メインメニュー
frunデータベース
サイト情報
サイト運営者
ユーザ登録数:1009名
frun談話室
「frun談話室」の利用方法は次のページを参照して下さい。
frun談話室 - 投稿について - 投稿フォームの使い方
※投稿記事の閲覧は誰でも可能です。その点を配慮の上、利用して下さい。

6.大会報告室 : 初完走記念・第38回防府読売マラソン参加記(大会前日編)

投稿者 トピック
はやと丸
  • 登録日: 2007-4-2
  • 居住地: コバトンと同じ埼玉県
  • 投稿: 470
初完走記念・第38回防府読売マラソン参加記(大会前日編)
 はやと丸です。
 昨年12月に参加した、防府読売マラソンの参加記をまとめたので、アップします。ほぼ半年遅れになってしまいました。初めて、公式で完走できたので、その記念も含めてまとめました。
 参加記はレース前日・当日の2部に分けてアップします。


◎第38回防府読売マラソン参加記
 心に残る思い出いつまでも 

12月8日(土)
1 山口までの道のり
 7時過ぎに自宅を出発し、最寄り駅を7時半前の列車に乗った。土曜の車内はそれほど混んで折らず、車窓からは朝日がようやく昇り始めるのが見えた。品川まではJR、品川から京浜急行で羽田空港に向かった。
 約2時間強で羽田空港に到着。山口宇部空港行きの便は、バスを乗り継いで行くことになり、ちょっと面倒。荷物検査を受けてから、階段を下りてバス搭乗口へ。その前に、風邪防止のためにマスクをつけた(風邪を引きやすい状況だった)。バスにゆられて数分で、乗るべき飛行機の前に到着。吸い込まれるようにタラップを上った。ここまで慌てることなく移動できたので、精神的に落ち着いていた。
 定刻通り10時過ぎに飛行機は出発した。東京湾上空を大きく旋回しながら高度を上げ、気がつくと既に都心が小さくなっていた。そこから西へ向かった。上空は穏やかな冬の空が広がっていた。
 しばらくすると、運良く山頂が雪化粧している富士山を見ることができた。続いて南アルプスも山頂がうっすらと雪化粧。名古屋、濃尾平野と木曽3川、大阪と神戸、岡山と、高度1万mから見る大パノラマに目を奪われた。少し早い昼食をとっていると、もう広島県。広島市は南側が見え、瀬戸内海が広がっていた。しかし、高度が下がりだした山口県に入ったら雲に覆われて、下界は見えなくなった。雲をかき分けて宇部市街が見えたとき、もうすぐ着陸かと思った。しかし、ここで大きく迂回し、福岡県にかなり接近した。どのくらい迂回したかわからないが、予定より少し遅れて12時過ぎに山口宇部空港に着陸した。

2 防府までの道のり
 山口宇部空港に無事に着いたものの、近くの駅から乗ろうとした列車は既に出発したので、新山口行きの空港バスに乗った。バスには防府読売マラソンに出ると思われるランナーが数人乗っていたが、知り合いは誰もいなくて心細かった。道沿いの木々は枯葉が残っていて、本格的な寒さはまだのようだった。
 新山口駅までは渋滞もなく、30分くらいで到着した。駅の1階は土産物店街がリニューアルされていた。土産物に目をやりながら、防府行きの切符を購入。コース下見は15時すぎなので、それまでの約2時間、寄り道して山口線の湯田温泉まで往復するミニ鉄道旅行をした(ただし改札を出ない)。
 黄色い車体のディーゼルカーに乗り、13時20分前に新山口を出発。ゆっくりした速度で、山口市の中心部へ北上。沿線は新築アパートが建ち並び、その間を塗って家庭菜園が点在していた。また、山がすぐそばまで迫っていた。旧山口市に入ると店や家が多くなってきたが、停車する駅はこぢんまりとしているところがほとんどだった。
 20分くらいで湯田温泉駅に到着。温泉街は大きいが、駅は温泉街の端にあり、小さな駅員室と売店を備えた造りだった。単線のレールの向こうには高層建築物が建ち並び、県都山口らしい。ホームの待合室に読みかけの西日本新聞(福岡県の地方紙)にパラパラ目を通し、新山口行きの列車を待った。10分くらいで列車が到着し、今度は各駅停車で新山口に戻った。
 新山口で山陽本線のホームに乗り換え、防府に向かう列車を待った。ベンチに座ったら、愛媛のXZTさんを見つけた。2週間前のつくばマラソンで見かけて以来だった。お互いびっくりした様子。到着した列車に乗り、防府まで一緒に移動。XZTさんのお仕事について色々聞きながら、土色の田んぼや山々を車窓から見ていた。気がつくと防府に到着。20分あまりの移動があっという間だった。改札を出たら、自分は南へ、XZTさんは北へそれぞれ別れた。

3 下見
 去年は参加しなかったコース下見に、改めて参加。何度出てもやはり不安はつきもの。下見のバスは15時20分に出発。2台のバスが出たが、乗っている人は少なかった。係員からコースマップをもらい、コースを把握。バスは防府駅から時計回りに走った。途中、会場となる陸上競技場に立ち寄り、トラックに入った。既にマラソンゲートやスポンサーの看板は設置されていた。静かな分、大会の実感がわかなかった。
 バスに乗っているときは、1キロ毎のマーキングを探したが、目に付きにくく、見落としも多かった。それでも、マーキングを見つけると、目標物になるものをメモした。メモを取りながら、レース中は気がつかない光景があることを発見。本番はこのメモどおりに通過距離がわかるかどうか微妙なところだった。
 22kmの折り返しを少し進むと、マツダの新車がたくさん保管されている場所があった。写真では見たことはあったけど、実際に見るのはおそらく初めて。その規模に目を見張るほどだった。折り返し以降のルートを通りながら、今回は後半のコースも走りたいと思った。時間の都合上、31キロ付近までコースどおりに走って、防府駅に戻った。下見をしたことで、少しは気が楽になった感じがした。

4 調整
 下見が終わってから、ホテルに移動してチェックインをすませた。荷物整理をしてから、ゼッケン配布兼前夜祭会場のホテルに向かった。ゼッケン配布場所はロの字型にテーブルが組まれていて、屋台みたいだった。地元の走友であるしげきっちさんが故障による大会不参加のため、プログラム等一式を受け取ったが、ゼッケンだけは諸事情により受け取ることができなかった。受付が終わってから、島根のまかべっちさんと会った。
 ホテルに戻って、17時前から30分強ランニング。体は思ったよりも軽く、明日は落ち着いていけば大丈夫という感じだった。17時を過ぎると空が暗くなり、地元よりも日の入りが遅いこと、ランニングしやすい環境だと感じた。土曜の夕方で県道は交通量が多く、ヘッドライトがまぶしかった。県道から奥まった所にある防府天満宮には行かなかったが、市中心部のアーケード街を通り、静かながらも開店している店が多い光景にホッとした。

5 新たな試みの前夜祭
 軽くランニングをすませてから、すぐに着替えて、開会式兼前夜祭の会場であるホテルに向かった。すっかり暗くなった夜空の下を歩いて、18時ちょっと過ぎに到着。
 受付を済ませて、空いている席を探して座った。遠くで手を振る人がいたので、誰だろうと思ったら、ほにゃらかさんだった(よく気がついたと思う)。ステージには雛壇があり、円いテーブルが10〜15卓あるところは、結婚式みたいだった。ランナーとステージの距離が近く、選手との交流がはかりやすい感じがした。昨年までのホールにおける開会式と比べるとその差ははっきりしていた。個人的には前夜祭は企画の面で良いと思った。
 陸連関係や地元の役員等のあいさつが幾人かあり、目の前にある食べ物に目がいった。時間が過ぎていくにつれ、早く飲食をしたい思いが頭の中を支配していた。
 乾杯になったのは18時半くらい。自分の両隣のランナーは初対面だったが、なにも話さないで飲食するのももったいない。だめもとで、慌てずに接しようと思った。ビールをついでつがれる中で自己紹介をして、そこから最近のレース結果等の話につないでいったので、結果オーライだった。左に座っていた人は愛知からの参加で、先週NAHAマラソンに一緒に出ていたことがわかった。年齢的には上であるが、3時間を切る実力派ランナーだった。右の人はニッポンランナーズに所属し、先月下旬の大田原マラソンを3時間以内で完走。防府は2時間50分以内で完走して、来年の別府大分毎日マラソンの資格を獲得したいとのこと。雑談のおかげで、飲食も進んだ。
 飲食はワイン、オードブルから始まり、これで大盤振る舞いだと思った。その後はフライドポテト、唐揚げ等、お腹を満たすにはちょうどよかった。後半になるとチャーハン、杏仁豆腐が出された。ビールもそこそこに飲んだ。大会前はあまり飲まない方だが、スタートは明日の昼だし、何とかなるだろうという気楽さから、ついつい飲んでいた。
 テーブルをそれぞれ回っている人がいて、一緒に記念写真を撮っていたりした。その人は自分が座っているテーブルにもやってきた。この人は防府市長(松浦正人さん、以下防府市長)で、自ら進んで自己PRするところはサービス精神旺盛な人だと感じた。ビールをつがれたときに、大会への思い(5回目の参加で過去の完走はなし等)を話したら、目を輝かせていた。更に住んでる市を言ったら、市長は同じ大学の出身だと喜んでいた。
 19時過ぎには前夜祭が終わり、役員招待や選手、ランナーは流れ解散で会場をあとした。自分は、色々話をしていただいた防府市長と握手をし、ステージをバックにして写真を撮った。そして再びテーブルに戻って、手つかずのチャーハンや杏仁豆腐を食べた。残して捨てるのはもったいないと思ったからだった。お腹が一杯になり、動くのもやっとの状態で会場をあとにした。

6 前夜祭が終わって
 前夜祭が終わってから、近くにあるユメタウン(スーパー)に行き、レース用の食料調達と菓子乃木(柳井市)の銘菓を買った。後者は防府読売マラソンの遠征では欠かせない楽しみの一つである。
 アルコールをかなり摂ったこともあって、ホテルに戻ってベッドに横になったらウトウトしてしまった。そのまま寝過ごすと風邪を引くのではと心配したが、幸い22時過ぎには目が覚め、風邪の兆しはなかった。そこからお風呂で体を温め、ストレッチを長めに行って、0時には就寝。窓からは、曇り空の防府市街の夜景がはっきりと見えた。

 大会当日編に続く

 2008.6.3 はやと丸

スレッド表示



ログイン
ユーザ名 または e-mail:

パスワード:

ユーザ名とパスワードを記憶

パスワード紛失

新規登録

ホーム -  frunからのお知らせ -  frun談話室 -  frunカレンダー -  当サイトについて -  お問い合わせ
Powered by XOOPS Cube 2.0 ©2005-2006 The XOOPS Project
Theme Designed by OCEAN-NET