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9.ウルトラマラソンの部屋 : 富士登山競走2008/07/25【受付台】

投稿者 トピック
やまちゃん
  • 登録日: 2007-3-30
  • 居住地: 横浜市泉区
  • 投稿: 324
Re: 富士登山競走2008/07/25【受付台】
りっきさん、受付台の設置、毎度ありがとうございます。
参加された皆さん、どうもお疲れ様でした。
昨年の大幅自己新に気をよくして「今年も」と意気込んで参加しましたが、富士山は甘くありませんでした。

仲間4人で駐車場のテント泊まりは暑くて浅い眠りに、けだるい朝を迎える。
会場ではFrun参加メンバー7人(自分を含め)全員と顔合わせ、知り合いとも挨拶しスタートラインへ。
スタート時、気温は高く30℃くらい、蒸して、走る前から既に汗だく。
16回目の参加で、こんなに暑いのは初めてで苦戦が予想された。

走り出すと、案の定、足が重くて動かない。
やがて滴る汗に日焼け止めが流れ出して、目にしみて眼前の士山が霞む。
遅れを取り戻そうと、無理して6日前に丹沢の蛭ヶ岳ランの疲れが残ったことを悔やむ。

何とか馬返しを1時間以内に通過したかったが2分オーバー。
ロードでは許されない不本意な歩きも時々入る始末に、4時間切りも難しいかなと。

おやまさんにはロードで、なべさんには、登山道に入って軽く抜かれ、もう山頂まで会えないだろうと気が沈む。
給水は、すべて2杯以上飲んだが、それでも喉が焼け付く。
3合目付近、おやまさんが前に、「既にきてる」とのこと、声をかけて先行。
それでも調子は上がらず、記録を諦め、5合目ではバナナ2本、パン、etcと食いまくり、半ばエンジョイモードへ。

5合目からはザラザラの登山道、せめて4時間は切ろうと、靴がくっつきそうなくらいの超ピッチ走法で淡々と進む。
昨年、張り合ったライバルGさんは5分以上先行している情報に、さらに気力が失われる。
5合目から、昨年はほとんど抜かれなかったが、今年はずいぶん抜かれた。

さらに進んで、得意の岩場でも直線ルートで抜きさる力が入らず。
それでも、あまりの遅さに抜こうとすると、こちらに倒れ掛かってきたり、足を置くところに手が出てきたりと、皆ゾンビ状態。
そこで、同じくフラフラとゾンビのように周りにペースを合わせて進む。
突然、つかのまダッシュさんが現れ、彗星のごとく直線ルートで岩場を駆け上って行った。
ゾンビとなった私は当然、置いて行かれます、トホホッ。

それでも、続く容赦ない苦しい登りに山小屋を通過するたびに「ここの標高はいくつですか」と尋ね、その値が増えて行くことを励みに進む。
やっと近づく8合目付近、前に赤いウエアがちらほら、なんと、なべさんに追いついた。
さらに前には、つかのまダッシュさん、「頑張ればFrun、1番ゴールかも」への思いに遅ればせながら元気復活、足が動き出す。
ゴール直前でも足が動いて、8合目から27:50の猛チャージに昨年より10分遅れながらも、ゴール!

馬返し: 1:02:04
五合目: 1:55:21
八合目: 3:21:44
山 頂: 3:49:34

16回連続完走に胸をなでおろし、ラッキーにも僅かながらセカンドベストでもありました。
それから山頂では、おなじみゴールしたメンバーと日本一の握手が始まります。
何時もは震える寒さも、今年は16℃オーバーでランパン&ランシャツでも平気。
毎年、知り合いが増えて、お互いの記録を讃え合い、続く感動がこたえられません。
さあ、来年も、「ここへ、たどり着くぞ」決意を新たにしています。


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やまちゃん@横浜市泉区


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