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じぇい! |
投稿日時: 2009-6-14 0:48 |
- 登録日: 2007-3-28
- 居住地: 世田谷
- 投稿: 185
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- 阿蘇スーパーカルデラマラソン完走記(じぇい!)
- りっきさん、報告代の設置ありがとうございます。
でも、設置していただいていた頃は、天気予報に反して 現地は雨でした。さて、遅くなりましたが、レースの報告です。
今回で3回目の100キロ。ここを走ることに決めたのは1年半前。熊本県庁に勤める高校の同級生T君からの誘いがあったからだ。ただし、開催日は6月の第一土曜日。すでに、同日開催のしまなみ海道を走ることに決めていた。よって、参加は1年延期。
しまなみは13時間15分で完走できた。だけど、阿蘇の制限時間は13時間30分。しかも、今回は過去2回の100キロで支えてくれた「むぎ」さんがいない。初DNFのピンチである。ということで、この2ヶ月、バーベルスクワットを中心とした筋トレ。そして月間走行距離も200キロオーバーの過去最高。準備万端でレースに臨んだ。
前日は、誘ってくれたT君宅に宿泊。当日は午前2時起床なのだが、30年ぶりの再会でもあり、もう一人同級生K君も誘って、夕方から控えめに宴会。2時間ほどで切り上げたが、それでも就寝10時。
当日朝は、3時半に現地に到着した。このコースは、阿蘇の外輪山をほぼ3/4周するコース。よって、スタート地点とゴール地点が離れている。今回は、同級生の奥様の送迎というサポートがあったので、きわめてラクチン。地元以外の参加では、非常に不便なコースである。
会場で、つもるさん、くりりんに挨拶。くりりんとはスピードが全然違うが、つもるさんとは、離れずにいけるかもしれない。むぎさんがいない今回は、つもるさんと、T君が頼りだ。天気は生憎の雨模様。でも、予報ではそれほどひどい雨にはならない。むしろ暑さをしのぐ恵みの雨になる(はずだった)
レースプランは、前半6時間、後半7時間、中間地点の休憩15分の13時間15分。5時スタート。小雨。キロ6分ぐらい程度で走っているつもりだが、スピードが上がらない。つもるさんとの距離は少しずつ離れていった。同級生のT君はというと、最初から見失ってしまった。きっと前方からスタートしたのだろう。ということで、今回は初めから目標を失ってしまう。先が思いやられる。
20キロをすぎると500メートルに及ぶ登り。全コースの中で一番厳しいところだ。ももちろんここは、予定通り歩き通す。雨はどんどん強くなる。服も靴もズブヌレ。暑さはないが、この雨は厳しい。それでも、登りを過ぎて30キロあたりから、ようやく調子が上がってきたような気がする。雨もいつしか上がっていた。中間地点を5時間40分で通過。予定よりも20分ほど早い。
中間休憩地点は50.8キロ。ここは、50キロコースのスタートでもある。自分の名前が呼ばれ、中間地点ゴールに到着。ここで預けておいた荷物を中学生が運んできてくれるはずなのだが、今回は参加人数が多すぎると見えて、間に合わなかったようだ。自分で荷物を探しに行くと、そこにつもるさんを発見。これで後半の目標が出来るかも・・・。だが、つもるさんに精彩が無い。聞くとのどが痛いので、リタイアするという。残念。
中間休憩地点スタートは午前11時。運悪く、50キロコースのスタートと重なってしまう。いかに休憩後とはいえ、スタート直後の人たちにはかなわない。どんどん抜かれる。雨も上がり、昼も近づき、気温もどんどん上がる。ウルトラの中で後半スタート後は、どうも気合も入らず辛い。予定のキロ7分をなんとかキープしたいが、徐々にオーバーしてくる。
70キロを過ぎて、疲労はピーク。アップダウンもあり、キロ8分を超えているようだ。ここまでほぼ予定通りだが、残される余裕はあまり無い。これ以上ペースダウンをすると、制限時間が厳しくなる。後で振りかえると75キロから80キロが一番辛いところだった。
これを救ってくれたのはコーラだった。これまでもウルトラの後半でのコーラの威力は知っていたが、今回はすごかった。後半は私設エイドが多い。特にこのあたりから、コーラを出してくれるエイドが多かった。3杯目のコーラを飲んだとき、急に体が回復したような気がした。足が進み始めた。
80キロからは、またしても急な登り。こんなところですごい急坂。辛い登りだが、以外に走ることが出来る。20分ほど登っただろうか。急に目の前の視界が開け、そこには阿蘇の絶景があった。後で聞くと、阿蘇涅槃像だという。まさに絶景。80キロからの長い厳しい登りだが、この景色のためならそれも許そう。
登りが終わった後は、絶好調。キロ10分にもなろうとするほど疲れていたのに、85キロから先はキロ6分を切るペース。最後の10キロは55分。自分でも信じられない調子の良さだった。まさにごぼう抜き。最後は気持よくゴールできた。結局後半50キロを6時間弱。トータル11時間51分。3年前の国東を45分上回る自己ベストだった。
ちなみに同級生T君は前半5時間。後半6時間半だったそうだ。このコース、全体を通して、アップダウンは厳しい。でも、公設エイドもなかなかのものだが、それだけでなく、途中の私設エイドも多い。コース終盤の登りは厳しいが、それを越えた後の景色はすばらしい。最後まで一人で走りきれたのも収穫。十分満足のウルトラだった。
翌日、最後の下りに疲れた足に鞭打って、30年ぶりの熊本市内を歩き回り、高校時代の思い出に浸り、最終便で帰京した。
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