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6.大会報告室 : 第9回長野オリンピック記念長野マラソン(2007/4/15 長野県長野市)

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投稿者 トピック
ふうせんネコ 投稿日時: 2007-4-21 1:48
  • 登録日: 2007-3-5
  • 居住地: 東京三鷹
  • 投稿: 566
遠征はご用心 第9回長野オリンピック記念長野マラソン完走記（ふうせん）
　長野マラソンを走ってきました。さすがランナーズマラソン大会100選No.1のです。雪を抱いた北アルプスの山々を遠くに眺め桜は満開、長野オリンピックの会場を巡りながら長野市街地から千曲川を走ります。ロケーションが素晴らしいだけじゃなく、それ以上に沿道の声援がすごい。スタートからゴールまで絶え間なく続きます。エイドのボランティアスタップはじめ大会の運営もゆきとどいて文句なしNo.1の大会でした。

　今シーズンの後半戦は2月からフル3連戦です。ホップ・ステップ・ジャンプで3時間20分切りを狙うことしにしました。東京マラソンは軽くファンランで42kmの足慣らし、ステップの荒川マラソンはサブ3.5ではずみをつけ、長野で自己ベストへジャンプする計画です。冷たい雨の東京は無難にクリアしたものの荒川は強風に失速してしまいました。トレーニングの計画を練り直して臨んだ長野マラソンです。

　長野マラソンは、前日にエントリーしなければなりません。新幹線使えば東京から2時間足らずでも宿泊が必要となります。これが問題です。ついつい旅行気分で気が緩んでしまう。カーボローディングにそば三昧。おなかいっぱい。食べすぎました。そういえば北海道マラソンでもビールを飲みすぎてお腹を壊しましたっけ。胃薬を買ってホテルに帰りました。
　あ、おそばは美味しかったですよ。十割そばに更科、冷たいそばも暖かいのもいいですね。焼酎のそば湯割りもおつなもの。でも、そばはカーボローディングには不適なようです（苦笑）


　スタートは北長野のアクアウイング、オリンピックのアイスホッケー会場です。ランナーは長野駅から無料で乗車でき、臨時列車も増発されていました。こんな気配りもこの大会の魅力ですね。北長野の駅からアクアウイングまではちょっと遠かったですけど。スタートは8時35分、7時過ぎに会場に入りました。少し寒い。ウエァーをどうするか、周りのランナーを見回しながら考える。時計あわせの時報に続いて、気象のアナウンスがある。気温は上がりそう。ランシャツで走ることにする。

　準備を整えて、ストレッチをしていると「ふうせんさん」と声がかかる。誰かなと思えば高橋さん。いつものように腹の探りあい。足を痛めたと言うわりには、好調そうである。相変わらぬ腹●です。

　覚悟していたトイレの混雑もなく用を足し、荷物を預けに行くと大阪から遠征ののりたかさんに会う。3時間30分を狙うという。エールをかわしてスタートラインに並ぶ。ランナーはナンバーごとのブロックに誘導され整列している。割り込みもなく、軽くストレッチしながらスタートを待った。

　スタート。号砲とともにいっせいにランナーが動き始める。スタートロスは1分20秒ほど。滞ることなくスムーズなスタートである。それでも、最初の5kmのラップは想定ペースより30秒ほど遅れる。まだまだ先は長いとあせらず4分45秒/kmのラップを維持しながら、善光寺山門前の最高地点から市街地を走り抜ける。

　ラップは安定しないものの10km地点では想定通過タイムに遅れること15秒となる。市街地に別れをつげ川沿いのコースに入るが、ここでも沿道の応援は途切れることがない。

　15km、遅れは4秒。再び折り返したランナーと対向が始まる。スピードスケート会場のエムウエーブをぐるりと回っていると、先行するランナーたちが、いきなりコースを蛇行する。　？と思えば、千葉ちゃんとハイタッチしている。気がついた時にはもう走りすぎたあと。残念でした。

　20kmで五輪大橋を渡る。上りにラップが落ちる。これは仕方がない。ラップが安定しない、距離表示が微妙にずれている気がする。時計と距離どちらが正しい？　足を信じる。
　三回目の対向が始まる。唐突に、中央分離帯の向こうから「ふうせんさん」と声がかかる。高橋さんである。折り返し点は見えない。思ったより先行している。でも、35kmまでには追いつくだろう。あせらずラップを刻む。

　フィギュアスケート会場のホワイトウイングは大会公認の応援拠点となっている。声援が一段と大きくなる。25kmを通過し、ようやく6秒のアドバンテージを得る。ここからが勝負だ。千曲川の堤防に出る。1kmごとの表示を早く感じる。しかし、ラップのブレが大きすぎる。

　30kmの手前でついに高橋さんの背中が見えた。少しづつ距離を縮める。距離は詰まるが、じわりじわりとラップが落ちてくる。満開の桜とのどかな田園風景、遠くには雪を抱いた北アルプスの山並みが広がる。まだまだ大丈夫と言い聞かせても、ラップはあがらない。高橋さんに並ぶ。バトルしてラップをあげようと思っていたのに、二言三言言葉を掛け合っただけであっさり後退してしまう。おいおい、これじゃ面白くないじゃん。

　後はひたすら、自分との戦いとなる。岩野橋を渡って対岸へ渡る。風が変わる。向い風となる。気になるほどではない。35kmを通過、1分45秒ほどの遅れとなる。3時間20分は厳しい。ラップは5分をオーバーしている。このままでは、自己ベストも厳しくなる。と、突然「ふうせんさん」と後ろから声がかかる。しまった、高橋さん！！　と思ったら、のりたかさんでした。ほっ。。ほっとしている場合じゃありません。必死で追いかけるがどんどん離されてしまう。

　松代大橋で千曲川を渡ればゴールまでは3km足らず。しかし大橋のわずかな上りに足をとられる。思わず歩きだしそうになる。あと少し頑張れ!　橋を渡りきる。オリンピックスタジアムが見える。沿道の声援が増える。最後の直線道路を走る。記録よりもゴールだ。走る。スタジアムのゲートをくぐる。フィニッシュラインが見えた。ラインを越える。時計を止める。3時間26分02秒。セカンドベストである。

　長野マラソンをどう総括したものか。3時間20分も記録更新も逃しても、セカンドベストである。ライバルのＴ氏にも勝った。荒川マラソンの失速の後、トレーニングを見直し、自己ベストを記録した昨年のつくばマラソンとほとんど同じレベルのトレーニングを行った。天候も良かった。記録は狙えると思った。しかし、及ばなかった。

　トレーニング不足の不安から最後まで走りこみ、調整が不十分だったのかもしれません。それに前日の信州のカーボローディングが失敗でした。北海道マラソンのビールに続いて、長野マラソンはそばに負けました。遠征は旅行気分で浮かれちゃいけませんね

タイム　 5kmﾗｯﾌﾟ
5km 0:24:10 24:10
10km 0:47:46 23:36
15km 1:11:19 23:33
20km 1:35:12 23:53
25km 1:58:39 23:27
30km 2:22:57 24:18
35km 2:48:02 25:05
40km 3:14:35 26:33
goal 3:26:02

○ふうせん○
/　　ネコ／
　　　　にゃ〜
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