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6.大会報告室 : 第26回京都木津川マラソン大会09/02/01【受付台】

投稿者 トピック
hoyohoyo
  • 登録日: 2007-10-16
  • 居住地: 三重県
  • 投稿: 697
Re: 第26回京都木津川マラソン大会09/02/01【受付台】
木津川マラソンは、去年故障の中強行出場し、おもいきり爆沈してしまった思い出深いレースである。
今年の木津川は、「東京に向けての調整」という位置づけではあるけれども、それだけに思い入れも深く、河川敷を走るという単純なコースの割には、けっこうコースの風景やエイドのひとつひとつが記憶に刻まれている。

受付をすませて、着替え、荷物預かりをしてもらう。そして、会場横のテントに向かっているときに、まりもさんに遭遇。 テントでは、たけしたさんとまほろんさんがすでに陣取っていた。

スタート 10分前ぐらいにたけしたさんと一緒に前列から十列目ぐらいに並ぶ。たけしたさんは、3時間27分台の自己ベスト更新を狙うとはりきっていて、タイムスケジュールまで用意している。

はじめはゆっくりと入って、体調を確かめようと思っていたが、思ったより身体が動いて、余裕はかなりあるのに、5分をちょっと切るぐらいのペース。それに、最初は南へ向かい、風を背に受けているため、非常に走りやすい。

5kmまでのラップは、
4:56 4:52 4:52 4:45 5:01 5km通過 24:28
ここでペースアップしてしまわないように、抑えて抑えてと思いながら走る。たけしたさんの赤いユニフォームがいい目標になる。

5kmを過ぎても、ペースはほとんど変らず、いい調子。ときおり、堤防から降りるときに向かい風になるが、涼しくていい気持ちがするぐらいの余裕があった。それが、10km手前まで続いた。
10kmまでのラップは、
4:53 3:36 6:06 4:45 4:46 10km 48:37(LAP24:09)
7km地点の表示がずれていて、びっくりした。

10km手前に折り返しがある。ここからが向かい風だ。
追い風のときにはほとんど感じなかった風がいきなり前から吹き付けてくる。向かい風が強いときには、その風に身体を預けるようにして前傾し、風に支えてもらい、前へと進む。ポイントは、ここで腰をまげてしわないで、骨盤をしっかり前傾させることだ。これで、少々の向かい風は逆に推進力へと変えられるのだが、この木津川の20km以上続く向かい風でそれをやって、しかも最後に足を残せるのか、それが疑問だったが、とりあえずこの走り方が功を奏してか、15kmまでのラップタイムは、
9:34(平均4:47) 9:45(平均4:52) 4:57 15km 72:57(24:20) 
と、なんとかペースを維持し、ここでたけしたさんを抜いていく。

しかし、あまりに強い風に閉口して、できるだけ集団の後ろにつくように心がける。だが、集団のペースにあわせるとペースが落ちてしまう。このあたりが難しいところだ。集団の後ろで少し息をついて、休めたら、また前の集団に追いついてそこについていく、というようなコバンザメ走法で、なんとかペースを維持する。
4:54 5:15 4:51 4:53 5:01 20km 97:52(24:55)

いよいよ、鬼門の22km地点。去年はハーフのランナーとすれ違いながら、膝をやってしまい、苦しみの出発点となった場所。コースを見ると、去年の思い出が蘇ってくる。しばらくいくと、ハーフに出場していたまりもさんが「がんばって」と声をかけてくれる。

ここからは、キロ5分の維持を心がける。ちょうど、背の高いランナーがいて、その人の後ろにぴったりとつくと、風がかなり軽減されることに気づき、ついていく。
5:03 5:00 5:02 5:04 5:07 25km 123:11(25:19)

26km地点あたりで、後ろからイーブンでじわじわと追いついてきていた、たけしたさんに再び追い抜かれる。しっかりとした足取りで走っていくたけしたさんになかなかついていけない。ここで、長身ランナーの後ろから離れて、たけしたさんを追いかけはじめる。だが、じりじりと離されていく。

あと2kmぐらいで折り返しのところで、前からきたまほろんさんが、「帰りは楽だよ」と声をかけてくれる。いい加減、向かい風に食傷気味で、お尻の辺りが筋肉痛になりはじめていたので、早く折り返しまでいかないかなと思う。そして、30km。あと1kmで折り返しだ。

5:09 5:08 5:05 4:54 5:13 30km 148:43(25:32)

ようやく折り返し。去年はこの折り返し付近からは抜かれる一方で、辛かったことを思い出す。なんだか去年の追体験をするために走っているような感じである。向かい風は、折り返したとたんにばったりと感じなくなる。ところが、現金なもので、いやに風がゆるやかなように感じる。「もっと後ろから吹いてくれ」と願うような始末。それでも、35kmまでは、スピードを維持。
5:00 5:04 4:58 5:03 5:06 35km 173:57(25:14)

35km過ぎたところで、このまま粘って自己新を目指すか、それとも力を抜くか、真剣に考え始める。しかし、「今回こそは」という根性がないので、流れに身を任せて徐々に楽になる方を選択。東京マラソンに向けて、ダメージをできるだけ残さないことにした。

5:06 5:21 5:23 5:15 5:27 40km 200:32(26:35)

そして、最後はほとんどジョギングに近い感覚で、ラストスパートもほとんどせず、ゴール。チップをはずして、そのままグラウンドをダウンジョグ。ゴール間近で足がつって動けない人がいる。何もしてあげられないが、せめて「がんばって」と声をかける。

5:48 5:53 00:56 GOAL

20km にわたって、風に悩まされたものの、フルマラソンを走って、これだけ楽なレースは初めてだった。ペースの上下があまりなく、徐々に落ちては来たものの、イーブンに近い感覚で35km走れたことが大きいかもしれない。残りの5kmはさすがに足がきつく、ペースの維持は、「がんばる」という要素がなければできないということも、また、よくわかった。トップランナーが、最後にペースをあげるというようなレースがたまにあるが、ああいううのはちょっと真似できそうにない。

ところで、一緒にいったNさんを待ってゴールにいるときに、いろいろなものを目撃した。笑顔でゴールする人が多かったが、走り終えていきなり泣き崩れる人がいた。それも、若い男性である。号泣に近く、いったいこのゴールまでにいったい何があったのだろうと思った。さまざまな人が、いろいろな思いをかかえて走っている。時間制限のない大会を、寒い中、運営しているスタッフのみなさんにも本当に頭がさがる。

自分としては、去年のつらい木津川のイメージを少し払拭できたが、今度は、風の木津川という新しいイメージができた。来年もできたら参加して、走り終えて伏見で一杯やりたいものである。


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// hoyohoyo@鈴鹿//
https://www.facebook.com/horiyos


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