソンの部屋 : 第24回サロマ湖100kmウルトラマラソン 09/06/28【受付台】

投稿者 トピック
はやと丸
  • 登録日: 2007-4-2
  • 居住地: コバトンと同じ埼玉県
  • 投稿: 470
【奇跡のゴール】第24回サロマ湖100kmウルトラマラソン
はやと丸です。

 第24回サロマ湖100キロマラソン、11時間18分台で5回目のゴールできました。レース前に書いたコメントでは完走できるかどうか微妙と書いたので、ゴールの報告ができたことは正直言って予想できませんでした。コメントを見たみなさんにはお騒がせしました。
 前半は概ね順調でしたが、後半からは右足首に違和感があり、75キロくらいからは歩いて走ってのレース展開でした。記録よりもゴールを目指すことに視点を変えました。10キロ近く歩く過程で、沿道の景色や原生花園の花々をじっくり見たり、12時間台で後ゴールする人たちの走り、走ることへの見方など、色々発見・考えることがありました。
 レース時はFRUNメンバーとのエール交換、くまぼうさんや知り合いの走友の応援、またしぶままさんやぶらんぼうさんの応援FAX、どちらも励みになりました。みなさんどうもありがとうございました。

○長目のレース概要 
 レース前日は右足の足首周辺に痛みがあったが、昼頃に軽くランニングしたときに姿勢等に気をつけていくようにすれば走れることを確認。
この日はカラッとした晴天で、走るには少々きつい。
 前夜祭でFRUNメンバーと再会でき、飲食しながら互いの健闘をたたえた。この時点でも完走は微妙と言った。

 レース本番。朝起きたときに右足にちょっとさすような痛みがあったが、会場に移動するころには治まる。4時前にスタート地点に着き、準備運動で軽く歩いて姿勢確認。
 スタートは約2分のロス。史上最大の参加者数を実感。初めは7分かかったが、その後はキロ5分台に上がり、昨年をやや下回るペースで走る。霧のため100m先が見えないくらいに視界が利かなかった。竜宮台の折り返しでは、8割方のFRUNメンバーとエール交換。位置的にはやや後退したが、あくまでもマイペース。
 最初の異変は33キロ付近で気分が悪くなり、胃液を吐いてしまった。あるサロマニアンブルーのランナーにペースを自重しないと再び夷が突き上げられると諭され、気持ちだけでもゆっくりするようにした(その後も3〜4回吐いた)。コース沿いのトウモロコシや葉ものの畑はようやく芽が出始めて、地元の光景と大違い。
 オホーツク国道に出て、緑館のある54キロまでは起伏が大なり小なり続く。着地に気をつけて歩んでいった。フルでサロマ湖が見えたがどんよりとしていて先が見えない。50キロ付近になると、右足首に疲れが出始めて少し歩くようになる。

 緑館では着替え等で約15分要し、5時間半くらいで後半戦へ。ドラえもんの帽子をかぶり、気持ちだけでも楽しもうと思った。前傾姿勢の負担が右足首にかかり、60キロ過ぎからはぼちぼち歩くようになった。その代わり、牧草地や湖をじっくり見て、ここまで走れている奇跡と喜びを感じた。このころになると曇り空になり、ワッカの方も見えるようになった。
 魔女の森も歩いて、国道にぶつかる手前の漁師宅の私設エイドで胃腸薬を分けてもらえた(救護ではもらえず)。浜佐呂間の宿では大漁旗を振っての応援。ここまでこられてよかった。
 7時間半くらいで70キロを過ぎるとサロマ湖もよく見えるようになった。一方でこのまま走ると、足にダメージが残ると判断。制限時間まで時間があり、逆算して歩くことにした。この判断はとっさでもあり、今までのレース姿勢とは相反するものであったが、先々のことや現状を考えるとこれが妥当だった。
 74キロくらいから歩き、鶴雅リゾートのエイドでは初めてそうめんを食べた。ワッカの入口のエイドまで約5キロ、ひたすら歩いた。走っている人を見て、そこまでむちを打たなくても・・・と思った。先のサロマニアンブルーのランナーを見つけて声をかけたりした。常呂の広大な麦畑や小高い山々を見ながら、北海道らしいなと思った。ここでゴールできれば御の字といい聞かせた。
 ワッカに入ってからは、50キロのこむそーさんを皮切りに、バニーさん、ともちゃんの劇的な力走を見て、以後FRUNメンバーには全員エール交換をできた。80キロは8時間50分くらいで通過。
 ワッカは平坦部分は走って、坂は歩いたが、つらいなと思ったら無理せず歩いた。ワッカはいつもより花の種類、咲き具合ともに、ベストコンディションで、じっくり見ることができた。歩いて見るのも捨てたもんではないと思った。オホーツク海も見え、ここまでいけると思わなかった分、頭の中に焼き付けようとした。
 ワッカの折り返しは歩き、しんどかった。90キロは10時間10分くらいで通過。背中に日射しを感じようやく暖かくなった。ワッカの折り返し向かうランナーの多さを感じ、制限時間間近のランナーの光景を垣間見た。ここまできたらゴールしたい思いが強くなった。
 95キロくらいで最後尾ランナーとすれ違った。その後は走る方が多く、ワッカ出口のエイドを出てからは、なぜか足が動き、穂をつけた麦畑を見ながら走り、ゴール手前では応援する人たちに「無事に帰りました」と言いながら走り、両腕を上げてゴール!長い道のりであったが、結果オーライであった。

 レース後は、先着したメンバーと会い、互いに労をねぎらった。ゴールできた分、重荷が取れた気分。足首をのぞけば、足や腰は概ね大丈夫。レース時は口にしなかった食べ物も口に通せた。
 後夜祭も参加し、FRUNメンバーと車座を囲んで、ビールとおつまみを片手にワイワイ語った。今年のレースのサブタイトルが「駆け抜けたその先に必ず見えるものがある」だが、漠然ながらも今回はこのタイトル通りになったと思う。5回目のサロマ湖100キロマラソンは、結果以上に自分に走ることの大切さや難しさ、喜びを得たように感じた。

※レース後に右足首の痛みは残ったが、診察を受けたところ炎症とのこと。現時点でもまだかすかに残るので、もう少し休んでから、北海道マラソンに向けて調整したいです。

 2009.7,6 はやと丸@大会で撮った写真は後日アップします

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