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6.大会報告室 : 第30回記念2009年名古屋国際女子マラソン大会 09/3/8【受付台】

投稿者 トピック
バニー
  • 登録日: 2008-2-3
  • 居住地: 東京都
  • 投稿: 1288
第30回記念2009年名古屋国際女子マラソン大会
名古屋国際女子マラソン完走いたしました。
お礼が遅くなりましたが、
応援に来てくださったみなさまありがとうございました。
本当にいいところで、赤い旗がみえて力になりました。
本当に本当にありがとうございました。

また、応援メッセージをいただいたみなさま、ありがとうございました。

勝田で「成仏」してから名古屋までの6週間はあっという間でした。
でも、すんごいプレッシャーの毎日でもありました。
走るのが嫌というか怖い日が多かったのです。
激走や自分できめたメニューをやる前は嫌でした。
「今日これが出来なきゃ結果が見えたようなもの。関門は通れない」
って。
だからといって走っていないと不安になる…みたいな感じなのです。
以下は完走記ですが、とても長くなってしまいました。
お時間のあるときにお読みください。

--------*----------*----------*-----------

名古屋の関門は5km毎に20kmまでが22分半、それ以降が23分24分25分25分とゆるくなってゆきます。
それとは別に名古屋城を周回するところでトップの選手が通過する前に通らなければならない18.4kmの関門があります。

スタートしてから競技場を1周と2/3走る間、焦る気持ちとはうらはらに周りが結構ゆっくりに感じました。
みんな私より速い人たちばかりのはずなのに進路がひらけず、自分の出したいところに足をだすことができないといった感じです。
それでも競技場をでるときはほとんど最後尾。それでも1kmでとったタイムは4'19。
これは自分には速いペースです。

しかし、そこからはまわりも去年の記録で見ていたよりゆっくりめのようで、4'25前後のペース。
スタート前に見かけた(近くの)人達が同じくらいのペースでまわりにいました。
5kmの関門でトップの通過が17分台と表示されているのをみて「速くない」と判断しました。
これなら焦ることなく自分のペースで行くことができそうだと。

5km過ぎに赤い旗がみえ、frunの旗だといいなぁとおもっていると、そのとおりでうれしくなり、みなさんに笑顔で手を振りました。

10km過ぎでずっと背中をみていた、前日一緒に「ひつまぶし」を食べたw辺さんをぬかします。
4分半をきるペースをまもりながら走り、最近あちこちの大会でお世話になっているfrunの皆さんの赤い旗や、わざわざ東京から夜行バスで応援に来てくれた友達に元気をもらいながら、15kmまで通過。

さていよいよウワサの18.4kmの関門です。
コースの端っこに「○○交差点通行止め」と書かれた看板がありました。
一瞬もう閉鎖?と思いましたが、本当に閉鎖になったらあれが真ん中にくるのだろうとすぐに思い直しました。

まもなく閉鎖だから急いでという係員の声は背中でききました。
すぐ近くのランナーさんと「通ったってことですよね」と笑顔。

キロ表示は1km毎にあるのでペースが落ちていないし、既に貯金は1分以上あるようなのでこの時点で20km通過と完走できそうだと思いました。
20km関門はくだりの途中にあり無事通過。
これで完走が見えてきました。

しかし、同時にここではっと気づきました。
「20kmを超える練習はしてきたけど、完走する練習はしてきていない!」
後半かなりつらくなるのは容易に想像できました。うううっ。

名古屋城を回り込んだあたりでトレセン仲間のT田さんが苦しそうにしゃがみ込んでるのを見ました。あとで聞いたら過呼吸になってしまったとのことでした。
「T田さん!」と声を掛けるのがやっとで何もできませんでした。

20kmを過ぎてからは関門がゆるくなるのでペースを落とますが、意識して落としたら、どこまでも落ちそうだったので行けるとこまで行くつもりで走りました。

名古屋城を周回し終え再び幹線道路にでてくると25km。
少しずつペースは落ちてきているようですが、すぐ前にトレセン先輩のH辺さんの背中が見えました。少しずつ追いつきH辺さんを抜かします。

1km毎にある距離表示で時計を押し忘れて2区間分とったりしているうちに、次は30kmと思っていたところ「29km」の表示。
かなり凹みました。

これがきっかけだったかは判りませんが、あたりから足が前に出なくなってきました。

回廊走路や絵画館で13kmのペース走をしていたので、ここからは回廊20周(13km)と勝田でもそうしたように自分に言い聞かせますが、どんどん進まない感が増してきます。

32kmでラップを取ると5分近くかかっていました。
それをみただけで気持ちが折れそうになったのですが、そのとき隣を走っていたランナーさんから「バニーさん、大変。つらいの…」と話しかけられました。
なみこさんでした。
頭もはっきりしていなかったのか、話しかけられるまでなみこさんと気づいていなかったのですが「私もつらい」と並走しながら話しました。
なみこさんとはそこからしばらく抜きつ抜かれつしながら走りました。

25km過ぎで追い抜いたH辺さんが力強く抜かしてゆきす。
このあたりが実力の差なんだなぁと彼女の背中を見送るしかありませんでした。

35kmを過ぎるころには「進まない感」が強まり、まるで足踏みしているように感じました。
それでもラップは4分47〜8と、まだ5分をきっています。
こうなってくると後半ゆるくなる関門の制限時間がありがたくなります。

しかしあまりにつらくて何もかも投げ出したくなるほどで、どこかの関門にでもつかまって楽になってしまいたい、とさえ思えてくるほどでした。

でも、どこだったでしょう。
かなりつらくて、このあたりでfrunの皆さんがいてくれないかな〜と思ってしばらくしたら、赤い旗!
元気をいただきました。

35km過ぎまで並走していたなみこさんに「つらいね」といって少しだけ前にでました。
頑張らなくても進むためにはどうやって走ればいいのか…背中?腕?腰?ピッチ?
とにかくそれまで指導されたこを総動員して、少しでもむだなく楽に進めるフォームを探します。
気をつけていても、疲れてくるとお腹あたりがペショっとつぶれてしまって進めないフォームになってしまうのです。

37kmすぎからは「あと○km」の表示にかわります。
あとたった5kmなのにやめたい気持ちでいっぱいになります。
そのたびに応援してくれてる人たちのことを考えたり、ゴールする自分を想像しました。
ゴールしたら、倒れこんでやる〜!(え〜そういう想像ですかぁ〜??)

39kmあたりで東京から夜行バスで来てくれた友人の応援をもらいます。
少しは笑って写真におさまれたでしょうか?

40km、最後の関門を越えました。
ここからは歩いてもゴールできるはず。(実は競技場の入り口閉鎖という隠れ関門があったのをゴール後に知りましたが)
ここからは10分のがまん!
たった10分だよ!

歩いてしまいたい衝動にかられましたが、歩いたら二度と走り出せそうもありません。
少し前に見覚えのある「おさげ髪」が見えました。
トレセンのO庭さんです。
じわじわとO庭さんに追いつきようやく横に並び「O庭さん」と力なく声をかけると、O庭さんは急にスピードアップして離れてゆきました。
(ゴール後にきいたところ、声をかけられて目が覚めたように、元気になったとのことでした)
え〜逃げないで〜一緒にいこうよ〜!と思いましたが、O庭さんの元気な足取りにはついてゆけませんでした。

ランナーが左に折れてゆきます。
競技場への最後の曲がり角です。
ようやく競技場がみえました。
その手前に橋を渡る軽いのぼりがありました。前日トレセンを出るときに大先輩のランナーさんから最後に登りがあるときいていましたから、覚悟はできていました。
最後の坂を登りきり、競技場へと走ります。

あと1kmの看板。
トラックで400走るから競技場までは600m。
距離を分割して短く考えたいのです。

競技場のオレンジ色のトラックがみえました。
あと400m。
第2コーナーのを回るとき電光掲示板は09分台を示していました。
ここから2分はかからないはず。
ゴールタイムは?計算しているようなしていないような。
あぁとにかくゴールすればいい!

自分のすぐ前に2人のランナーが走っていました。
思ったところに足が出ないくらいに接近していたので、抜かしたいのですが、抜かすだけの力がありません。
第3コーナーを曲がり直線に出るところからスパートします。
前の2人を抜きゴールをめざします。
まだこんなに走れるじゃないの。
ゴールゲイトを目指して走ります。

ゴールしたとき手を広げたでしょうか?覚えていません。
倒れこむはずでしたがしっかりたったままゴールし、水色のバスタオルをかけてもらいました。

あ〜終わった〜。
よかった〜。

係員に促されて奥へと進む前にコースを振り向き一礼。

奥には少し前にゴールしたH辺さんがいました。「よくやったね!」とねぎらいの言葉をいただきました。
そしてすぐ後にゴールしたなみこさんと固く握手をしました。
なみこさんのダンナさんが客席から写真を撮ってくださいました。

初めて参加の私となみこさんはどっちへ進めばいいのかわからず、うろうろしながら、客席をみるとfrunの赤い旗がみえました。
応援のみなさんに明るい笑顔でそろって会うことができてよかったと、あらためて思いました。

勝田で15分きったときは本当に「うれしい!」だったのですが、名古屋のゴールはほっとしたという感じでした。

勝田から6週間。
長くてあっというまの6週間がようやく終わりました。



長文お読みいただきまして、ありがとうございました。

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